商品への高いこだわりとその個性で有名な、神戸の楽器店「Tone Blue」。オリジナルエフェクターブランド、TBCFXとは別に、昨年新たに作られたブランド「Pedal Diggers」から、新たなペダルが3つ登場です。
全てミニサイズで、往年の名機と呼ばれたエフェクターを再現しています。それぞれ見てみましょう。
Pedal Diggers PDC-RT1
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ヴィンテージの名機で、この色のディストーションといえば、もちろんRAT。3つのコントロールノブに加え、3モードクリッピングの切替スイッチを搭載。Opampには缶タイプのLM308を採用し、ミリタリースペックのワイヤーやWIMAコンデンサ等、パーツにもこだわったモデルとなっています。
ミニサイズのRATといえば、以前レビューした「Mooer Black Secret」というペダルもありますね。価格帯的に全然違うのはもちろんですが、これは比較してみたいところです。
Pedal Diggers PDC-TB21
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トランジスタにはゲルマニウムのOC81Dを採用。もちろんマッチングされているということです。この小さな筐体の中に3つの長いトランジスタが入っているのがおもしろいですね。
コントロールはオリジナルモデル同様の2ノブ仕様。現代的な仕様としてはLED付のトゥルーバイパスを採用している感じです。内部のパーツにもこだわりが見られるモデルで、大きめなカーボン抵抗やVishayコンデンサ等が使われています。ユニバーサル基板に手作業で組み込まれているのも良い雰囲気を出していますね。
ミニサイズのTone Bender MkIIペダルは、あまり見かけないスタイルですね。というかTone Benderは、大きな筐体であえて作られることの方が多いです。特にTone BenderはBig Muff以上にそういう傾向がある感じはしますね。そこをあえてミニサイズで作られたペダル、そういう意味でも面白いペダルだと思います。
Pedal Diggers PDC-FF1
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こちらも英国を代表するファズペダル、ファズフェイスを元にしたペダルですね。
ON/OFFを表示するLEDが付いている以外は基本的に通常のファズフェイスと同じです。2ノブ仕様で、最初期のモデルに見られるゲルマニウムトランジスタ「NKT275」を採用。トロピカルフィッシュのコンデンサや大きなSpragueコンデンサが目を惹きます。
作りは他のモデル同様ユニバーサル基板に組み込まれるハンドメイドな作りですね。
というわけで、Pedal Diggersのニューモデル3機種をご紹介してみました。ミニサイズということもあり、全てアダプタ駆動専用モデルとなっています。TBCFXもそうなんですが、このブランドのペダルは「裏蓋を開けてパーツを見ても楽しめるペダル」ですね。最近はクオリティの高い実装チップなども増え、こういうスタイルは数が減ってきていているんですが、やっぱり裏蓋を開けたときにあまり見かけないパーツが並んでいると楽しいですよね。
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