Matchless、Rivera、FryetteそしてBogner・・・ここ最近、大手高級アンプメーカーのエフェクター参入が増えつつあります。
アンプサウンドを知り尽くしたアンプメーカーならではの視点で作られるエフェクトは、実際に触ってみるとそれぞれ特有の個性を持ちながら、やはりアンプサウンドを意識させることが多く、非常にクオリティが高いペダルが多いのも特徴的です。
さて、世界的に有名なモダンアンプブランド、Mesa/Boogieから、新たなエフェクターが登場です!
Mesa/Boogieは、かつて「V-Twin」というペダル型プリアンプを製作していたこともあり、最近はMini Rectifierのような小型アンプも製作したりしていて、基本的に「硬い」イメージのあるアンプメーカーの中では柔軟なラインナップを持っています。
今回新しく登場したモデルはプリアンプではなく明確な「コンパクトエフェクター」。ついにメサのサウンドをエフェクターで作ることが出来るようになる、ということでしょうか。それぞれ見てみましょう。
Mesa/Boogie TONE-BURST
【エフェクター】Mesa/Boogie TONE-BURST [Boost/Overdrive] 【12月中旬入荷予定】 |
コントロールはLevel、Gain、Bass、Treble。2バンドEQを搭載したタイプのモデルですね。一般的なコンパクトサイズとなっています。
ペダルの特性は、クリーンブーストから軽いクリッピングをするドライブサウンドまでカバーするということで、またブギーらしい強力なEQセクションが特徴とのことです。例えばシングルコイルでハムバッカーのような音を作るブースター、といった使い方も可能ということですね。
最大+20dBまでのブーストが可能で、EQはブースト/カット対応のアクティブEQを搭載。アダプタ、または9V電池で動作する一般的なエフェクターのスタイルとなっています。
サンプルムービー(公式サイト)
Mesa/Boogie FLUX-DRIVE
【エフェクター】Mesa/Boogie FLUX-DRIVE [Overdrive] 【12月中旬入荷予定】 |
Tone-Burst同様のLevel、Gain、Bass、Trebleコントロールを搭載したオーバードライブペダルですね。
倍音豊かな歪みが特徴で、クランチ以上の幅広いドライブサウンドを作り出すことの出来るペダルとのことです。Levelコントロールは+20dBまでのブーストが可能。EQはもちろんアクティブEQとなっています。非常に幅広いゲイン設定に対応していて、「完全なプリアンプ」として使うことも出来るということですね。9Vアダプタ、または9V電池で駆動します。
サンプルムービー(公式サイト)
Mesa/Boogie GRID SLAMMER
【エフェクター】Mesa/Boogie GRID SLAMMER [Overdrive] 【12月中旬入荷予定】 |
この「Grid Slammer」はLevel、Tone、Gainコントロールを搭載したスタンダードなオーバードライブペダルです。
軽く歪む程度のクランチからスタンダードなドライブサウンドまだカバーするペダルで、ミッドレンジを強調したクラシックなスタイルが特徴。ヴィンテージなドライブサウンドを作り出すということです。Toneコントロールはハイレンジの調整ということで、こちらもスタンダードです。回路がどういうタイプかは分かりませんが、ペダル側面がグリーンなのはもしかするとスタンダードなオーバードライブを意識してのことかもしれませんね。+20dBまでのブースト可能なLevelコントロールを搭載。アダプタ、または電池での駆動に対応しています。
サンプルムービー(公式サイト)
Mesa/Boogie THROTTLE BOX
【エフェクター】Mesa/Boogie THROTTLE BOX [Distortion] 【12月中旬入荷予定】 |
コントロールはLevel、Gain、Mid Cut、Tone、およびHI/LOの切替スイッチを搭載。
楽器の持つ有機的なサウンドを保持しながら、全てのジャンルのロックに対応できる幅広い歪みを作ることが出来るペダル、ということです。基本的にハイゲインサウンドを得意とするペダルですが、LOモードにすることでローゲインな歪みも作ることが出来、ブルースやクラシックロックなサウンドにも対応。そしてMid Cutコントロールは、ブギー特有の「Vカーブ」を持ったEQとなっていて、ブギーのアンプのようなモダンハイゲイン向けのヘヴィなサウンドを作ることができるということです。
また、内部にはEQ-Boostスイッチを搭載していて、より幅広い音作りにも対応するとのこと。+20dBまでのブースト可能なLevelコントロール、ハイレンジを調整するToneコントロールとなっていて、アダプタ、または電池での駆動が可能となっています。
サンプルムービー(公式サイト)
全モデルトゥルーバイパスで、アメリカ、カリフォルニアにてハンドメイドで製作されているということですね。
もう少し情報が出てきたらまた改めてご紹介したいと思います。それにしてもこれは楽しみですね。どれも面白そうですが、個人的にはやはりThrottle Boxが特にきになります。
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