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意外と少ない?BIG MUFF系ファズペダル特集!

BIG MUFF。1969年の発売から続くUSAファズの金字塔であり、今なお数多くのギタリストを魅了し続けるファズペダルです。
ディストーションに近い歪み方が特徴。歪みが壁のようにせまってくるようなサウンドから、繊細なトーンまで作ることができるそのサウンドは、いわゆるUKファズペダルとはまた違った系統です。
そんなBIG MUFFは、歴史の中で何度もモデルチェンジを繰り返しており、それぞれのモデルに愛好家がいるというのも特徴です。今回は、そんなBIG MUFFサウンドを「再現」したファズペダルをいろいろ見てみましょう!

  • BIG MUFFの歴史

まず、簡単にBIG MUFFの歴史をおおまかに見てみましょう。
69年に発売されたBig Muffは、現在より少し小さめの筐体を持ったモデルです。ノブ配置が三角形だったことから、通称トライアングルマフと呼ばれています。
73年頃には、筐体を大型化し、最も有名なサイズの筐体になります。デザインも一新され、ノブが直線に並ぶ形となります。右下に描かれていたElectro-Harmonixのロゴがヒツジの頭のようだったので、ラムズヘッドと呼ばれています。(下写真)

続いて76年頃、BIG MUFFはまた外観を一新します。見た目上、3代目のモデルとなるため、第3期と呼ばれています。現在発売されているリイシューモデル「Big Muff π Original」は、この頃のデザインを元に作られています。

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第3期Big Muffは、78年頃まで、78〜80年、80年〜と、おおまかに3つのバージョンが作られています。当初のモデルはラムズヘッドから引き継いだON/OFFスイッチを搭載しており、ディスクリートで作られました。その後78年ごろからは回路を一新し、Opampを使ったモデルが作られます。しかし、それはあまり人気が出なかったようで、80年ごろにはまた当初のディスクリート仕様に戻され、トーン回路をバイパスするTone Bypassスイッチを搭載したモデルとなります。
80年代中盤ごろまで第3期は生産されたと言われています。その後、Electro-Harmonixはいったん途絶えてしまいます。部品供給ができなくなり、倒産してしまうことになります。
そして、89〜90年頃、Electro-Harmonix創設者のマイク・マシューズはロシアに渡り、自身の名を冠したMike Matthewsというブランドを立ち上げますが、すぐにSovtekと名前を変更します。その過渡期に、Sovtek Mike Matthews' Red Army Overdriveというペダルが作られます。非常にレアなペダルで、ロシア製Big Muffの原型となったモデルです。
Sovtekブランドになり、Big Muffの名前が復活します。91〜94年頃、Sovtek Big Muffが製造、販売されます。その頃のデザインは、白と黒を合わせた独特のもので「Civil War」と呼ばれています。
続いて、94年〜98年頃には、非常に頑丈でごつい筐体と、アーミーグリーンカラーが特徴のモデル、「アーミーグリーン」Big Muffへと変更されます。初期の頃はロゴのフォントが細長かったため、Tall Fontと呼ばれます。
98年〜はブラックカラーの筐体に変更されます。

2000年になり、Electro-Harmonixがニューヨークに復活。リイシューモデル、Big Muff π Originalが作られます。
その後、2000年代に入ってからはXOシリーズでLittle Big Muffが発売。ロシア製のBig Muffが生産完了となります。2008年には、そのロシア製Big Muffの回路をXO化したBass Big Muffを発売。2009年にはLittle Big Muffにヴィンテージ回路のバリエーションを搭載したBig Muff Tone Wickerが発売されます。2010年には、Big Muff系の新たなバリエーションとしてGermanium 4 Big Muffがが発売されています。

