Providenceのカスタムショップとして活動し、現在は独立を果たしたFree the Toneから、Provicence時代のモデルをアレンジしたペダルが登場です。
今回は「SOV-2 Overdrive」「Quad-Arrow Distortion」「BASS BLASTER」が登場。これでFree the Toneが独立の際、予定されていたモデルが全て出揃う形となりました。
それぞれ見てみましょう!
Free the Tone SOV-2 Overdrive
Free The Tone SOV-2/OVERDRIVE |
Providence STAMPEDE OD SOV-2の開発原型となるモデル、ということですね。
3つのLevel、Tone、Driveコントロールを搭載。シンプルなモデルです。基本的にはStampede OD同様チューブライクなサウンドを作り出すモデルで、特にチューブアンプとの相性の良いペダルです。ローミッドを中心としたトーンのアレンジが加えられ、アンサンブルの中でもより存在感の強いサウンドとされています。
また、このモデルは電源関係に強いこだわりがあり、高性能のDC-DCコンバータを用いた新設計の回路で、かつての大型でAC駆動のSOV-1と同様の±15V駆動をDC駆動で実現したということです。新設計の電源ノイズフィルタ回路も搭載されているとのことです。駆動自体は9Vアダプタや9V電池でOKです。
サンプルムービー
Providence Stampede OD SOV-2のサンプルムービー
こうして比べると、たしかにローミッドの強さが増している感じはしますね。太くて存在感のある音という感じです。
Free the Tone Quad-Arrow Distortion
Free The Tone Quad Arrow Distortion |
コントロールはLevel、Bass、Treble、Gain。どんなアンプでも「ギターのボリュームを絞ればクリーンやクランチに、ボリュームを上げればディストーションサウンドに、それでいてサウンドが重過ぎず明るいディストーション」を作ることのできるエフェクター、というコンセプトで開発されたモデルです。
電源まわりは先ほどのSOV-2 Overdriveと同じ回路を採用。
元々のProvidenceモデルではトレブルが強めのアレンジとなっていたようですが、こちらはEQセクションを調整してローを強め、よりアンプを選ばない音作りが可能となったモデルということです。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
これは良さそうですね。気持ち良い音が出るペダルって感じがします。
Free the Tone BASS BLASTER
ラストはこちら。Providence Bass Blasterを元にしたベース用のオーバードライブです。
Providence時代はカスタムオーダーのみの製作だったようで、TUBEのベーシスト、角野秀行氏のアイディアから始まったモデルということです。
ベース単体で聞くと歪んでいるけれど、アンサンブルで聞くと歪んでいないように聞こえるサウンドを作り出すというペダルということです。
電源はSOV-2やQuad Arrowと同じ±15V駆動の電源を採用。Level、Bass、Treble、Gainコントロールとなっています。
サンプルムービー
Free the Toneのペダルはどれも面白そうで、まだなかなかお店でも見かけないですが1度弾いてみたいですね。
人気blogランキングへ