テルミンを、とうとう買ってしまいました!
といっても、この大人の科学マガジン VOL.17の付録なんですがw
楽器としてみると、B級もB級、ほぼおもちゃみたいなヤツですが、これがなかなかおもしろいんです。
では、いってみましょう!
大人の科学マガジン VOL.17付録 テルミン
こちらが、そのテルミンです。テルミン博士が演奏している写真として、最も有名な形のものを模したものですね。微妙に譜面台っぽくなっていて、マガジンについているミニ楽譜を置くことができます。
これはキットとなっていて、ドライバー一つで組み立てられます。後ろ側にスピーカーが付いていて、音が鳴るんですが、私はエフェクトをかけたり、録音したりしたかったので・・・
こんな感じで、アウトプットジャックを付けてみました。元々改造前のフェンジャパストラトについていたもので、このテルミンのパーツとしてはもしかすると最も高価だったりするかもしれませんw
写真では綺麗に見えますが、穴あけには錐を使っていて、だいぶガタガタになってしまいました。見えないからいいんですがw
スピーカーも鳴らせるように配線することも可能なんですが、どうせ内臓のスピーカーは使わないので、私のテルミンはスピーカーが付いていません。
回路は非常に単純で、2つの発振回路(ファズフェイスそっくり!w)をOPAMP?でつないでミキシングしているだけです。
このテルミンで最も重要なのが、この手前にある2つのトリムポットです。これはそれぞれ2つの発振回路に一つづつついているんですが、これを使ってチューニングを行います。
ちなみに、テルミンのアンテナに手を近づけることの効果ですが・・・実は可変抵抗ならぬ、可変コンデンサなんですね。手とアンテナの距離がコンデンサの容量となります。「チューニング棒」として、このトリマに合ったプラスチック製のマイナスドライバーが1本付属しています。
テルミンのチューニングは、「音程の調整」ではなく、ある程度手をはなすと音が出なくなり、近づけると音がだんだん高くなっていくようにすることです。これがなかなかシビアで、ちょっと失敗すると常時発振が鳴り止まないような状態になってしまいます。
では、レビューしてみますね。
- 操作性
すごくシビアで、コントロールは大変難しいです。でも、いろいろとおもしろいことはできそうです。
- サウンドレポート
サンプルサウンド
テルミンを使ったサンプルです。後にAR20DLをかけています。
最初と最後の、「テレビが壊れたような音」は、アンテナを完全につかんでしまったときの音です。今日は12/24ということで、ちょっとそれっぽいものを演奏してみたつもりなんですが、とてもじゃありませんが上手くいきませんでした。
これで音程を自在に操るにはもっと練習が必要だと思います。かなり繊細な指先のコントロールが要求されます。
音は・・・ファズファクの発振みたいな音ですねw
というわけで、大人の科学マガジン VOL.17の付録でついてきたテルミンのレビューでした。
これはいろいろとおもしろいと思います!作るのも、スピーカーを内臓したタイプなら、10〜20分程度で簡単に作れてしまいますので、是非一度試してみてください。遊べますよ!