人気の高いアメリカのエフェクターブランド、JHS Pedalsから昨年発売され話題になったアンディ・ティモンズのシグネチャーモデル、JHS Pedals The ATを弾いてきたのでレポートしたいと思います。
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JHS Pedals The AT
というわけで、The ATです。ATはもちろん、アンディ・ティモンズのイニシャル。そして「アット」と読めることから、ペダルには@が描かれています。
Angry Charlieをベースとしたペダルで、コントロールはVolume、Drive、Air、EQコントロールと3モードスイッチを搭載。EQはいわゆるトーンコントロールで、ハイパスフィルタです。Airはもう1つのハイパスフィルタで、ハイトレブルを強調。3モードスイッチはヘッドルームの切替で、100W/50W/25Wのモードを選択可能。100Wは音が大きく、クリーンなトーン、50Wが中間で、25Wが音量は下がるもののゲインが高いサウンドとなっています。9〜18V駆動に対応しています。
それではレポートしてみます。
- セッティング
Fender USA American Standard Stratocaster
↓
JHS Pedals The AT
オーバードライブ/ディストーションThe AT/オーバードライブ/ディストーション/JHS Pedals/ジェ... |
Roland JC-120
セッティングはいつもの感じです。
- 操作性
コントロールは少し変わっていますが、4ノブ+3モードスイッチと、特に難しいことはありません。楽器、機材に合わせたAIRのセッティングがけっこう大事かもしれません。
- サウンドレポート
このペダルはAngry Charlieをベースとしたペダルということもあり、以前のAngry Charlieのレポートもまた見ていただければと思います。基本的にAngry Charlieとの比較という形で書いてみます。
まず、基本的にノブを12時、スイッチも中央から音を出して見ました。Angry Charlieもあきらかにマーシャルなトーンだったんですが、ATはさらに「マーシャル」って感じの音ですね。ある意味味が濃いとも言えますし、アンプライクな雰囲気が強くなったと言うこともできるかと思います。
分かりやすく明瞭なサウンド、エッジがけっこう立っていて、分かりやすい音が出るペダルですね。
100W/50W/25Wの切替はクリッピングです。数字が大きいほどコンプレッションが低く、音量が大きくなります。接続するアンプに合わせて使うと良さそうな感じですね。大きな音量が出せる環境で大出力アンプを使うならペダルも100Wに、小音量で小出力アンプを使うならペダルも25Wモードにすると基本的にバランスが良くなりそうだと思います。もちろん、実際に出力が変わるものではないです。
そしてEQとAIRコントロール。これが面白いです。元のAngry CharlieはTONEとPRESENCEコントロールを搭載していて、実は機能としての組み合わせはほとんど変わっていないです。それほど大きく変わったわけではないんですが、何故か弾いているとより感覚的なコントロールができるようになっているように思いました。絶妙な調整がなされた形だと思います。
AIRコントロールはハイトレブルを操作するもので、ブライトなアンプでは下げて、太いアンプでは上げて音色を調整できます。例えば残りの3つのノブを使って基本的な音を作っておけば、あとは環境に合わせて音を調整できるので、実践的で使いやすいコントロールと言えそうだと思います。
レスポンスは相変わらずJHSらしく、ディストーションペダルと言って良いのか迷ってしまうほどのハイレスポンス。ギターのVolumeでほぼクリーンもいけます。表現力が高いペダルですが、かといってレスポンスが高すぎて使いにくいということもない、分かりやすい音が簡単に出せて、それをさらに微調整できる。クオリティの高いペダルだと思います。
シグネチャーモデルではありますが、アンディ・ティモンズの音を出すペダル、というよりも、より「マーシャルらしい音が出る」ようになった、進化したAngry Charlieという感じのペダルだと思います。
マーシャル系の音が好きなら、試してみる価値はあると思います。
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