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BOSSの21世紀を振り返る! Part.5 〜2008・2009年〜


これまで、2001年からのBOSSのラインナップを振り返り、21世紀のBOSSの歩みを少しずつ見て来ています。前回は2006、2007年のBOSSを見返してみました。デジタルのツインペダルシリーズに始まり、マルチエフェクター、そしてコンパクトペダルと、少しずつ「今のBOSS」の形ができあがりつつある流れの中、今回は2008〜2009年のBOSSを見てみたいと思います。

  • 2008年

まずは2008年。そろそろ見慣れたペダルが出てきます。

BOSS DD-7 Digital Delay

まずはこちら。現在でも世界的に定番ディレイペダルの1つと言える、DD-7です。
BOSS DD-7 Digital Delay
E.Level、F.Back、D.Timeのスタンダードなコントロールに、1〜50、50〜200、200〜800、800〜3200ms(モノラルの場合はそれぞれ倍)のディレイタイムレンジ、つまりD.Timeノブでコントロールできるディレイタイムの幅の切替とHold、Modulate、Analog、Reverseモードを搭載。Analogモードではアナログディレイのサウンドをシミュレートした音色が得られます。ホールドモードでは最大40秒(ステレオでは20秒)のループサンプラーとして仕様可能。
また、フットスイッチを長押しすることでタップテンポモードとなり、タップテンポでのディレイタイム設定も可能。この時、ディレイタイムレンジのモードでタップテンポのサブディビジョン/レシオ、つまりタップの入力に対して実際に設定されるディレイタイムのモードを切り替えることができます。
フルステレオ入出力に加え、外部フットスイッチやエクスプレッションペダルにも対応。ステレオ入出力は接続する端子を組み合わせることでキルドライやピンポン、ロングなどのモードを変えることも可能となっており、外部フットスイッチ/エクスプレッションペダル端子を使えばセカンドスイッチでのタップテンポ設定やエクスプレッションペダルでのディレイタイム/フィードバックコントロールも可能です。
コンパクトなボディですが中身はほとんど多機能ディレイペダルと言える、非常に完成度の高いモデルです。
サンプルムービー
 

BOSS SL-20 Slicer

デジタルならではの操作性を活かし、個性溢れるサウンドを作るペダルです。シンセサイザー的な音色が作れます。音の成分を切り刻んだような効果のフィルタを多数内蔵しており、モジュレーション的な効果からもっと強烈なフィルターサウンドなど、さまざまなサウンドが特徴ですね。
50種類のスライスパターンを搭載していて、さらにツインペダルを生かしたタップテンポ等の操作性をもち、スライスパターンを使ったサウンドを最大40秒(モノラル時)の「ループサンプルとして使うことも出来る、というのがこのSL-20です。モノラルアウトはもちろん、さらに6パターンのステレオアウトを持ち、さらにEXPペダルにも対応していたり、ドラムマシンとテンポをMIDI IN端子を通じて同期できたりと、BOSSらしい高性能なペダルに仕上がっています。
サンプルムービー
 

BOSS GT-10B Bass Effects Processor

現在のBOSSベース用マルチエフェクターの最高峰となるモデルです。
強力なDSPとCOSMプリアンプを組み合わせ、ユーザー200+プリセット200の膨大なプリセットを持ち、多彩なエフェクトやアンプシミュレーターを収録。パラレル・チェインなど使用するエフェクトの組み合わせも様々に設定できます。さらにエフェクトループやXLRアウトなども搭載し、様々な使い方に耐えうるペダルとなっています。
イントロダクションムービー
 

BOSS GT-10 Guitar Effects Processor


2008年に発売されたモデルで、唯一生産完了となったのがこのペダルです。後継機種のBOSS GT-100が現行モデルとなっています。
機能的にはGT-10Bとほぼ同様のギター用モデルです。
BOSS GT-10のエフェクト紹介
 

  • 2009年

続いて2009年です。この年、BOSSはさらなるデジタルの拡大を目指す姿勢を見せます。

BOSS FRV-1 Fender Reverb

2007年に発売されたLegend Ampシリーズの中で唯一現在も現行品となっているモデルです。Fenderとのコラボレーションにより、モデル名にもFenderの文字が入ります。スタイルとしてはFender 63 Tube Reverbのサウンドをモデリングしたペダルですね。
BOSS FRV-1 Fender Reverb
Tone、Dwell、Mixerのシンプルなコントロールで、スプリングリバーブの持つサウンドをシミュレートすることができます。いくらでも多機能に出来るデジタルペダルで、あえてシンプルなモノラル専用モデルとして開発されたのが逆に好感の持てるペダルとなっていると思います。
サンプルムービー
 

