いろいろな便利ツールからスイッチャーなどのオーディオルーティング機器、そしてエフェクターまで、様々なラインナップを持つOne Control
冒頭の写真のとおり、弾いてきたというか買ってきたんですが、レビューできるほどまだ材料がないので、いったんお店で弾いた感じを書きたいと思います。
では、いってみましょう！
 【渋谷店】【即納可能！！】One Contorol Purple Humper【ブースター】 |
One Control Purple Humper
 ★今だけポイント10倍★【新商品】One Control Purple Humper / ミニペダル 【即納可能】 |
電池も入ります。
このペダルは、元々BJFEでラインナップされ、ほとんど作られなかったレアなブーストペダル、「Purple Humper」のOne Controlバージョンとなるペダルですね。
BJFEモデルのサンプルムービー
ブースターと言っても、同ブランドのGranith Grey Booster
どういうことか、早速レポートしてみたいと思います。
- セッティング
Fender USA American Standard Stratocaster
 【エレキギター】Fender USA American Standard Stratocaster Upgrade (3-Color Sunburst) |
One Control Anodized Brown Distortion
 ONE CONTROL Anodized Brown Distortion |
One Control Purple Humper
 【限定特価】One Control Purple Humper / ワンコントロール・パープル・ハンパー |
Roland JC-120
セッティングはこんな感じです。Anodized Brown Distortion（以下ABD）は、途中で組み合わせがやりたくなって追加してもらいました。他はスタンダードなセッティングですね。
- 操作性
操作性については、何も言うことがないです。ミニサイズのアルミ削り出し筐体で、電池駆動も可能、1ノブでシンプルで扱いやすいペダルです。何か迷うことがあるかどうか考える方が難しいですｗ
- サウンドレポート
では、音について。まずはPurple Humper（以下PH）のみで使ってみました。適当にJC-120をクリーンにして、ストラトは全ノブフルアップで、Blendノブを最小から少しずつ上げていきました。ノブ最小では、音量はOFF時と全く同じです。ユニティがここということですね。そこから上げていくと、少しずつミッドレンジが太くなっていき、同時に音量も上がります。最大設定ではけっこうな太さのミッドが得られます。
通常ブースターの試奏って難しいんです。なぜなら最大までノブを上げると、間違いなくお店の人に怒られてしまいます。ですが、PHは最大でも全体の音量はそれほど上がりません。もちろん上がるのは上がるんですが、一般的なオーバードライブを12時設定でONにした程度の音量が最大、と考えて良いと思います。ちなみに、フルアップではインプットシグナルの8倍、約+15dbのブーストとなるそうですが、ここがポイントで、ミッドブースターのようなフラットな上がり方をしないブースターは、実際の増幅量が大きくても、聴覚上の音量はそこまで上がらないというのがこれでよく分かります。
なので、ブースターであることは間違いないんですが、音量を上げるペダルとして使うより、音に味付けをするペダルとして使うと良いかな、と思いました。
このペダル、元々は「ストラトを335の音にしたい」というところから始まったようです。始まりはクラプトンのミッドブースター等と同じ、ストラトに内蔵されているミッドブーストからだったようですね。実際、335の音がでるか、というと、出ません。ストラトをフロントにして、Toneを絞った状態でPHをフルアップにすれば、多少それっぽい雰囲気は出ます。まだ硬いというか、ストラトの音ではあるんですが、335の持つ特有の太さというか、スムーズさはたしかに付加されます。なのでアンサンブルなどで上手く使えば335っぽくはできると思います。ラリー・カールトン
さて、ストラトで335そのものの音を出すのはさすがに難しかったですが、このPHのもう一つの個性については、かなり面白いところがありました。
One Controlでは、このペダルの持つ音色に注目しました。
