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新しくなって現代に復活したデラックスビッグマフ!「Electro-Harmonix Deluxe Big Muff Pi」弾いてきました!レポートします!


アメリカの老舗エフェクターブランド、Electro-Harmonixの最新マフペダルを試してきました!
かつて、今では第3期と呼ばれるヴィンテージBig Muffが作られていた頃、そのバリエーションモデルとして作られた「Deluxe Big Muff」。通常のBig Muffにコンプレッサーやブレンドアウトを追加したスタイルのモデルでした。今考えると、ベースでの使用も考えて作られたものだったのかもしれません。
かつてのモデルとはまた違った方向性で新たにラインナップに加わった、この「Electro-Harmoinx Deluxe Big Muff Pi」は、現行Big Muffに個性的な要素を追加した、新たなビッグマフです。

今回、このペダルを試すことができましたので、レポートしてみたいと思います。

Electro-Harmoinx Deluxe Big Muff Pi

Electro-Harmonix Deluxe Big Muff Pi

Electro-Harmonix Deluxe Big Muff Pi
価格:17,280円(税込、送料込)

こちらがDeluxe Big Muffですね。2つのフットスイッチを搭載し、右側がエフェクトのON/OFF、左側がミッドブースト/カットのON/OFFとなっています。コントロールはVolume、Tone、Sustain、Attack、Gate、およびNormal/Bass Boostスイッチ、そしてMidsスイッチを踏んだときに有効になるVolume、Freq、High/LowのQスイッチという多彩な構成です。Attackはピッキングアタックのエンハンス、Gateはノイズゲートのコントロールです。Normal/Bass Boostスイッチで低域を強調することも可能。

さらにMidsスイッチを踏めば、±10dBの範囲でミッドレンジをブーストしたりカットしたりできます。このときの中心周波数とEQの効きの鋭さをFreqとQスイッチで設定します。エクスプレッションペダルにも対応し、Freqコントロールを可変させてワウファズのような効果を作ることも可能となっています。

今回ロックイン難波店さんで試させていただきました。現在行われている「"Wall Of Muff" 2014 Muff祭り!!」ではこのモデルの他、様々なビッグマフ系ペダルを見たり触ったりすることができます。お近くの方は是非寄ってみてください。

では、レポートしてみましょう。

  • セッティング

Gibson Les Paul Classic 2014


Electro-Harmoinx Deluxe Big Muff Pi

Roland JC-120
Roland JC-120

セッティングはこんな感じです。新しいレスポールクラシックを使わせていただきました。このギターについてはまた後日。試奏として音の特性は普通のレスポールと考えて大丈夫です。
 

  • 操作性

多彩なコントロールを持つペダルなので、慣れが必要な部分はあると思いますが、ある程度機材を触った人ならばノブの名前だけで機能が把握できると思います。特にこれはへんだ、というようなところもありませんでした。あえて言うとすれば、フットスイッチの位置とコントロールセクションの位置が逆転しているのが、ちょっとだけ気になったくらいです。これは馴れると思います。サイズも、これだけの機能を有しながら意外とコンパクトです。
 

  • サウンドレポート

では、音について。
まずは左側のコントロールセクションにある、スタンダードなBig Muffファズのサウンドからです。コントロールとしてはVolume、Tone、Sustain。さらにAttack、Gate、そしてNormalとBass Boost切替スイッチを搭載しています。
まずはNormalポジションでのサウンドですが、音としてはまさにスタンダードなビッグマフ、という感じでした。リイシューモデルのような重さというか、粘り気のサウンドよりも、Nano Big Muffのサウンドに近い感じです。すごく小さな違いではあるんですが、音が乾いていて明瞭さがあるようなサウンドで、現代的な扱いやすさが同居しています。
Bass Boostスイッチも、音を大きく変えるものではありません。ローエンドが少し足りない時に追加するような感じです。レスポールで弾いても音が重くなりすぎることもありませんでした。もしかすると、ローダウンチューニングや7弦以上のギター、さらにベースなどで使えばまた違った感じになるのかもしれませんが、6弦のギターでは音を少し太くするような使い方になると思います。歪みの質としてはファズよりもディストーションに寄っているような雰囲気でした。とはいえもちろん音はまさにビッグマフそのもののサウンドです。
AttackとGateですが、これはけっこう面白いです。Attackはそれほど強い効きをするものではありませんが、ピッキングアタックのエンハンスということで、ミュートでのプレイ時などでピッキングアタックが出やすくなります。私はけっこうアタック強いタイプなので、余計それほど感じなかっただけかも知れませんが、音の出方を微調整して好みに合わせるようなコントロールだと感じました。現代的なコントロールですね。とても繊細に音を調整できます。
Gateはノイズゲートで、コントロールとしてはThreshold、つまりどの程度の音量を下回ればノイズゲートが働くかを調整します。これはスタンダードなゲートで、強く設定すれば音が途切れ途切れになるようなサウンドも作れますし、ハイゲインなセッティングで無音時のノイズを除去したいという、ノイズゲートらしい使い方もできます。
スタンダードなビッグマフの「とりあえず歪ませるからあとはそっちでなんとかしてね」というような、ある意味豪快さのある感じとは違い、マフの歪みを細かく調整して自分好みに仕上げていける、柔軟かつマニアックさを併せ持つペダルに仕上がっています。

そして右側のコントロールセクション。ペダルには赤文字で表示され、左側のフットスイッチをONにしたときにのみ有効になるフィルタのセクションですね。ここではLevel、FreqとHigh/Lowを切替るQスイッチがあり、ミッドレンジの音の出方を調整できます。
Freqは中心周波数、Levelはその周波数を中心とした±10dBのブースト/カットで、所謂パラメトリックEQとして使うことができます。QスイッチはそのパラEQのかかりの強さを切り替えるもので、Highはより鋭く、Lowは少しマイルドな効きになります。ミッドを強く持ち上げた、ワウ半止めのようなサウンドから、ミッドを強くえぐったドンシャリサウンドまで、さらに詳細な音色のコントロールができます。はっきり言って、現代的なマフ系ファズディストーションサウンドなら、これ1台でほぼ網羅できると言っても過言ではありません。ヴィンテージ系の、トライアングルやラムズヘッド系の「もっとファズっぽい歪み」を作るのは難しいですが、そうでなければこのペダル1つでだいたいクリアできてしまいます。
また、Freqコントロールはエクスプレッションペダルでもコントロールできます。試奏ではエクスプレッションペダルは使わず手でコントロールしましたが、ワウファズ的な効果が作れます。動かす範囲によって、ワウっぽくなったり、倍音の出方をコントロールするような使い方になったりしますが、特にQをHighにしてLevelを上げ、Freqを最小〜中央あたりまで動かすと、まさにワウをかけたような音になります。
ただの「細かい音色調整が可能」というだけのセクションではなく、こういった遊びの要素をしっかり備えているあたり、エレハモらしいと思います。

これは面白いですよ。価格も手頃ですし、マフ系の音が欲しいならとりあえず持って置いて損はないです。だいたいのマフサウンドが作れますし、エクスプレッションペダルをつないで遊ぶこともできます。
機会があれば是非試してみてください!
 
サンプルムービー

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