タイ王国から、新しいエフェクターブランドが日本に入ってきました。
「MAXZ Custom Pedals(マグズ・カスタム・ペダル)」というブランドで、5種類のペダルが入って来ているようです。タイ王国といえば、WARZY DRIVEでおなじみのShark Effect、BBlue Overdrive Proなどを作るPedal Tankといったブランドが入って来ています。そしてこのMAXZ、共通するのは、大量生産タイプではないものばかり、というところでしょうか。おもしろいです。
タイは今記録的な洪水が起こっています。がんばってほしいです。
では、5種類のモデルを見てみましょう。
MAXZ Custom Pedals MZ-4 Overdrive
オーバードライブ MAXZ Custom Pedals MZ-4 Overdrive |
コントロールはVol A、Vol B、BODY、Gain A、Gain B。BODYはミッドレンジのコントロールとのことです。BODYノブは両チャンネル共通のコントロールです。
MAXZ Custom Pedals MZ-2 Double Boost
ブースター MAXZ Custom Pedals MZ-2 Double Boost |
LevelコントロールとGainを切り替える2モードのトグルスイッチが付いています。電池駆動はできないようです。
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MAXZ Custom Pedals Vintage Delay
ディレイ MAXZ Custom Pedals Vintage Delay |
PT2399ディレイチップを用いたディレイペダルです。「デジタルでアナログディレイサウンド」とか「デジタルチップとアナログ回路の融合」といった謳い文句の、ハンドメイド系ディレイペダルはたいていこのチップが使われています。(もちろんそうでないものもあります。)チップ自体にAD/DAコンバータも内蔵していて、それ自体でデジタル回路が完結するので、デジタルとアナログのハイブリッド等といった書かれ方をするんですね。
PT2399は確かに、アナログディレイに近いサウンドのディレイが作りやすいらしく、また回路設計によって全く音が変わってくるため、非常に優秀なペダルや個性的なモデルがたくさんあります。「PT2399ディレイ」というジャンルがあってもおかしくないくらい、様々なバリエーションのモデルが作られています。このディレイも試してみたいです。
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MAXZ Custom Rainbow Tremolo
トレモロ MAXZ Custom Rainbow Tremolo |
サイケデリックなカラーが特徴的ですね。Brightは音の明るさを調整するコントロールです。DEPTはDepthですね。
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MAXZ Custom Cabinet Simulator
キャビネットシミュレーター MAXZ Custom Cabinet Simulator |
プリアンプから接続して、ラインで音を出す際などに使えるモデルとなっています。コントロールはInputとAxis。Inputはインプットセンシティビティのコントロールです。Axisは、軸という意味の言葉ですが、右に回せば音に張りが出て、左に回すと柔らかくなる、という感じのコントロールです。
入出力端子は、まずSP IN。これはLine Inですね。SP THURUは、このモデルを使ってラインで出力しつつ、スピーカーからも音を出したい時に使います。出力端子はXLRです。
本体は電池駆動はできませんが、9〜25VDCのアダプタ、もしくはXLR端子を使ってのPhantom電源でも動作するようです。
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とりあえずはこんな感じでしょうか。このブランド、まだ他にラインナップを持っているので、今後また入ってくるのではないかと思います。そのときにはまたご紹介しますね。
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