きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト


きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ

がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます

ボカロ曲

リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります



きになるリスト(ニコニコ動画) Youtubeチャンネル Instagram

当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

「ART CoolSwitch Pro」!低価格なアイソレーテッドABYボックス!

【エフェクター】ART CoolSwitch Pro

【エフェクター】ART CoolSwitch Pro
価格:6,912円(税込、送料込)

数々のマイクプリアンプやスタジオ機器を製作するARTから、手頃で使いやすそうなABYボックスが登場です!
この「ART CoolSwitch Pro」は、2つのアウトプットの切替と同時出力を可能とするペダルで、様々な信号の分岐、ギターだと特にアンプの切替に役立つモデルです。
ABYボックスというのは、AB、つまり2つの出力を切り替える機能と、Y、すなわちパラレルアウトの機能を持ったスイッチャーのことですね。例えばステレオ入力のエフェクターに信号を分岐して出力するだけなら、シンプルなモデルで十分使うことができるんですが、ことアンプの切替となると話は違ってきます。
グラウンドループという言葉を聞いたことがあると思います。グラウンドループとは、グラウンド、つまりアース部がループ状となることでアンテナのような働きをし、それがノイズを拾うというもの。よくあるものだと、例えばスイッチャー等のエフェクトループはその名の通り「ループ」の形状をしているわけで、SENDとRETURN、エフェクトを繋ぐケーブルを長く、円を描くように配置してしまうとそこでグラウンドループがおきる、ということもあります。プロのボードなどではSENDとRETURNのケーブルをできるだけくっつけて配置していますが、これはループが円から遠ざかるように気を遣ったものなんですね。
ではアンプの場合はどうでしょう。アンプは、大きいですしボードから離れた場所にあります。必然的にケーブルは長くなりますね。さらに1つの部屋の中で使うとなると、コンセントの元となる電源は1ヶ所であることがほとんどです。つまり、AとBのアンプを使うとすれば、アンプAへのケーブル、アンプからの電源ケーブル、コンセントから元の電源部、そこから別のコンセント、アンプBの電源ケーブル、ABYからアンプBへのケーブル、と大きなループを描いてしまう場合があります。そのため、単に信号を内部で分けているだけのABYボックスを使って2台のアンプにステレオアウトしようとするとグラウンドループがおきる場合があるんですね。
よくあるプリアンプ、例えばSansamp Bass Driver DIで、フォン端子とXLR端子のグラウンドを切り離す「グラウンドリフト」という機能がついているのも同じ理由です。アンプを切り替えることを前提としたABYボックスの場合、グラウンドリフトの機能が付いている物を使うことが望ましいです。
もう1つ、ABボックスで、例えば片方のアウトプットにチューナーを繋ぐような使い方をしていたとき、チューナーへの信号は出力していないはずなのにチューナーが振れてしまった、という経験があるかもしれません。通常のスタンダードなABボックスの場合、このようにAアウトから信号を出していてもBアウトにも信号が漏れるという現象は避けられません。理論上は信号は漏れないはずですし、漏れたとしても微少なので通常は問題ないんですが、これもまた、アンプの切替として使うと問題がある場合があります。
例えば、ABボックスをアンプの切替として使う場合、AアウトからアンプAの間やBアウトからアンプBの間にエフェクターが入ったりします。また、アンプの切替だと片方がハイゲインで強い歪みを作る設定だったりします。すると、そこに微細に漏れた信号が出力されると、通常は問題ないレベルだったはずの信号が増幅され、音として出る場合があります。その場合の信号は微細ですから、ノイズ成分が多くなってしまうことも考えられますね。
それを避けるのが、AアウトとBアウトを絶縁して、物理的なつながりを経ってしまう「アイソレート」です。
続いて、Y出力でパラレルアウトをする場合を考えます。音声信号は波ですから、そこには位相があります。位相というのは波のずれで、「振動数」「振幅」は変わらないので、それ単体では位相がどれだけずれようが聞こえてくる音は同じです。しかし、2台のアンプを同時に出力すると話は違ってきます。
物理を習ったことがある人なら経験があるかも知れません。440Hzの信号を、LとRで位相を180°反転させた音をステレオで鳴らす、という実験があります。聞く位置によっては、音が全く聞こえなくなる場所があります。これは位相が反転しているため、音を打ち消し合ってしまうからですね。2台のアンプを使う場合、アンプ自体の仕様や間に接続するエフェクトにより、2つのアンプの位相が反転していると、それぞれ全く同じ音ではないでしょうから完全に音が消えてしまうことはありませんが、音がスカスカになって聞こえる場所が生まれてきてしまいます。そのため、そういったことを無くすため、片方の位相を反転させる機能というものが必要になってきます。
グラウンドリフト、アイソレート、位相反転。この3つの機能をもつABYボックスこそ、アンプ切替に適しています。
そういう機能を有するペダルはいろいろありますが、ARTから登場したこの「ART CoolSwitch Pro」は、それを低価格に実現しているのがポイントです。
右のフットスイッチでAB切替、左でパラレルアウトができ、筐体手前にはアイソレートのON/OFF、位相反転のON/OFF、グラウンドリフトのON/OFFスイッチが付いています。つまり、アンプ切替にも適したモデルと言えます。インプット端子とA、B出力の他、スルーアウトも付いているので3台のアンプを使ったり、またライン出力を加えたりすることも可能です。
本体はパッシブのため、パラアウトの際にはこのペダルより前のどこかにバッファを接続することが望ましいとは思いますが、それでもこの機能をこの価格で実現したというのはとても良いことだと思います。
 
人気blogランキングへ にほんブログ村 音楽ブログへ

Follow my blog with Bloglovin



にほんブログ村 音楽ブログへ
免責:
紹介している商品のリンク先の販売店、およびメーカーと管理人は関係ありません。
仮に御購入の際になんらかのトラブルがおきましても管理人は責任を負いかねます。
当サイトは楽天アフィリエイト、Amazon.co.jp アソシエイト、Yahoo!アフィリエイト、アクセストレード、A8.net、リンクシェア、Google Adsence、iTunesのリンクを使用しています。
また、当サイトと同じ改造を行って何らかの問題が発生した場合も責任は負いかねます。ご了承ください。
Privacy Policy