Fender USAの「Classic Player Series」、いわゆるフェンダーメキシコと言われる、メキシコ、エンセナダ工場にて製作されるシリーズに、「ジャガースペシャル」と「ジャズマスタースペシャル」が登場しました。
さっそく詳細を見てみたいと思います。では、いってみましょう！
Fender Classic Player Jaguar Spacial
まずはJaguar Specialから見てみましょう。2種類4色のラインナップとなるようですが、違いはPUとそれによるコントロールのちょっとした違いだけで基本的な仕様は変わりません。
アルダーボディ、メイプルCシェイプネック（ラッカーフィニッシュ）、ローズ指板、22F（ミディアムジャンボ）で、トレモロロックボタンのついたフローティングトレモロテイルピースの「Adjusto-Matic」というブリッジを搭載します。
コントロールとPUですが、まず普通の「Jaguar Special」モデルは「Special Design Hot Jaguar Single-Coil Pickup」というシングルPUが2つ搭載されます。コントロールは、まず「リードサーキット」コントロールは、2ポジションのトーンスイッチと、Volume、Toneコントロール。「リズムサーキット」コントロールがVolume、Toneとサーキットセレクター、つまりリズムとリードのコントロールどちらを有効にするか、というもので、PUセレクターが各PUのON/OFFスイッチとマスターキルスイッチになるようです。ややこしい･･･。
そして「Jaguar Special HH」が、「Enforcer Humbucking Pickup」というハムバッカーを2機搭載するタイプで、コントロールはマスターVol、マスタートーンと、各PUのON/OFF+ローカット、そしてレスポールのPUセレクターのところにあるのが、サーキットセレクターと各PUのハム/シングルのブレンドスイッチとなります。
ボディがポリで、ネックがラッカーってのも面白いですね。なにかネックポケットに工夫があるそうで、サスティンが向上しているそうです。
P-90スタイルの「Special Design Hot Jazzmaster Single-Coil Pickup」を2機搭載し、さきほどのJaguar Specialと同様の「Adjusto-Matic」ブリッジが付けられています。コントロールは、3WayのPUセレクターとVolume、Toneがリードとリズムサーキットそれぞれに付けられています。リードサーキットは一般的なギターコントロールがある部分、リズムサーキットはレスポールのPUセレクターがある部分ですね。そして、リズムサーキット側にサーキットセレクターがあります。これにより、たとえば瞬時にプリセットしたヴォリュームとトーンが切り替えられる、というわけですね。
しかし、黒のジャズマスってかっこいいですねw
というわけで、今回はFender Classic Player Seriesに登場した、「Jaguar Special」「Jaguar Special HH」「Jazzmaster Special」を見てみました。メキシコ製のストラトやテレキャスはすごく安かったんですが、こちらはそこまで激安、というわけでもないかもしれませんね。出たばかりだからかもしれませんが･･･。まぁでも、USAの方だとさらに高くなってしまうので、このあたりが妥当なのかもしれません。
