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Z.Vex Ringtone


やってしまいましたw
以前、きになるシリーズでもご紹介した、Z.VEX Ringtoneを、ついに買ってしまいました。うちにあるエフェクターの中で、圧倒的に高価なペダルですが・・・なんというか、このペダルは本当におかしいですw
では、いってみましょう!

Z.VEX Ringtone


こちらが、そのRingtone、2007年仕様です。なぜあえて07年仕様というかというと、大きな変更があったのです。まずそれについて書きますと、以前のリングトーンは、STEPモードとRUNモードの2モードで、シーケンサーモード時にフットスイッチでランダムにできるようになっていました。
最新バージョンでは、この部分に大きな変更が加えられ、「シーケンサー」「ランダム」「ステップ」の3モードとなり、ステップモード時の操作性は変わりませんが、左側のフットスイッチが、他の2つのモードではタップテンポに変更されています。

タップテンポに変更され、「RANDOM/STEP」から「TAP/STEP」と表示が変更された。

「R/S」の2モードだったスイッチが、「SEQ、RND、STP」の3モードに変更された。
・・・と、このように、見た目ですぐに仕様が分かりますので、ご購入を考えておられる際にはご注意ください。
さて、リングトーンです。8段シーケンサとリングモジュレータを組み合わせるというとんでもないペダルですね。ちなみに「Ringtone」とは「着メロ」の意味を表す英語でもありまして、左右にケータイがペイントされているのは、実はかなりシャレが効いてるんですね。
Z.VEXの一部のペダルには、台湾で基板を製作し、ペイントを簡略化した「Vexter Series」というのがありますが、このRingtoneにはVexterはありません。なのでこのペダルも、ハンドペインテッドとなります。表面を触ると、ペイントされている部分の塗装が盛り上がっているのがよく分かります。
では、これだけの機能をこのMXRサイズに詰め込んだということで、きになる中身を見てみましょう。

これは・・・驚異的な詰め込み方ですね。二つのフットスイッチの間にある基板は両面実装で、抵抗等は場所をできるだけとらないチップが用いられています。TAPテンポではない旧版では、たしか普通の抵抗が使われていましたが、TAPになって場所が足りなくなったのかもしれませんね。

ON/OFFスイッチは完全に基板に固定されます。トリムポットはミックスコントロールです。リングモジュレータとは、入力音と内部回路の発振音を掛けあわせることで、二つの周波数の和と差を出し、それをミキシングするものですので、そこのコントロールだと考えていいと思います。

こちらがタップ/ステップスイッチです。3PDTスイッチを使う意味が分かりませんが・・・おそらく大量に仕入れているので、別にDPDTとかを仕入れるよりもこちらの方が安上がりなんでしょうね。


ポットの辺りにある、メイン回路です。こうしてみると、ずらっと並んだポットの威圧感がすごいですね。どこかの工場みたいですw
抵抗等にはチップを使っていても、コンデンサは独特の銀色のものを使っていたりします。この辺はある程度こだわりがあるのかもしれません。
各コントロールですが、3モードスイッチは先ほど述べたとおり、シーケンス、ランダム、ステップのモードとなっています。その右側にあるのがスピードコントロールで、タップテンポでもコントロールできますが、こちらでも速さを決めることができます。通常と逆回しで、左にまわすほど速くなります。その隣から8つ並んだのがシーケンサごとのリングモジュレータコントローラとなり、左に回すとリングモジュレータ度っていうんですかね?音の変化というか、それが強くなり、右に回すほど少なくなります。右に回しきると、トレモロかヴィブラートのようなサウンドになります。
では、レビューいきますか。

  • 操作性

これだけ変なペダルでありながら、操作性は非常にいい、といえます。扱いやすいというか、分かりやすいですね。一つ問題点があるとすれば、タップテンポに3PDTスイッチを使っているので、「速いテンポ」を設定したいときにはSPDノブをつかわないと厳しいです。フジソク以外の3PDTスイッチって、基本的に硬いんですよね・・・。

  • サウンドレポート

では、音を・・・ここから使うサンプルサウンドのセッティングは、シーケンサは全て同じセッティングになります。一番左のシーケンサは右に回しきったもの、いわゆるフルテン、そして右のシーケンサにうつるほどだんだん左回しになっていき、一番右のシーケンサが最も左に回した、いわゆる「0」の位置というように設定しています。

サンプル1

まずは、シーケンサのツマミによってどう音が変わるか見ていただきたいと思います。STEPモードで、先ほどのように設定したシーケンサを順に動かしています。OFF→シーケンサ1(一番左)、2、3、・・・・、8(一番右)、OFF、というように弾いています。右まで回しきった状態のトレモロっぽいサウンドから、リングモジュレータらしい音程感のないサウンドまで作れることがお分かりいただけるか、と思います。

サンプル2

つぎはシーケンサモードにして、これを動かしてみましょう。まず、テンポをアルペジオの1音ずつにあわせて動かした後、SPDツマミで最速にした音、そしてその状態でタップテンポを使ってもう一度1音ずつの速度に合わせた、というやりかたをしています。

サンプル3

そして、極悪のランダムモードです。1音ずつのスピードに設定したものと、最速に設定したものの2種類です。
私はあまりリングモジュレータに詳しくないんですが、このRingtoneの音は、ZVEXらしく非常に太い音を出しているそうです。これは多くの評価で見かけることですし、また、たしかに「しっかりと」エフェクトがかかっていて、ON時とOFF時で音が引っ込んだりすることもないように思います。
使いどころはだいぶ限られてしまいますが・・・そうとう「おかしな」エフェクトであり、独特でおもしろいペダルだと思います。これは正直、使っていて楽しいですw
 
というわけで、ZOOM G2等のマルチエフェクターに入っているタイプしか触ったことがありませんでしたが、こんな、シーケンサがついているというのはのは初めてで、Ringtoneが出たころからおもしろそうだ、と思っていました。これはものすごく気に入っています。
正直言って、高価で、とてもじゃないですが「売れる」ペダルではありませんし、あまり「オススメ」といえるものではありませんが・・・この音が欲しいならこれしかない、といえるタイプのペダルであることもまた、確かですね。Moogのように細かい設定ができるタイプともまた違いますし、本当に独創的だと思います。



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