BOSS TU-3 Chromatic Tuner

定番のコンパクトペダルチューナーですね。ロングセラーモデルTU-2を置き換えたペダルです。
BOSS TU-3 Chromatic Tuner
±3セントだったTU-2から、±1セントへと精度を向上させ、LEDディスプレイもより精細になりました。ギターモードでは最大6音半、ベースモード(5弦ベースにも対応しているそうです)では3音半のフラットチューニングに対応し、A4=436〜445Hzのキャリプレーション設定ももちろん可能です。他には、アウトプット端子が2つあり、チューニング時に音を出すか出さないかによって分けることができ、また他のペダルに電源を分岐するためのDC OUT端子も装備しています。
サンプルムービー
 

BOSS VE-20 Vocal Processor

BOSSが新たな世界へと踏み出した、と感じさせるモデルです。ヴォーカル用ツインペダルシリーズですね。ヴォーカルエフェクターといえば、DigitechTC Heliconが特に得意とするジャンルです。
BOSSが明らかに仮想敵と見ていたLine6は、2007年にX3シリーズを出してから急激に新製品のペースを落としました。それに対して反応したということなのかどうかは分かりませんが、新たに対抗できるジャンルを求めだした姿勢が見られるように思います。
コントロールは30種類の「プリセット」から選んで使うだけ、パラメータの設定はリバーブのみというヴォーカリストを想定したスタイルで、モノラルで38秒までのフレーズループ機能も搭載します。Phantom電源に対応するXLR端子や電源スイッチなど、ヴォーカル用として必要な機能をしっかり網羅しているあたりはさすがBOSSです。
サンプルムービー
 

BOSS eBand JS-8 Audio Player with Guitar Effects


そして、さらなる意欲作がこちら。こちらは生産完了となっていますが、後継機種のeBand JS-10が現行モデルとして発売されています。
卓上タイプのデジタルオーディオプレーヤーで、SD/SDHCメモリーカードを使用してPCを介してCDから曲を取り込み、保存することができます。そして、本体にギターを直接接続して曲に合わせてプレイすることが可能というものです。
このeBandはUSBオーディオインターフェイスとしても機能し、ギターだけでなくマイクの接続もでき、さらにエフェクトも内蔵されているのでこれ1台でセッションからレコーディングまですることができる、というモデル。本体にエクスプレッションペダルを接続してエフェクトのコントロールも可能となっているようです。また、バッキングトラックやドラムパターンを多数収録したSDカードも付属しています。もちろん、Aux Inもあるので他のプレイヤー等を使って曲を流し、ギターを重ねたりすることも可能となっていて、ギター練習のことも考えて作られたツールです。
イントロダクションムービー
 

BOSS TU-1000 Stage Tuner


こちらも生産完了となっていますが、画期的なモデルです。ただ後継機種はありません。
ステージで見やすいチューナーをコンセプトとした、大柄な筐体を用いたチューナーです。ギターチューナーといえば、かつてはTU-2が全盛で、それに対抗する「KORG DT-10」という構図があったんですが、その後、特にKORGがPitchblackを発売してからは形勢が逆転。チューナーといえばKORG、というほどの人気です。そのKORGですが、2013年にPitchblack Proを発売するまで、定番となっていたラックチューナーを生産完了としていました。その生産が完了したのが2009年ごろ。それに合わせるかのように発売されたモデルです。横幅が40センチを超え、奥行きも16センチ、重さは2.2キロ!ということで、このチューナーは、ほとんどラックチューナーを足下に置いているような感覚で使うことが出来るタイプのチューナーということになります。本体にフットスイッチが搭載されていますが、FS-5Lなどの外部フットスイッチをつなぐことも出来ますので、アンプの上に置いて使うことも出来ます。また、パラレルアウトを装備しています。
チューナーとしての性能は標準的で、精度が±1セント、6半音下げまでのフラット・チューニングやオープンチューニング、ドロップチューニング等にも対応していて、普通のクロマチックモードの他に、ギター用モード、ベース用モードも搭載しています。また、本体から電源を供給することもでき、7分岐のACケーブルが付属します。
イントロダクションムービー
 

BOSS ME-70 Guitar Multiple Effects


2003年に発売されたME-50の後継機となるペダルです。現在はさらに後継機種のME-80が現行モデルとなっています。
ME-50のコンパクトペダルライクな操作感を受け継ぎ、COMP/FX、OD/DS、MODULATION、DELAYの4つのセクションで、それぞれからエフェクトを選んでコンパクトエフェクターのようにパラメータを設定可能。9バンク×4パッチ×2(ユーザー/プリセット)の72パッチのセッティングを保存できます。COSMプリアンプを搭載し、アンプシミュレートの機能も追加されました。
サンプルムービー
 
以上が、2008、2009年のBOSSラインナップです。明らかに「今」のBOSSに近い形が完成し、また新たなチューナーやヴォーカルプロセッサ、ギター練習用のモデルなど、新分野への模索も見られます。TU-1000以外の生産完了品は全て後継機種によるものとなっており、新たな道を見据えながらも安定感のあるラインナップが特徴的ですね。しかし裏では、BOSSはさらなる隠し球を考えているところだったのかもしれません。そのあたりは次回、見てみましょう。Part.6へ続く
 
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