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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Rockbox Boiling Point 〜エフェクト世界紀行 Vol.24


久々に、お借りしたエフェクターをレビューさせていただくシリーズ、やってみます。今回は岐阜県にも店舗を構えておられる楽器店さん、Ksound 楽天市場 SHOPさんよりお借りしたエフェクターをレビューさせていただきます。
何をお借りしたかというと・・・「Rockbox Boiling Point」です。マーブルペイントで3モード切替式のオーバードライブペダルですね。
KsoundさんがRockboxの代理店、ZENBU Japanさんに声を掛けてくださり、ZENBUさんお持ちの試奏用サンプルをお借りさせていただきました。本当にありがとうございます!
それでは早速、レビューいってみましょう!

Rockbox Boiling Point


こちらが、そのBoiling Pointです。Gain、Tone、Driveコントロールと、3モードのクリッピング切替スイッチに加え、Bass Boostスイッチが搭載されています。右側がクリッピング、左側がベースブーストスイッチです。
クリッピング切替スイッチは、上ポジションがダイオード4つを使った対称クリッピング(プレキシモード)、中央がクリッピングなし(クリーンブーストモード)、下ポジションが非対称クリッピングと書かれていますが、LEDクリッピング(オーバードライブモード)となっています。ベースブーストスイッチは、下ポジションがOFF(通常モード)で、上ポジションにすると低域がブーストされるという仕組みになっています。

借り物ですのであまりアップの画像は避けますが・・・内部はこんな感じです。ほとんどの部分で青い金属皮膜抵抗が使われていますが、一部だけ茶色いカーボンソリッド抵抗を採用しているところがいいですね。Opampも、JRC4558ではないものが使われています。ただのコピー品ではなく、ちゃんと音を聴いてバランスを考えて作られているように思います。

では、レビュー・・・の前に

友情出演のLandgraff Dynamic Overdriveです。2007年製、シリアルは4ケタ。Made For Blues Angel(いわゆる直輸入品)のモデルです。
Rockbox Boiling Pontは、「マーブルペイント」「クリッピング切替」「TS系回路」のオーバードライブということで、この元祖でもあるLandgraff Dynamic Overdriveとの比較は避けて通れない道だと思います。ただし、パクりだとかコピーだとか、似ている似ていない、どっちが良い悪いといった議論は全く何の意味もありません。単純に同じ「特徴」を持ったペダルということで、比較用に使ってみました。どちらも紫系カラーなのは単なる偶然ですww

それでは、Rockbox Boiling Pontのレビューいってみましょう!

  • 操作性

ペダルの各ノブ/スイッチに全く何の名称もないので、特に切替スイッチについては店頭試奏をされる際にはあらかじめどのポジションがどこか知っておくと良いかもしれません。もちろん説明書を読めば書いてありますw
ノブの配置は、右側がDrive、中央がTone、左側がLevelとなっています。Driveコントロールノブは連続可変ではなく、Landgraffと同様の、10段階のロータリースイッチのようなタイプが使われています。これは驚きでした。
クリッピング切替えと、ベースブーストスイッチの位置さえ理解すれば、あとは何ら難しいことはなく、非常に扱いやすいペダルだと思います。

  • サウンドレポート

では、音を。まずはサンプルを録ってみました。セッティングはいつも通り、ストラトとGVA Customです。すべてリアPU、Volumeフルで録りました。
サンプルサウンドはRockboxとLandgraffの比較という形になっています。どちらのペダルも、Tone/Driveコントロールが12時で、Volumeコントロールは同等の音量になるよう設定してあります。
各音源はRockbox Boiling Pont(ベースブーストOFF)→Landgraff Dynamic Overdrive→Rockbox Boiling Pont(ベースブーストON)の順に弾いています。

サンプル3(対称クリッピング)
Download

サウンドによる比較はこんな感じです。「似てる」「全然違う」・・・感じ方はそれぞれかと思いますが、全体的にレンジが広いのはRockboxですね。対してLandgraffは独特なコンプレッションゆえか、弱めのピッキングをしたときの倍音の出方で少し立体感があるように思います。
そして、最も大きな違いは「音量」ですね。特にLEDクリッピング時の音量です。Rockboxは、やろうと思えばものすごく音量を増幅させることができます。特にLEDクリッピングのサンプルでは、実はLandgraffのVolumeはフルになっているのですが、Rockboxは11時くらい・・・それでもRockboxの方が音量が大きいくらいです。クリッピング切替え時の音量差も、Landgraffはかなり大きいのですが、Rockboxではあまり感じませんでした。これはとても良いことだと思います。
そして、ベースブーストスイッチですが、このスイッチの効きは非常にバランスが良くて、効き過ぎることなく、的確に、絶妙にローを強調してくれますね。今回はストラトのリアPUを使ったので、ベースブースト時の方がはっきりとしたサウンドになっているのではないかと思います。
さて、こうして並べて聴くと細かい違いも分かりやすいと思いますが・・・基本的にこの2つのペダルの目指す方向性は同じだと考えて良いのではないかと思います。どちらも派手で華のある、きらびやかなサウンドを作り出すペダルですね。
個人的な感想としては・・・使うシチュエーションによって使い分けをしたいペダルだと思いました。レンジが広めのRockboxは、ポップ系のバンドサウンドではおそらく、主張の激しいLandgraffよりもヴォーカルを邪魔しない音色を作り出すことができると思います。逆にブルースやハードロック系の、ギターサウンドを全面に出すような楽曲では、Landgraffの方が相性が良いのではないかと思いました。
もちろん、内部基板への組み込みの違いなどを見ると、この2機種に価格差があるのは当然かと思いますが、出音に関して言えば、品質に違いはあまり無いレベルではないかと思います。もし迷っておられる方がおられたら、どっちが良いとは明確に言えないと思いますので、好みで選んで欲しいですね。私は・・・どちらも良いと思うので、Rockboxも欲しくなりましたw

最後にオマケ音源を・・・

Rockbox Plexi Mode(対称クリッピング)+ Landgraff Marshall Mode(LEDクリッピング)
Download

両方ONにしてみましたw
この音を聴いたら、細かい違いなんてどうでもよくなってしまいましたw

改めて、貴重なペダルを貸してくださった、Ksound 楽天市場 SHOPさん、ZENBU Japanさん、ありがとうございました!



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