ギターのメンテナンスやDIYで行える修理などをまとめた「 エレクトリック・ギター メンテナンスの掟」「エレクトリック・ギター・メンテナンスの掟2」に続く掟シリーズ第3弾が登場です。
今回は、「エフェクター・メンテナンスの掟」ということで、エフェクターのトラブルやその修理などを自分でできるようにしよう、という本ですね。
「ギター・メンテナンスの掟」「ギター・メンテナンスの掟2」に続く、アマチュアが自分の手でできる楽器の修理・改造に特化した教則本シリーズの第3弾。
今回のお題は“エフェクター"。そもそもエフェクターは足でガンガン踏みつけるものなので、使っているうちに調子が悪くなってしまうのは、いわば宿命と言えるもの。しかし、調子が悪くなったからといって、すぐに捨ててしまうのは非常にもったいない。不具合が出たエフェクターもキチンと手入れさえしてあげれば、再び元気な状態に戻してあげることが可能なのだ。ここでは、素人でも簡単にできるそうしたメンテナンスの基本を手ほどき。併せて、愛用のエフェクターにちょっとした改造を加えることで、より自分好みのサウンドにできるモディファイ術、最大予算2,000円程度で実現できるエフェクター関連の便利グッズ製作方法も掲載。エフェクターを末永く使うための様々なアイデア、そしてそれを最大限活用するための数々の工夫を紹介します。
内容なこんな感じです。
エフェクターは、使っていると調子が悪くなることはよくあります。おそらく一番多いのがジャック周り。特にジャックのゆるみから来るノイズや音が途切れたり、音が変になったりする症状ではないでしょうか。次に多いのがフットスイッチ、特に機械式スイッチのトラブルではないかと思います。はんだが外れて配線が途切れてしまう、ということもありますね。意外と内部配線の断線はあまり聞きません。
また、古いエフェクターだとコンデンサの液漏れはよくあります。ジャンクで売っているペダルの多くはそういう状態となっていることもあるのではないでしょうか。全く同じNOSパーツを手に入れて・・・となると手間がかかりますが、同じ値のコンデンサで代用する、という方法ならけっこう簡単に修理できたりします。
私は何人か、エフェクターブランドをやっているビルダーの方とお話させていただくこともあるんですが、「ビルダーをやっていて良かったこと」でよく「自分でエフェクターを修理できる」という話があったりします。トラブルにも対応できるし、それこそジャンク品を修理して使うこともできる、ということですね。
それらの知識が付くと、たしかにメーカーに修理に出す手間や金額の節約にもなりますし、良いことではないかと思います。
一応ですが、少なくとも保証期間内のトラブルは、まずはメーカーさんや代理店さんに連絡する方が良いとは思いますが、中古品や直輸入品などのトラブルでは自分で対処できるに超したことはないので、これは非常に興味深い本だと思います。読んでみたいですね!
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