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話題のオーバードライブ、「Mad Professor Sweet Honey Overdrive Deluxe」、弾いてきたのでレポートします!

MAD PROFESSOR/New Sweet Honey Overdrive Deluxe
価格:25056円(税込、送料別)


フィンランドの人気エフェクターブランド、Mad Professorが先日発売し、話題となっているオーバードライブペダル「Mad Professor Sweet Honey Overdrive Deluxe」。早速試してきたのでレポートしたいと思います。
個人的にもSHODレビュー)や、その元となったオーバードライブ、BJFEのHBOD(レビュー)を持っていて、それらとの比較などもできればと思います。では、いってみましょう。

Mad Professor Sweet Honey Overdrive Deluxe


こちらがSweet Honey Overdrive Deluxe(以下DLX)です。形としてはNew Sweet Honey Overdriveとして販売されている、ファクトリーモデルと同様、手頃な価格帯で製作されるモデルですね。ちなみに何度か書いていますが、国内ではNewシリーズ、海外でPCBと呼ばれることのあるこのシリーズ、かなり後出しではありましたが、現在公式ではファクトリーモデルという言い方をしています。(ハンドワイヤードモデルもPCBを使用して作られているため、PCBという呼び方もちょっと違うんですよね)
コントロールはVolume、Drive、Bass、Treble、Focus。オリジナルモデルの3ノブに加え、TrebleとBassコントロールを追加したバージョン。Trebleノブは歪み回路の後、Bassノブは歪み回路の前に設置され、Focusコントロールは、「音の歪みやすさ」をコントロールするものです。
このモデルですが、新製品発売の記事で、単にコントロールを追加しただけのものではないと予想していました。理由はインプットインピーダンスが、SHODはハンドワイヤード、ファクトリーともに260Kだったのに対し、DLXは390Kとなっているため。Mad Professorは、モデルによってあえてバッファを通さない状態に合わせたインプットインピーダンスを設定するなど、そこにもこだわりを見せていることから、「結果的にこうなった」というだけのものではなさそうだという予想からです。それは実際どうか、試してみたいというのがありました。
では、レポートいってみましょう。

  • セッティング 

Fender USA American Standard Stratocaster



Mad Professor Sweet Honey Overdrive Deluxe


Roland JC-120
Roland JC-120
セッティングはこんな感じ。いつものストラト+JCです。
 

  • 操作性

コントロールは多いですが、スタンダードなオーバードライブの3コントロール+2バンドEQという形で、迷うことはないです。あえて言えば、下段ノブの配列がBass、Treble、Focusとなっているんですが、無意識にBass、Mid、Trebleと思ってしまう時がありました。なれれば問題ないと思います。
 

  • サウンドレポート

では、音についてです。
ノブを12時にして音を出すと、かなりスタンダードで扱いやすいオーバードライブ、というのは間違いないです。というか、ほとんどどんなジャンルもカバーできるオーバードライブですね。相変わらずのハイレスポンス、明るく綺麗な音色。ギターやアンプのサウンドに忠実でありながら、このペダルでしかありえない音が出ます。このサウンドはさすがですね。
ただ、通常モデルと比較すると、こんな歪んだっけ?という印象です。


ということで、SHODの登場です。私自身も所有する、ハンドワイヤードのSweet Honey Overdrive(以下SHOD)との比較をしたいと思います。
とりあえずSHODを鳴らします。やはり、こんなに歪まないですね。DLXの方がかなり強く歪みます。なんとなくのイメージとして、SHODがオリジナルTS、DLXがよくあるTS系オーバードライブ、というような印象。TS系にもいろいろありますが、クリッピング切り替えによるゲイン幅の増加やミッドを抑えたことによるバランス向上により扱いやすくなりながら、同時にオリジナルTSの音は出ない、というのが多いです。今回のSHODとDLXの比較、そういう印象でした。言うまでもないですが、どちらもTSとは音は全く違います。立ち位置のイメージの話です。
たとえば、SHODのノブ全部12時のセッティング。並べて音を鳴らしながら調整しましたが、どんなセッティングにしても同じ音は出ません。というか「ほぼ同じ音」も出ません。ギターのヴォリュームを下げた時の音はかなり似ますが、特にアタックからの倍音成分の出方が全く違いますね。
ちなみに、SHODはBJFEのHBODを元にしたもの、というのは有名な話ですね。そのHBODは、実は3BOD、つまりBlueberry Bass OverdriveのBJFEモデルをギター用にしたものです。サウンドとしてはスプロアンプにインスパイアされたのがHBOD、ですがSHODはそこからかなりサウンドキャラクターが変えられていますので、SHODはスプロサウンドのドライブペダルではありません。もっとスタンダードなクラシックODに近いです。
実際、SHODはかなり滑らかなサウンドを作ります。マーシャルアンプなどの大型アンプと組み合わせると少しコンボアンプっぽいジリっとした歪みが出ますが、HBODはかなり強力にコンボアンプなサウンドが出ます。ゲインが低いのに強く歪むサウンドが、HBODの大きな特徴です。
で、今回のDLX。HBODとSHODの間的なサウンドに思います。SHODほどスムースで滑らかではなく、倍音がジリっとしていてコンボアンプ的な歪みが出ます。といっても音はブライトで優しく、HBODのような「思ってたよりすごい歪む」ようなサウンドにはなりません。最後まで扱いやすさがあり、常に制御下に置きながら幅広く音を作り、細かな表現もできるのがDLXという感じです。
2バンドEQの操作範囲はスタンダード。広くもなく鋭すぎることもありません。Focusノブはかなり違っていて、DLXの方が調整幅が相当広いです。Focusノブの調整幅は、広い順にDLX>>SHOD>HBODという違いですね。
 
SHOD DLX、間違いなく優秀なオーバードライブです。守備範囲も広く、音も良くてハイレスポンスで扱いやすい。すごいペダルです。
SHODを使っていたり弾いたことがあって、音は良いけど迫力がちょっと足りない、と感じているならハマると思います。逆に、SHODのサウンドが最高、という方は是非DLXを試してみてください。たぶん思っていたより違うと感じると思います。その上で、気に入るかどうかはそれぞれですね。個人的にはSHODの方が好みでした。といってもHBODも持っているので、間のペダルはなくても良いか、というのもあります。間違いなく優秀なペダルなので、今から新しく「良いオーバードライブ」を探しているなら、これは選択肢に入れるべきペダルの1つだと思います。


サンプルムービー
サンプルムービー2
 
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