  • Big Muff系ファズペダル

簡単にBig Muffの歴史を見てきましたが、ヴィンテージBig Muffには、特にたくさんのファンがいます。トライアングル、ラムズヘッド、第3期、Civil War、アーミーグリーン・・・特に愛称のついたこれらのモデルは人気が高く、それらのサウンドを再現、または元にしてさらに発展させたファズペダルも発売されています。(90年代のペダルにヴィンテージという言葉が合うかどうかは別としてw)
ヴィンテージペダルというか、古いペダルはプレミア価格になっていたり、またけっこう個体差があったり、構造上、現在のエフェクター視点で見るとちょっとした問題点があったりします。それらを改善しつつ、当時のサウンドを作ったり、それらを元にさらに現代的にアレンジしたり、また当時のままの仕様をあえて再現したり、いろいろなスタイルで作られるBig Muff系ファズペダルを、いくつかご紹介していこうと思います。なお、Big Muff系の回路を搭載しつつ、オリジナリティを発揮した結果全く違うファズペダルとして作られたモデルについては、多すぎるので割愛します。あくまでBig Muffサウンド、またはそれと近いものを求めたファズペダルのみとします。ブランド名順にご紹介します。

A.Y.A tokyo japan BM-FUZZ 70

東京、中野で作られるエフェクターブランド、A.Y.A Tokyo JapanのBig Muff系ファズです。コントロールはFuzz Level Tone。
70の名前の通り、70年代のラムズヘッド系サウンドを基調として作られています。
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A.Y.A tokyo japan BM-FUZZ 80

【ファズ】A.Y.A tokyo japan BM-Fuzz 80

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価格:24,990円(税込、送料別)

同じくA.Y.A Tokyo Japanのファズペダル。コントロールはFuzz Level Tone。
こちらは80年代、第3期のディスクリートタイプのモデルをイメージして作られたモデルです。
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Behringer VD1

Behringer VD1
BehringerのBig Muff系ペダルです。Vintage Distortionの名前の通り、ディストーションよりのサウンドを得意とします。コントロールはLevel、Tone、Sustain。Big Muff筐体をイメージしたデザインも特徴的です。
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BMF Effects Aries Fuzz

BMF Effects《BMFエフェクツ》Aries Fuzz ファズ

BMF Effects《BMFエフェクツ》Aries Fuzz ファズ
価格:23,100円(税込、送料別)

ハンドメイドエフェクターブランド、BMF EffectsのBig Muff系ファズです。
コントロールはVolume、Tone、SustainとMids。古いBig Muffサウンドを元に、ローノイズな仕様とし、Midsコントロールでより幅広い音作りに対応したモデルです。

BYOC Large Beaver

 【即納可能】BYOC LARGE BEAVER 制作KIT

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価格:10,980円(税込、送料別)

アメリカのエフェクターキットメーカー、BYOC(Build Your Original Clone)のMUFF系キットです。ラムズヘッド、トライアングルのどちらかを選んで作ることができ、また少しパーツを足すことでWay Huge Swollen Pickleサウンドを作ることも可能です。
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Catalinbread Manx Loaghtan Fuzz

アメリカのエフェクターブランド、CatalinbreadのBig Muff系ペダルです。コントロールは、Level、Sustain、Treble、Bass。
ラムズヘッド期のモデルを元により現代的なサウンドとなるよう作られており、2バンドEQを搭載したモデルです。
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EarthQuaker Devices Hoof

アメリカのEarthQuaker Devicesのファズペダルです。コントロールはLevel、Tone、Shift、Fuzz。
ロシアン系Big Muffを元に、ゲルマニウムトランジスタとシリコントランジスタを合わせることで、独特のファズらしさをプラスしたサウンドのモデルです。ミッドレンジを調整できるShiftコントロールも特徴です。
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Erafuzz Revolution

ファズ Erafuzz Revolution [送料無料!]【smtb-TK】

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価格:38,850円(税込、送料込)

こだわりの高いファズペダルを作るエフェクターブランド、ErafuzzのBig Muff系ペダルです。
コントロールはVolume、Tone、Sustain。71年製トライアングル期のモデルをベースとし、より幅広いスタイルに合うよう作られたモデルです。
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JAM Pedals Red Muck

