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ディーゼル“Hagen”アンプを再現!?「Mooer Preamp 001」弾いてきました!レポートします!


数々のミニペダルをラインナップする中国のエフェクターブランド、Mooerが発売した話題の10種類のペダル、Mooer Preamp Series。1機種ごとに1つのアンプサウンドを収録するミニサイズペダルです。
今回、そのナンバー001。「Mooer Micro Preamp 001」を弾いてきました。さっそくレポートしたいと思います。

Mooer Micro Preamp 001


こちらが、そのMicro Preamp 001です。
元となったアンプはDiezel Hagen。ディーゼルアンプの中でも特にモダンなトーンを作るハイゲインアンプです。
Diezel 100Wギターアンプヘッド HAGEN
元のアンプはこんなデザイン。見ての通り、オリジナルアンプのデザインを元にしているのが分かります。横に置くとアンプヘッド風になる形です。

コントロールはこのとおり。VOL、GAIN、TRE、MID、BASS。3バンドEQとヴォリューム、ゲインコントロールを搭載。CH/CABボタンをプッシュするとチャンネル切り替えが可能となっています。青LEDがクリーンチャンネル、赤LEDが歪みのチャンネルです。各チャンネルの設定はその都度プリセットされるので、音を作ってチャンネルを切り替えると、ノブの位置とは関係なく以前のプリセットが読み込まれます。ノブを動かすと、今選択中のチャンネルの音が変わる、という形ですね。CH/CABボタンは長押しすることでキャビネットシミュレーターがONになります。キャビネットシミュレーターON時、LEDが点滅します。
さらに、フットスイッチはエフェクトON/OFFに加え、長押しすることでチャンネル切り替えの機能に設定することもできます。常時ONで使う場合はこの設定の方が使いやすそうです。
では、レポートしてみます。セッティングからいきましょう。

  • セッティング

Fender American Professional Stratocaster


Mooer Micro Preamp 001


Roland JC-120
Roland JC-120
このセッティングです。あえてストラトで。どんな音がでるか試してみました。
 

  • 操作性

このペダルの機能は先に書いたとおり。小さいペダルにこれだけの機能を載せているので、そこは知っておかないと特にチャンネルボタンやフットスイッチの長押しは気づかないかもしれません。ただ、ノブ自体は通常のアンプやエフェクターと大きく変わりません。3バンドEQやゲイン、レベルなので音作りは難しくありません。
1つだけ、このペダル、横置きでアンプヘッドの形になるように作られているので、“GAIN”や“TREBLE”みたいなノブのラベルが横向きに書かれています。しかしノブの位置は通常の縦置きなので、一瞬あれ?となるときがありました。慣れればなんてことなさそうですが、そこは最初??となるかもです。
 

  • サウンドレポート

では、音について。そうそう、このペダル、特に試奏するときに注意することがあります。なぜか分かりませんが、初期設定がとんでもないんですw
LEVEL、GAIN、TREBLE、BASSが最大、MIDが最小というすさまじいセッティングになっています。見た感じ全部そうなってます。いきなり音をだすと爆音が出るので、まずはLEVELを調整してから音を出す方が良いと思います。びっくりしますw
で、音ですが・・・すごいです。まずはクリーンチャンネルですが、「透き通る」って言葉がよく似合うような音です。モダンアンプのクリーンチャンネルは濁りが無くてハイファイな音なので、実際こんな感じなんだろうなと思います。モダンクリーンサウンドを作るペダルとして使うのもありですねこれ。EQはかなり可変します。GAINは最大でもローゲインって感じです。
あ、ちなみにですがオリジナルのDiezel Hagenは弾いたことがないです。動画は見たことがあります。
その上で、歪みのチャンネルの音について。これすごいかもしれません。
音はまさにあのディーゼルの音。ちょっと腰高のミッドをピークに、深く、重たいローエンドまでが再生されるゴリゴリな歪みです。若干のジリジリ感。そして周波数帯全体が飽和感に溢れていて、それでいて音がぼやけない。めっちゃ歪んでるんですが、ちゃんと音が前に出てきます。音の雰囲気としてはすごい上質なアンプシミュレーターを使っているような感じです。
この音が出るエフェクターってなかなか無いと思います。Diezel VH4 Pedalは別として・・・こういう感じの音のペダルは他にWeed UGEEEくらいかな・・・ただUGEEEよりももっと鋭い音がでますね。こっちのチャンネルもEQはやたら効くので、設定をやりすぎると使いにくい音になりますね。なのでEQ設定は控えめにすると良い感じだと思います。
チャンネルボタン長押しでかけられるスピーカーシミュレーターは、ハイを削ってミッドを少し出すような感じ。ここはよくあるスピーカーシミュレーターって感じです。
 
ということで、Mooer Micro Preamp 001のレポートでした。
このシリーズ、全てオリジナルアンプの音をプロファイルして収録しているということです。Kemperと比べるとどうか分かりませんが、音を作る手法自体は共通していると考えれば、それがこの価格帯ってのはちょっとすごいなと思います。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
サンプルムービー4(001,005,008,009)
参考:EVH 5150 IIIを元にしたMicrp Peramp 005とKemper 5153アルゴリズムの比較

 
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