伝説と言われるダンブルアンプ。そのサウンドを再現したというペダルをまとめる特集、前編に続き、今回は後編です。では、いってみましょう!
※ブランド名順に載せていきます。
1996年から長年にわたりハイクオリティなエフェクターを制作する
Menatoneのダンブルペダルです。コントロールはVol、Gain、Harmonic Content、Reso、Push、Accent。Harmonic Contentで倍音の豊かさを、Resoが低域、Pushが中域、Accentがピックアタックのコントロールとなっています。
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アメリカ、テキサスのハンドメイドエフェクターブランド、
Mojo Hand Fxのダンブルペダルです。コントロールはGain、Volume、Treble、Bass、そして2モードの切替スイッチを搭載。リッチな倍音成分、やわらかなローエンド、重厚なミッドレンジで、かつ非常に早いレスポンスが特徴ということですね。2モードのトグルスイッチは、スムースなボトムとフラットなEQが特徴のサウンドと、よりミッドが出てバイト感の強いサウンドを切り替えることができるようになっています。
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同じくMojo Handのダンブルドライブ。コントロールはVOL、TONE、GAIN、ACCENTコントロールとJAZZ/ROCK切替スイッチを搭載。「ミディアム〜ハイゲインなトーンを、伝説のアンプサウンドを維持したまま作ること」ができます。
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中国のエフェクターブランド、
Mooerのダンブル系ペダルです。
Zendriveがベースになっているペダル。ダイナミックなレスポンスを持つダイナミクスの広いスムーズなオーバードライブペダルで、コントロールはGain、Volume、Tone、そしてVoiceコントロールを搭載しています。
試奏レポート
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タイ王国で長くハンドメイドエフェクターを制作する
Pedal Tankのダンブルペダルです。「タッチセンシティブ、かつ圧巻のダイナミックレスポンス、スムースで暖かく、ソフトでバランスの良い、ロー〜ミディアムゲインのオーバードライブ」ということで、スタンダードなLevel、Tone、Driveコントロールを使ってシンプルにダンブルトーンが得られるペダルです。
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記事中では先に名前がでましたが、日本で長年ハンドメイドエフェクターを制作する
Shin's Musicの代表作です。コントロールはDRV、ACCENT、TONE、VOL。かなり変わったスタイルのペダルで、設定次第で強烈なハイゲインサウンドも出すことが出来ますが、基本的にはロー〜ミディアムゲインのオーバードライブですね。とにかく早いレスポンスが特徴のペダルです。
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通常のDumbloidに、サウンドを切り替えるスイッチを搭載したバージョンです。Rockモードは通常のDumbloid、Jazzモードはトーンを絞った暖かなトーンです。
2台のDumbloidを1つにまとめ、それぞれを切り替えて使えるペダルです。
フィンランドで「Triodipaja」という真空管やアンプのメンテナンス、リペア、改造などの会社を主宰するラッシ・ウッコネンがデザインし、
Mad Professorが制作するブランド、
Simble Pedalのダンブルペダルです。コントロールはLevel、Sensitivity、Contour、Accent。Levelが音量、Sensitivityがゲインの調整。Accentは歪み回路の前で音色を調整するコントロールで、ピッキングアタックとブライトネスを設定する物。オリジナルダンブルアンプにあるRock/JazzスイッチやMiddle-Boostスイッチのような使い方ができるとのことです。Contourは、歪み回路の後で音色を調整するコントロールで、いわゆるトーンコントロール的な効果ですね。倍音成分のバランスをコントロールできるということです。
レビュー
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サンプルムービー3 (Triodipajaバージョン)
ドイツのハンドメイドエフェクターブランド、
WEEHBO Effekteのダンブルペダルです。2chタイプのオーバードライブペダルで、コントロールはLevel、Bass、Middle、Treble、More、DriveコントロールとMid FreqのLow/High切替スイッチ、また駆動電圧を可変するSelectスイッチを搭載。フットスイッチは右側がON/OFFで左側がチャンネルセレクトとなります。チャンネル1はDriveコントロール、2はDriveコントロールとMoreコントロールの両方でゲインを調整するというものですね。
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ということで、
前編と後編、2回に分けてダンブルペダルを見てきました。長年作られているものから新作までいろいろ。ダンブルペダルって、Zendrive以前と以降、そしてDumbloid以前と以降あたりで傾向がちょっと変わる感じがします。ダンブルエフェクターからブルージーなアーティストサウンド系ペダル、そしてアンプライク系へと変わっていくような雰囲気ですね。そんな傾向を感じながら好みのペダルを見つけてみると良いのでは無いかと思います。
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