21年という長い間、ほとんど変わることなく作られてきたGuyatone、Microシリーズの人気機種4種が、かなり大きな変更を加えられてリリースされました。The Effector Book Vol.1でも詳しく書かれていますので、関連企画とさせていただきます。
今回は、Mighty Microシリーズ自体のご紹介ということで、各モデルごとのご紹介は実際に発売されたときとさせていただき、まずは何がどう変わったのかについて書いてみたいと思います。ちなみに、今月中に上の写真に載っている4機種が発売され、さらに11月、12月と4機種ずつ追加される予定となっているようです。
では、見てみましょう。
Guyatone Mighty Micro Series
こちらが、新しいMighty Micro Seriesの筐体となります。公式サイトの画像を使わせていただいてるので、もしかしたら画像の変更、差し替えがあるかもしれません。
さて、上の写真に載っている部分、Mighty Micro Seriesの特徴が集約されていますので、各部がどうなっているのか書いてみたいと思います。
- ストンプガード
ペダルの中央に張り出す、「取っ手」のような部分ですね。役割はもちろん、フットスイッチ操作時等にコントロールや切替スイッチを動かさないための装備となります。かなり手前についているように見えますが、実は2本のネジで固定されていて、そのネジは上部のツマミと、真ん中の切替スイッチの間になるように設計されています。そして、上下を逆にして取り付けることでこのストンプガードをもっとペダルの上側にもってくることも出来るようになっています。もちろん、とりはずしておくこともできます。 - インディケーター
いわゆるON/OFFを表示するLEDですね。モデルごとにあわせたカラーのLEDを使うことで、暗いところでも何のペダルがONになっているか一目で分かるという工夫がなされているようです。 - ペダルスイッチ
フットスイッチです。Mighty Micro Seriesでは、全てがトゥルーバイパスに統一されるようですね。Guyatoneって、フットスイッチも自社製だったんですね~。また、フットスイッチを固定するときのワッシャーが蓄光タイプとなっているので、OFF時に暗いステージ上でも、フットスイッチの場所が分かるようになっています。 - スマートスクリュー
電池ボックスの蓋を開けるためのコインネジです。これはおそらくバネか何かを使っているんだと思いますが、ネジを完全に取らなくても蓋が開くようになっているそうです。手でまわして空けることもできるようですね。BOSSの銀ネジみたいな感じでしょうか。Microシリーズが、ゴムをはずして裏蓋を開け、電池交換する必要があったのに比べると、非常にやりやすい形となっていますね。 - ロードスコープ
面白い発想の機能です。電池ボックスの蓋に小窓がついていて、電池が入っているかいないかを確認できるというものです。アダプタで使われる際にはあまり関係ないかもしれませんが、電池を使われる方は重宝しそうですね。
また、きになる大きさは、以前のMicroシリーズの底面・・・つまりゴム足まで含めた部分ですね。それと同じ大きさとなっているそうです。なのでMicroシリーズと並べると、一回り大きく感じるかも知れませんが、実はボードに置くとき必要な面積は同じなんですね。IN/OUTのジャックのでっぱりをMicroシリーズよりも少なくしているそうですので、実はボード装着時に占める面積は小さくなっているかもしれません。
筐体は電池ボックスを除いてアルミ製となっているようです。また、発売されるエフェクトはMicroシリーズのラインナップにあったもの、ということになるんですが、基本的な音は変わらないものの、機能が強化されているとのことです。
このMighty Micro Seriesの製品開発には、HaoでRust DriverやSole Pressureといった名機を開発したエンジニアの方も関わっているらしい、とのことです。Toshi 鳥居さんという方なんですが、Guyatoneに移籍(?)されてからもその独特の感性と使いやすさを意識した製品を開発されています。Guyatone、今後の動向もチェックですね。