![]() MXR M69 Prime Distortion |
先日Voxエフェクターミーティングに行った際、ついでにいろいろ試奏してきました。今回はそのうちの1つです。では、レポートしてみたいと思います。
MXR Prime Distortion
![]() MXR エムエックスアール / M69 Prime Distortion ディストーション【御茶ノ水本店】 |
では、レポートしてみます。まずはセッティングから。
- 試奏セッティング
Edwards E-SN-150FR
![]() EDWARDS E-SN-150FR/Aqua Marine |
MXR Prime Distortion
Roland JC-120

セッティングはこんな感じでした。ギターは適当にお店の人に持ってきてもらいました。
- 操作性
ではまず操作性から。といっても、このペダルは非常にスタンダードなコントロールのペダルなので、使う際に迷うことも特に無いと思います。
- サウンドレポート
では音を。まず、適当にノブを12時あたりにして弾いてみます。
最初の印象としては、めっちゃ歪む、という感じでした。音そのものは、MXRらしい明るめの乾いた歪みです。しかしハードクリッピングと言っているだけのことはあり、ものすごく歪みます。ミュートで刻むと、音が破裂するような迫力があり、コード弾きはもちろん、リードで弾いてもミッドがかなり強く出て、倍音が跳ねるような、そんな印象。最近のペダルでは珍しいほどの歪みです。
じゃあノブを下げてみよう、ということで、ToneとDriveを下げてみると、かなりスタンダードなディストーションサウンドを作ることもできることが分かります。いじっていると気付きますが、このペダルの最も大きな特徴はToneノブですね。このTone、下げてもモコモコしたり、音が引っ込むことはありません。9時くらいに設定しても余裕で使えます。そしてToneを上げていくと、倍音成分がこれでもかというほど出ます。同時に、ハイミッドが強く強調され、独特の、なんて言えばいいか、鉄板で油が跳ねているような、そんな音を出すことが出来ます。
Gainは全体的に高いので、下げてもスタンダードなディストーション、上げればハイゲインディストーションの域に達します。Gain自体の可変幅はそれほど大きくないという印象でした。クリッピングの強さによるものだと思いますが、音は若干平坦に聞こえる印象はありました。なので、リードで表情を出してプレイする際に使うよりも機械的なバッキングで、ヴォーカルを際立たせるような使い方に向いていると思います。
初めてのディストーションペダルとして使うと、このペダルはかなり気持ちが良いんじゃないかと思います。また、チューブアンプと合わせれば、アンプの深みが加わっていいバランスになるかもしれないと思いました。
スタンダードに思えて、実はかなり個性の強いペダルです。先ほど書いたとおり、特にHR/HM系のバッキングには非常に向いているペダルですね。また、ペダル自体の個性は強いものの、音に変な癖は無いので、空間系などと合わせても使いやすいかも知れません。レスポンスはそれほど高くありませんが、その代わりにかなりの迫力があります。
サンプルムービー
サンプルムービー2
けっこう面白いペダルだと思います。
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