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KORG Pitchblack+ 〜Effector Book Vol.1 関連企画 第三弾〜

The Effector Book Vol.1関連企画、第三弾では、KORG Pitchblack+を取り上げたいと思います。
Effector Bookの「NEW PRODUCTS REVIEW」というところで、3機種ほどお借りしましてレビューを書かせていただいたんですが、特にこのPitchblack+は、文字数の制約などもあり、どうしても書ききれなかったりするところもあったりします。また実際に使ってみるまではちょっと誤解していたようなところもありまして、使ってみて「これは!」というものがあったので、こちらで試奏レポートという形で書かせていただきますね。
では、いってみましょう!

KORG Pitchblack+

KORG Pitchblack+
Pitchblack+です。現時点でKORGのフラッグシップチューナーということになるでしょうか。今年の3月に発売されたPitchblackに続く形で、上位機種として6月に発売されました。先に発売されたPitchblackが衝撃的だったという点と、続いての発売とはいえかなり間があいたこともあり、さほど大きな話題とはならなかったように思います。
「+」と名前についていることからも、Pitchblackの多機能版であることが分かりますが、まずはまずはあらためて、PitchblackとPitchblack+の機能について簡単に書いてみたいと思います。

  • Pitchblackの特徴

Pitchblack

  1. 小型な筐体
  2. 平面発光で見やすいLEDメーター
  3. トゥルーバイパス(ラッチングリレー方式?)
  4. アダプタ分岐による簡易パワーサプライ機能
  5. ±1セントの精度

という感じでしょうか。Pitchblackは、おそらく私は初期ロットのものを購入しましたが、使い勝手等に文句は全くありません。唯一謎だったのが、アダプタ分岐の機能があるにもかかわらず、分岐ケーブルが付属していなかったという点くらいでしょうか。
では、これが+になって変わった点はといいますと・・・

  • PitchblackからPitchblack+への変更点

Pitchblack+

  1. 筐体の大型化(といってもDT-10とあまり変わりません)
  2. メインとサブの平面発光LEDメーターを搭載
  3. 2系統のINPUTを搭載
  4. ±0.1セントの高精度
  5. 変則チューニングに対応

といった点になります。Pitchblack+には、ちゃんとアダプタの分岐ケーブルが付属していました。もしかしたら今は普通のPitchblackにも付属しているかも知れませんね。
さて、これらの特徴なのですが、筐体の大型化や、2本のギターを接続できる2INPUT仕様、また±0.1セントの高精度という点が、ある意味使いにくい、または使わないのではないかという評価を聞きました。変則チューニングも、Pitchblack自体クロマチックですので別にできないということもありませんでしたね。特に±0.1セントの精度については、ステージ上だとそんなに高い精度はいらない、という意見をいろいろな場所で多く見ました。それは間違いないと思います。
では、「どうしてもPitchblack+の機能が必要」という場合以外に、Pitchblack+を積極的に選ぶ理由があるのでしょうか。レポートしてみます。

チューナーですので、いつものレポートのようにセッティングとサウンドレポートは特に必要なさそうですね。今回は、ギター2本を使っていろいろと試してみました。
基本的な接続や操作性については、Pitchblackとほぼ変わりません。特に迷うこともなく簡単に使うことが出来ます。見た目は、+の方が高級感があるように思いました。左側のフットスイッチでON/OFFを、右側でINPUT AとBの切替を行うのですが、このINPUTを示すLEDがとてもきれいです。PitchblackシリーズのLEDは、メーター、ON/OFF表示、INPUT表示全てがとにかく見やすいですね。
変則チューニングは、ユーザープリセットを作ることができますし、単純に○音下げや、ドロップ○チューニング等に固定する場合はともかく、曲ごとにがんがん変えていくタイプのプレイヤーさんには、Pitchblack+の機能は、これほど便利な物はないと思われるのではないでしょうか。
さて、特筆したいのは「LEDメーター」です。LEDメーターはいくつかの表示モードがあります。Pitchblackにも搭載されていたメーター、フルストロボ、ハーフストロボ、ミラーの4種類に加えて、フォーカス1とフォーカス2のモードが加わっています。Pitchblack+ではデフォルトセッティングがフォーカス1モードとなっていました。
このデフォルトのフォーカス1モードは、メインディスプレイが通常のメーターとなり、サブディスプレイがフルストロボで表示されるものとなっていまして、メインとサブで精度を変えてあります。メインディスプレイは、おそらく一般的な±1セント程度の精度で表示され、サブディスプレイではPitchblack+ならではの±0.1セントの高精度で表示されるようになっています。実際にこのモードを使ってみると、あまりの使いやすさにびっくりしました。おおまかにチューニングを合わせたあとに微調整ができるというのがこれほど分かりやすいとは、という感じです。
LEDメーター自体も大型筐体を生かして大きくなっていますし、精度を変えてあるのでメインディスプレイだけを見ればPitchblack同様、ステージでも使えるチューナーとなります。もちろん、レコーディング時にはサブディスプレイまでしっかり合わせれば対応します。
フォーカス2モードも、基本的にはフォーカス1と同じで、メインディスプレイが±1セント程度の精度を持つフルストロボ表示となります。
正直言いまして、このディスプレイの使い勝手を知ってしまうと、出た当時衝撃的だった普通のPitchblackが色あせてしまいそうになりますね。もちろん、+は価格も高くなっていますし、普通のPitchblackよりも大きいので、ボードがギリギリという方にはオススメできないかもしれません。ですが、予算に余裕があり、ボードにも置くスペースがあるのなら、Pitchblack+を検討されることをすすめたいと思います。Peterson Strobo Stomp 2のような、さらに高級機種もありますが、練習やレコーディングからステージまで、どんな場面でもストレスなくチューニングが出来るという点では、現時点ではPitchblack+に勝る機種はない、と言っても過言ではないと思います。
私もPitchblack+を機能だけで見て、使う場面が限定されるのではないかと思っていたのですが・・・使ってみるとすごさがわかりました。チューナーは、あまり「試奏する」ってことがないと思いますが、Pitchblack+は是非とも一度試してみて欲しいです。機能的なチューナーはたくさんありますが、使いやすさはこのPitchblack+が頭一つ抜け出していると思います。ラックチューナーよりも使いやすいかもしれません。



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