 【エレキギター】Gibson Les Paul Studio Limited (Fire Burst) 【12月入荷予定】 |
現在はFirebird X
今回新しく登場したのは「Gibson Les Paul Studio Limited
」のStudioバージョンという位置づけとなるモデルのようですね。ボディはメイプルトップ、マホガニーバックのチェンバードボディ。60sスリムテーパーのマホガニーネックに、グラナディロ指板22F仕様となっています。2008Standardモデルを受け継ぐチェンバードボディとなっている他は、ここまでは通常のGibson Les Paul Studio
と同じですね。ですが、もちろん次世代モデルということで、ここから電装系をはじめとしたスペックは非常に高いものとなります。まず、ピックアップは様々なトーンバリエーションを実現するため、フロントにノイズレスなP-90H、リアにはハムバッカーのBurstBucker 3 RG2を搭載。ブリッジにはピエゾPUを内蔵します。コントロールは2Vol、1ToneですがリアToneがMCK（Master Control Knob）となっていて、ここで様々な操作を行います。もちろん、ロボットチューニングを搭載しています。3Wayのセレクタースイッチはスイッチのツマミ部がノブとなっていて、ここでピエゾサウンドをブレンド可能となります。
そして、Gibson次世代モデルならではのカメレオントーンを搭載。内蔵のアクティブプリアンプ、EQとフロント、リア、ピエゾPUのブレンドや組み合わせを可変することで様々なトーンを作り出し、それらを88種類までメモリーしておくことができます。これらの呼び出しはチューニングの設定等にも使うMCKを使って行えます。アウトプットジャックの脇に付いたスイッチによって、内蔵プリアンプのON/OFFも可能となっています。
ブリッジはロボットチューナー用のストップテイルピース+ピエゾ内蔵Tune-O-Matic。アウトプットジャックは通常のギターケーブルだけでなくXLRアウトを搭載し、直接ミキサー等に接続することも可能。ステレオケーブルにも対応しています。そして、「Robot Interface Pack」というインターフェイスが付属しており、PCにギターを直接接続するオーディオインターフェイスとして使うことが出来ます。そして、カメレオントーンの設定等をPC側から行うことも可能となっています。接続にはUSBでなくFirewire端子が必要となります。こちらからダウンロードできる「RIP Software」と「Gibson Chameleon Editor」を使います。インターフェイスには他にヘッドフォンアウト、ヴォリューム、ラインアウト端子、HEX端子を搭載します。さらに、レコーディングソフトGuitar Rig、およびAbleton Live Liteが付属しています。
単純にフロントP-90、リアBurstbuckerにピエゾ搭載チェンバードのロボットレスポールとしても十分な多機能モデルですが、さらにプリアンプ、EQ搭載でPCからギターそのものの音を調整できるというスタイルとなっているのが面白いです。
また、これだけの機能をあえて「デジタルモデリング」を一切使わず（デジタル制御自体は使っていますが）に実現しているところが良いと思います。個人的にこのGibsonの次世代ギターのスタイルは好きで、でもこれまでは非常に高価なモデルばかりだったんですが、今回はかなり低価格というか、普通のレスポールスタンダードよりも低い価格で出てきているというのは注目です。
デモムービー（英語）
ちなみに、このモデルの元になった「Gibson Les Paul 2010 Standard Limited」との違いとしては、機能は基本的に同じですが2010 Standardはスタンダードらしくバインディングが巻かれていて、ボディトップのメイプル杢も非常に派手なものが使われている点。そして今では珍しくなった「エボニー指板」が使われているのに対し、今回のStudioはグラナディロ指板となっている、といった違いがあります。
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