激レアヴィンテージファズ“Elka Dizzy Tone”を再現！「Jext Telez Dizzy Tone」登場！

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ヴィンテージファズペダルの魅力。大げさな筐体、独創的なサウンド、そしてペダルの醸し出す存在感。それらを忠実に再現するペダルは、これまでも数は少ない物の、いろいろと作られてきました。そして、どういうわけかそれらの多くが英国ブランドでした。
今回はアメリカから、ヴィンテージファズの魅力を再現するペダルブランドが登場です！それがこの「Jext Telez」というブランド。レコーディングスタジオで20年以上のキャリアを持ったボブ・エベリングによるエフェクターブランドです。
そして、今回登場した「Jext Telez Dizzy Tone」というわけですね。
元々1966〜67年にかけてイタリアのElkaというブランドから発売された、同名のファズペダルを忠実に再現したのがこのペダルです。独特の筐体はもちろんのこと、内部コンポーネンツや基板パターンに至るまで復刻しています。
コントロールはSustain、Balance、Attack。今風に直せば、Fuzz、Volume、Toneといった感じでしょうか。コンポーネンツの選定には、まずオリジナルモデルに使われたパーツの測定から入り、ヴィンテージファズにありがちな個体の違いによるバリエーションも合わせて調整を行ったものを搭載していると言うことですね。
トランジスタは、オリジナルモデルの中で最も多くの個体に使われていたSFT32が2つとSFT308が1つの組み合わせを採用しているということです。

大きなコンデンサやカーボンコンポジット抵抗なども目立ちますね。
　

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また、さらなる限定モデルとして、超絶レアなトランジスタ「Mullard OC44イエロージャケット」を用いたモデルも出ています。基本的な仕様は変わりませんが、滑らかで上品なミッドレンジと極上のタッチセンシティビティが特徴とのことですね。

写真の右下のポットの隣にある黄色いコンポーネンツがそれですね。OC44はけっこう見ますが、これは初めて見ました。

スタンダードモデルのサンプルムービー
OC44YJモデルのサンプルムービー

サウンドは、オリジナルモデル同様、Sola Sound Tone Bender MkIIIをベースとしたもので、Buzzaroundに近い物とのこと。ただ、かなりゲート感の強いペダルという印象ですね。でもものすごい存在感のある音に思います。

はっきり言って、こんなファズ、全く知りませんでした。Jext Telezではヴィンテージファズの再現をまだ続けるようで「誰もが知るようなものでなく、知られていないものを作りたい」ということです。
これはちょっと、触ってみたいペダルですね。
　
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