ギリシャのエフェクターブランド、JAM PedalsのBig Muff系ファズです。初期のロシアンマフ、おそらくCivil War期のサウンドを元に製作されています。
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Katanasound 雷雲 Thundercloud

70年代初期のBig Muffを元にした、国産エフェクターブランド、Katanasoundのファズペダルです。
元にしたファズは故障しており、その修理依頼を受けたビルダーが、故障時のサウンドを気に入り、その音を再現すべく作られたというペダルです。コントロールは音量、音色、保持(Volume、Tone、Sustain)です。
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Lovepedal RedHead

LovepedalがBig Muffサウンドを解釈して作り上げたファズ・ディストーションペダルです。コントロールはVolume、Sustain、Tone、および2モードのMidスイッチとなっちえます。
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Mahoney Creator

MAHONEY CREATOR

MAHONEY CREATOR
価格:25,200円(税込、送料込)

アメリカのエフェクターブランド、MahoneyのBig Muff系ファズペダルです。Volume、Tone、Drive、Midsコントロールを搭載。
70年代のトライアングルマフを元に作られたモデルで、より幅広い音作りにも対応しています。

Mojo Hand FX Colossus Fuzz

アメリカのハンドメイドエフェクターブランド、Mojo Handのファズペダルです。コントロールはVol、Tone、Gain、Mids。およびEQ設定を変えられる3モードスイッチを搭載。
ロシア製Big Muffサウンドを元に作られ、より現代的で幅広い音作りに対応しています。
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Noel Cornet

【ファズ】Noel Cornet

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価格:36,800円(税込、送料込)

ギタリストでもあるビルダーによる、新鋭国産エフェクターブランド、Noelのファズペダルです。
シンプルな3ノブペダルで、ロシア時代のBig Muffをベースとしていますが、ラグ板を使った立体的なパーツ配置によって作られているのも特徴です。最近人気が高まっているファズペダルです。

North Effects 22/7 Triangle

イギリスのエフェクターブランド、North Effectsのファズペダルです。特徴はこのシンプルすぎる外観。ひたすら音にだけこだわる姿勢が現れています。
このモデルは1970年初期のトライアングルマフを再現したもので、Toneコントロールを現実的な値として使いやすさをプラスした、というモデルです。

North Effects 22/7 Red Ram

同じくNorth Effectsのマフ系ペダルです。
1973年製の赤ロゴのラムズヘッドを再現したというモデルです。

North Effects 22/7 Violet Ram

こちらもNorth Effectsのマフ系ペダル。2N5133トランジスタを搭載し、紫のロゴがプリントされた1975年製ラムズヘッドを再現したモデルです。

North Effects 22/7 Russian

North Effectsのマフ系ペダル。こちらはアーミーグリーンのロシアンマフサウンドを再現したというモデルです。

September Sound Fuzz

日本のアーティスト、タテミツヲ氏によるエフェクターブランド、September Soundのファズペダルです。Volume、Tone、SustainコントロールとMadスイッチを搭載。
ラムズヘッド期のサウンドを元に、1つめと4つめのゲインステージにオリジナリティを加え、また強力なブーストを炸裂させるMadスイッチを搭載したモデルです。

September Sound Holy Grail Fuzz

同じくSeptember Soundのファズペダル。「Fuzz」の定数変更限定バージョンです。ケヴィン・シールズのオーダーを元に作られたバージョンです。

Soul Power Instruments Spanking Purplins

日本のハンドメイドエフェクターブランド、Soul Power Instrumentsによるマフ系ファズです。
コントロールはLevel、Gain、Tone、Shape。ラムズヘッド期のサウンドを元に作られており、Shapeノブでミッドレンジのコントロールも可能となっています。
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TBCFX Chicken Head Fuzz

神戸の楽器店、Tone Blueオリジナルエフェクターブランド、TBCFXのファズペダルです。コントロールはVolume、Tone、Sustain。
ラムズヘッドを元にアレンジを加えて作られたモデルで、ローエンドをスマートにしたモデルです。Toneノブを12時にすると鶏の頭のように見えるデザインも特徴的です。

