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こだわりの国産エフェクターブランド、TDCのオーバードライブ「005 Classic Lead」レビューします!あと「次」のモデルも!?


先日国産エフェクターブランド特集でも取り上げた、大阪のリハーサル、レコーディングスタジオなどを運営するStudio YOUのオリジナルエフェクターブランド、TDC
今回、そのTDCが製作する多くのオーバードライブのうち、最新モデルである「TDC 005 CLASSIC LEAD」をお借りすることができましたので、レビューしたいと思います。

では、レビューしてみたいと思います。

TDC 005 CLASSIC LEAD


こちらが、「TDC 005」です。「伝説的なロックギタリストの歪みを作る、そのために開発された」というペダルで、非常に多彩なコントロールを搭載しています。
 

コントロールはLevel、Gainの大きなノブに、LF、M FREQ、MF、HFの3バンドトーン。LFがロー、HFがハイの調整で、ミッドレンジはMFとM FREQにより、非常に細かな調整が行えます。
 

ペダルは立体的な加工がなされており、シンプルですが実物は高級感もあります。
 


内部基板も非常に丁寧な作りです。
 



艶有りのJRC4558DVやゲルマニウムトランジスタを使用した内部。手作業で作られていることがよくわかります。
では、写真はこんな感じで、レビューの方いってみましょう。
 

  • 操作性

非常に多彩なノブがあるので、一見難しそうなペダルに見えるかも知れませんが、実はけっこう使いやすいです。このペダルのコントロールは、ハイゲインディストーションの定番モデル、MT-2と同等のコントロール構成となっているので、非常に強力なEQで多彩な音作りを実現しています。
MT-2ユーザーならば全く問題ないですし、そうでなくても最初は難しく感じるかも知れませんが、すぐに使い慣れると思います。LevelとGainのノブが大きくなっているのも、感覚的に使いやすい仕様です。
 

  • サウンドレポート

では、音を。まずは簡単にですがサンプルを録りました。

サンプルサウンド1(ミディアムゲイン)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:LEVEL=12:00、GAIN=12:00、LF=12:00、M FREQ=12:00、MF=12:00、HF=12:00

サンプルサウンド2(ハイゲイン)


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  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:LEVEL=10:00、GAIN=4:00、LF=1:00、M FREQ=2:00、MF=1:00、HF=1:00

サンプルサウンド3(EQテスト)


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  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:LEVEL=10:00、GAIN=8:00、LF=3:00、M FREQ=1:00、MF=10:00、HF=10:00
※クリーン(フロントPU)→エフェクト(リアPU)→クリーン(フロントPU)→エフェクト(リアPU)

サンプルはこんな感じです。順に、まずは何も考えず全てのノブを12時にした設定、続いてゲインを高く設定し、ミッドを少し厚くしながら全体を強調したトーン、そして最後は、EQの効きを調べるため、「リアPUでフロントPUの音が出るような設定」とし、フロントPUのクリーンとリアPUのエフェクトONを並べてみました。
全部12時にしてみると、このペダル自体はそれほど高いゲインのモデルではないことが分かります。音は全体的にかなりクリーミーでマイルド、しかし同時にピッキングへのレスポンスや音そのものの鋭さも残っています。この設定だと、非常にスタンダードなオーバードライブサウンドになりますね。Tube Screamer的な音も作ることができます。
続いてゲインをより上げてみます。こうしてもそこまでゲイン自体は上がりませんが、音がより鋭く、エッジが強く立ち始めます。和音ではマイルドさを保っていますが、特に単音ではそれが顕著になるため、鋭く前に突き通す単音と、それをやわらかく包み込む和音が共存するような音を作ることができます。濃密なのにしつこくない、鋭いのに痛くない、かなり変わった特性ではありますが、絶妙なところでバランスが取られた音であることが分かります。
そして最後のサンプル。これは、フロントPUを歪ませたような音をリアPUでも出すことができる、ということをするために録ってみました。もちろん、ギターによってリアとフロントのPUのサウンドバランスは違ってくると思いますが、それもこの強力なEQである程度はカバーできます。リア1発しかないギターでフロントPUの音を出すような使い方などができます。また、これだけフレキシブルに音を変えることができるので、例えばハムバッカーでシングル風な音を作ったり、逆にシングルでハムバッカーのローゲイン風の音を作ったり、そういった使い方も可能。もちろん環境やアンプの違いによる音を補正したり、積極的に欲しい音を得るために調整するような、スタンダードなEQの使い方もできます。
EQそのものの強力さもさることながら、歪みそのもののレスポンスの高さもあいまって、このような特性を実現しているのではないかと思います。使ってみると本当にいろいろな音を作ることができて、「どんな音が欲しい」という目標がないと逆に迷ってしまいそうなほどです。欲しい音がしっかりとあり、それがディストーションやハイゲインサウンドでないならば、このペダルは本当に使いやすく、どんな場面にも対応できるペダルとなるのではないかと思います。

サンプルムービー
サンプルムービー2
お店でもなかなか見かけないペダルかもしれません。地元大阪ではそこそこ見ることもありますが、それ以外ではなかなか見かけないペダルではないでしょうか。しかし、このペダルの実力は面白いほど高いです。このペダルの使い勝手の高さは、使っているうちにさらに高まっていきますし、さらに使いこなせばたいていのオーバードライブサウンドはこれ1台で出せてしまうようになるのではないかと思います。ステージではもちろん、レコーディングでもこのペダルが1つあるだけで音の幅が大きく広がりそうですね。
 
そして・・・

次期モデル(予定)の、「TDC 007 CREAMY DRIVE」というプロトタイプのモデルもお借りすることができました。

サンプルサウンド


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:LEVEL=10:00、GAIN=3:00、LF=12:00、M FREQ=12:00、MF=12:00、HF=12:00

プロトタイプ、近日ラインナップ予定のペダルなので、あまり深くは触れません。ただ、005より高いゲインに対応し、よりファットな音が出せるペダル、という感じでした。また発売されたら改めてご紹介したいと思います。
 
TDCのエフェクター、今まで試してみたいと思いながら、なかなかタイミングが合わず弾くことができずにいましたが、今回お借りすることができてこうして試してレビューすることもできました。おそらくゲルマニウムトランジスタによるものだと思いますが、若干の癖は感じます。そこが好みに合うか合わないかで評価が分かれるペダルかも知れませんが、そこが好みに合えば、実力はものすごいですので、手放すことが出来ないペダルとなるかと思います。
先日の特集でも見たとおり、いろいろなスタイルに合わせたモデルが出ていますので、それぞれに合わせていろいろ試してみても面白いと思います。見かけたら是非、触ってみてください!
 
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