【送料・代引手数料無料!】C9 Organ Machine(オルガンマシーン)【Electro-Harmonix/EHX/エレク... |
試奏させていただいたのは、大阪のロックイン難波店さん。帰省した時に弾いてきました。1/20まで初売りをされているそうです。写真は1/3の様子です。
というわけで、さっそくレポートしてみたいと思います。
Electro-Harmonix C9 Organ Machine
【送料・代引手数料無料!】【予約受付中!次回2月頃入荷】C9 Organ Machine(オルガンマシーン)... |
- Tone Wheel:クラシックなトーンホイールオルガンサウンドです。Modはコーラス、Clickはクリックサウンドの設定です。
- Prog:Keith EmersonがEmerson Lake & Palmer(参考動画)で弾いたオルガンサウンドを再現します。Modはコーラス、Clickは5度とオクターブアップのサウンドを調整します。
- Compact:Ray Manzarekがハートに火を付けて(参考動画)で弾いたオルガンサウンドをシミュレートします。Modはヴィブラート、Clickはアッパーハーモニクスの調整です。
- Shimmer:Brain Eno/Daniel Lanoisの使用でも有名な、Shimmerエフェクト(参考動画)を作ります。Modでアタック、Clickでサステインを調整します。
- Lord Purple:Deep PurpleのJon Lordのオルガンサウンド(参考動画)をシミュレートします。Organ Levelは3つのドローバーの1つ目をシミュレート。Modはコーラスで、Clickでドローバーの2つ目をコントロールします。
- Mello Flutes:BeatlesのStrawberry Fields Forever(参考動画)のオルガンサウンドをシミュレートします。Modはヴィブラート、Clickはヴィブラートの深さを調整します。
- Blimp:Led Zeppelinタイプのサウンド(参考動画)です。Modはコーラス、Clickはアッパーハーモニクスの調整です。
- Press Tone:BeatlesのLet it Be(参考動画)のオルガンサウンドをシミュレートします。Modはコーラス、Clickはクリックの調整です。
- Telstar:伝説の楽曲、Telstar(参考動画)のサウンドをシミュレートします。Modはヴィブラート、Clickはアッパーハーモニクスの調整です。
では、レポートしてみます。
- セッティング
Bill Lawrenceストラトタイプ
↓
Electro-Harmonix C9 Organ Machine
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Roland JC-120
セッティングはこんな感じです。お店の試奏用ギターであるビルローレンスを使わせていただきました。
- 操作性
操作性ですが、各プリセットの特徴だったり、それぞれのノブでの役割が変わったりするので完全に覚えるのはちょっと大変です。ただ、音の変化は分かりやすいので、感覚的にノブを回せば好きな音が見つかる、という感じですね。なので難しいペダルですが、操作感は悪くないです。サイズもコンパクトで良いですね。
- サウンドレポート
では音について。
一応、事前にどんな感じの音が入っているか、というイメージはありましたが、各プリセット、どれがどれ、というのはさすがに覚えていませんでした。なので「このプリセットはこのセッティングでこの音になる」みたいな感じのことは書けませんが、それでも全プリセット音を出しました。
とりあえずこれ、すごいです。けっこう簡単にオルガンのような音を出すことはできます。公式のサンプルムービーに近い感じはすぐに出せます。
何よりもすごいと思ったのが、和音やグリッサンド、チョーキングへのレスポンス。例えば、ギターを全く違う楽器の音に変えるペダルとして、以前レビューした「Miku Stomp」というペダルがあります。これは明らかに内部でギターをMIDIに変換しているということが分かるくらい、かなりシビアに音程を取るタイプのペダルでした。こちらもグリッサンドやチョーキングに反応はするものの、「しっかり弾かないと」全く違う音程になることもあるシビアさがありました。その代わり、出て来る音はギターとは全く違う音です。これは1つの技術として素晴らしいです。
一方でC9の場合、あくまでもエフェクター的というか、良い意味でおおざっぱです。要するにMIDIを使わずにトラッキング(音程の追従)などの処理をしているということだと思いますが、そのおかげでポリフォニックに完全対応し、ギター的なプレイもそのまま出力できます。しかし、音もどちらかといえばギター的です。たしかにオルガンらしい音で、「簡単にそれっぽく」音を作ることはできるんですが、その音があくまでも「ギターサウンドを加工した」音の範囲であることもまた事実です。
まぁ、オルガンというか、キーボードはギター的なプレイもありますし、ヴォーカロイドの場合は完全に別のパートとしてのプレイになるので、それぞれのエフェクトが目指した方向性の違い、そこに至るまでのプロセスの違いは明らかに正しいと思いますが、弾き手として感じた違いはこんな感じです。
さて、ではその音がどの程度オルガンっぽいのか、というと・・・バンドアンサンブルの中で使えば、十中八九は気付かれないレベルです。あーオルガンを弾いている人がいるんだな、というのが分かるレベルですね。「完全なオルガンの音」を求めると、何か違うとなるのかもしれませんが、はっきり言って十分なレベルかと思います。これ以上を求めるなら、Roland GR-55のようなディバイデッドピックアップを使うタイプのデジタルギターシンセを導入するしかないと思います。
音を出していて少し気になったのは、ライトハンド奏法へのレスポンス。私のプレイが悪いというのもあるかもしれませんが・・・所謂タッピングへのレスポンスはイマイチです。サステインも、それほど長くは感じませんでした。
ただ、今回は試しませんでしたが、間にブースターやコンプレッサーを入れたりすることで改善されるとは思います。
後から気付いたこととして、同じくエレハモのFreezeを組み合わせると、サステインペダル的な使い方ができるかもしれないと思いました。C9はドライとウェットを別に出力できるので、ウェット出力の後にFreezeを入れれば、オルガンサウンドを永続させながらギタープレイ、ということも簡単にできそうです。また、ドライとウェットを別口で出せるので、ドライ側にワウペダルなどを入れれば、レゲエのバッキングを1人で担当することもできそうですね。
アンプを2台も用意できない、という声もありそうですが、JC-120は2つチャンネルそれぞれにプリとパワーアンプが入っていて、内部のスピーカーを別々に鳴らすことができるので、実はこのペダルを使ったいろいろな奏法を試すこともできたりします。このあたりはさすがに試奏ではちょっとお願いできないので、買って試したいところですね。
というわけで、Electro-Harmonix C9 Organ Machineのレポートでした。十分遊べますし、とても効果的に使えるペダルだと思います。
サンプルムービー
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