ミッドレンジをブーストするペダルは多くありますが、Purple Humperの音色はオーバードライブでもなく、ワウペダルの半止めとも違い、さらに数々のミッドブースターとも違っていました。
そこにあったのは、ミッドが出すぎてこもってしまうようなミッドブーストではなく、ギターの音色のバランスを崩さず、さらにブリティッシュな香りを発する極上の大出力アンプトーンでした。
これは公式説明分からの引用ですが、ぶっちゃけていうとこのペダル、若干プレキシっぽくなるよね、ということが言いたいんだと思います。つまり、ここで提唱されているのがLovepedal COT50（レポート）のように使うことができるということ、だと個人的に解釈しました。
実際に弾いてみると、確かにそれっぽい感じがあります。特にBlendが12時〜1時くらいより前では、どちらかといえばアメリカンでFenderよりなJCのクリーンが、ブリティッシュアンプ、特にプレキシ系のクリーンサウンドに近いようになっていると思いました。
ここで、歪みを加えたくなって、ABDを追加してみました。
多くのブースター同様、Purple Humperと歪み系エフェクターを同時に使用する場合、その接続順により全く違った効果となります。
どのような接続順でご使用いただくこともできますが、初めてPurple Humperをご使用になる場合、まずはクリーンサウンドを作ってから接続順を考えると良い結果となることが多いでしょう。
まず、ご使用のギターやアンプに合わせ、最も気持ちのよいクリーントーンとなるよう、Blendノブを設定します。
続いて、Blendノブの位置がセンターよりも左側ならばPurple Humperの前に、右側ならばPurple Humperよりも後に歪み系エフェクトを接続してみてください。
多くの場合、使い慣れた歪み系エフェクトの音色を残したまま、Purple Humperによりブリティッシュなサウンドが広がります。
これも公式の説明文なんですが、欲しいクリーンサウンドを作って、そのセッティングに合わせて歪みを追加してみよう、ということです。実際のいろいろな組み合わせは手元で試すとして、今回は試奏なのでこの説明のとおりにやってみました。今回は12時以前のセッティングでなんとなくプレキシっぽいと感じたので、そこに歪みを入れるということでPurple Humperの前にABDを入れてみたというわけです。
お店に入ってから試奏を頼むまで、この説明文をスマホで熟読していたのは内緒ですｗ
ABDは、モダンでハイレスポンスなディストーションです。コンプレッション感が低く、ダイナミックレンジが高い、同時に味付けはあまりないタイプですね。JC-120とABDでは、たしかに良い歪みになるんですが、あまりにも素直に歪むため、JC側の個性のなさが強調され、少しパンチに欠けるような印象があるのも事実だったりします。チューブアンプだとそれがものすごく上品なバランスになるんですけどね。
そこで、PHをかけてみると･･･正直びっくりしました。これはたしかにマーシャルです。所謂マーシャルサウンドシミュレート系のペダルで作る歪みとはまた違いますし、当然、本物のマーシャルサウンドとも違うんですが、単純にこの音だけで何のアンプ？と聞かれたらたぶんマーシャルじゃない？と答えると思います。JC-120でこの音がでるんだ、というのが正直な印象でした。
かつて、COT50をJC-120でならしたとき、その音には感動しました。ただCOT50は少し気むずかしいペダルで、クリーンサウンドとアンプの歪みの間に1台だけで使う方法が一番良い、というタイプのペダルだと思います。もちろん使い方はそれぞれだと思いますが、製作者が狙っていたのはそこだったと感じます。
PHの場合は、単体でもCOT50のような、どこか暖かく質感のある音がでます。が、こうして歪みを組み合わせるとさらに良くなるんじゃないかと思います。どんな歪みが合うのかとかもあると思いますが、現状、ABD+PHの組み合わせは本当に素晴らしいと思いました。
というわけで、試奏レポートでした。こうなってくると、いろいろと検証してみたいペダルだと思います。まだ今日買ってきたばかりで、帰ってからは全然弾けてないんですが･･･これからいろいろ試してみて、またレビューを書きたいと思います。
 One Control / Purple Humper ブースター |
人気blogランキングへ
Follow my blog with Bloglovin