Toptone DriveGate DG-1

ブラジルのエフェクターブランド、TopToneのファズペダルです。
コントロールはVolume、Tone、Sustainとシンプル。Big Muffをベースにして作られた、Pete Cornish P-2のサウンドを再現したモデルです。非常に優秀なファズペダルとして有名です。
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TORTUGA EFFECTS YETI

アメリカのハンドメイドエフェクターブランド、Tortuga Effectsのファズペダルです。
コントロールはHowl(Volume)、Scream(Tone)、Growl(Sustain)、および4モードのロータリースイッチ、Angerです。
Big Muff系をベースにしたファズペダルで、Angerスイッチによってミッドレンジの出方を3種類と、Tone Bypassサウンドを作ることができるのが特徴です。
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VFE Pedals Fiery Red Horse

アメリカ、ワシントンのハンドメイドエフェクターブランド、VFE Pedalsのファズペダルです。
Level、Tone、SustainとA/L/Sの3モードスイッチを搭載。後期のトライアングルマフサウンドをターゲットにして作られたペダルです。
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Way Huge Swollen Pickle MkII

Way Huge Swollen Pickle MkII
アメリカの有名エフェクターブランド、Way Hugeによるファズペダルです。
ロシアンマフを元に設計されたモデルで、Loudness、Filter、Sustain、さらにScoop、Crunchコントロール、内部にVoice、Clipコントロールを搭載。
独特のローエンドが強く出る太いファズサウンドを基本とし、幅広い音作りにも対応したモデルです。
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Wren and Cuff Box of War

アメリカのハンドメイドエフェクターブランド、Wren and Cuff Creationsのファズペダルです。Volume、Tone、Distortionコントロールを搭載。Civil War期のBig Muffサウンドを再現したモデルです。
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Wren and Cuff Caprid

こちらも、Wren and Cuff Creationsのファズペダルです。
コントロールはVolume、Tone、Sustain、および電源ON/OFFスイッチ。
筐体のデザインやサイズ、さらに内部の基板パターンに至るまで、ラムズヘッド期のBig Muffを再現したモデルです。
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Wren and Cuff Tall Font Russian

Wren and Cuff Creationsのマフ系ファズペダル。コントロールはVolume、Tone、Distortionです。
アーミーグリーン期のロシアンマフ、中でも初期のTall Font時代のモデルを再現したファズペダルです。
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Wren and Cuff Tri Pie 70'

【ファズ】Wren and Cuff Creations Tri-Pie 70’

【ファズ】Wren and Cuff Creations Tri-Pie 70’
価格:31,800円(税込、送料別)

70年代のトライアングルマフサウンドを再現した、Wren and Cuff Creationsのマフ系ペダルです。コントロールはVolume、Tone、Fuzzです。
サンプルムービー
 
というわけで、いろいろなBig Muff系ファズペダルを見てきました。
結構駆け足気味になりましたが、こういうモデルが出ているんだということが伝わればと思います。
全体的に目に付いたのが、ミッドレンジの出方をコントロールするノブを搭載したモデルが多いというところでしょうか。ここは確かに、強調しても削り取ってもおもしろいところで、Big Muffの年代的な音の違いも、(それが全てではありませんが)ミッドレンジの出方がかなり鍵を握っているところだったりします。
また、ラムズヘッドとロシアンを元にしたモデルが目立つようにも思います。それぞれJ.マスシスやサーストン・ムーアといったグランジギタリストが使っているというのも大きなポイントになってくるかもしれませんね。
Big Muffの音は、個人的な感覚ですが、それ自体が「熱さ」を持っているような気がします。年代やモデルによって違いはありますが、どのBig Muffから出てくる音も、聞いているとその音の熱が強く感じられるような、そんな気持ちになります。「熱い音」が欲しいなら、Big MuffやBig Muff系のファズペダルを使ってみてください。
 
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