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低価格ペダル特集!チャイナなエフェクターブランドまとめてみます。


今、多くのエフェクターが発売されていますが、それらは大きく3つのグループに分けることができます。1つはBOSSMXRをはじめとする大手メーカー。数々の定番ペダルや挑戦的なモデルなどを制作し、基本的にマスプロダクツとして販売します。
そしてハンドメイドエフェクター。そこにはFulltoneMad Professorのように、ほぼ大手と変わらないレベルのブランドもあれば、nature soundなどのようにごく少量のみを生産するブランドも含まれています。基本的にこだわりが高いモデルが多いです。
そして第3極。それが低価格ペダル。特に中国製の低価格ペダルブランドはもはやエフェクターの中でもかなりの割合を占めているといえるかと思います。今回は、そんな中華エフェクターブランドを改めてまとめて見てみよう、という回です。
中国ブランドの大きな特徴は、「OEM」と「コピー」が同居している点。明らかにデザインが違うだけの別ブランドもあれば、筐体を変えたものもあったりします。一方で、きちんとオリジナルで製作し、クオリティを上げながら手頃なモデルもあったり、いろいろ。なのでとても全てを網羅することはできないと思いますが、できるだけ載せてみたいと思います。各ブランド簡単に説明を付けて、アルファベット順に載せていきます。

Ammoon


基本的にミニペダル。ほとんどがRowin等と同じスタイルのOEMペダルです。こんなパワーサプライ搭載ペダルがあったりもします。

Aroma


ミニペダルやコンパクトサイズのペダルなどをラインナップしています。メインは小物系、カポやクリップチューナーなどを制作しています。

Caline


コンパクトサイズのペダルをいくつか制作するCaline。初期からある中華低価格エフェクターブランドです。

Donner


国内だとほぼAmazonでの取扱いになるかと思います。そのほとんどはRowinと同じスタイルのOEMペダルです。低価格ブランドの中でもかなり低価格なため、けっこう耳にすることもあります。

Eno Music

先に名前がでたRowinと並び、多くのOEMモデルの元となっていることも多いブランド。国内に入っている正規品はおそらく日本専用デザインとなっています。

Hotone

ミニペダルの中でも特に小さな筐体を使用したシリーズや、デジタルペダルなどもラインナップ。中華ブランドの中ではオリジナリティは高い方だったりします。クオリティもかなり高いです。

JOYO

現在の中華ブランドの地位を築き上げたと言っても過言ではないブランド。JOYOが出てくる前と後では中国のエフェクターブランドのイメージは圧倒的に変わりました。まさに風雲児と言えるエフェクターブランドです。エフェクターだけでなく多くの小物も製作しています。

Kokko

国内だとchuya-onlineで取扱いのあるブランド。コンパクトサイズとミニサイズをラインナップし、スタンダードでポップなデザインを用いたペダルを制作しています。

Mighty Sound

同じくchuya-onlineで主に取り扱いのあるブランド。中国のスタンダードなミニサイズペダルのスタイルを持ったペダルをラインナップしています。

Mooer

現在の中華ブランドの地位を築き上げたのがJOYOなら、その地位を盤石にしたのがMooerといえます。特にミニサイズペダルに大きなノブと小さなノブを組み合わせて配置するスタイルは数多くのフォロワーブランドを呼びました。ちなみにMooerの社長はJOYO社長の夫人だったりします。かつてはアナログミニペダルが中心でしたが、現在はデジタル技術を用いたペダルが多く、このMicro Preampシリーズはアンプをプロファイルして制作されたモデルだったりします。

Nux

以前からデジタルに強く、多くの低価格デジタルペダルを制作してきたブランドです。コンパクトペダルだけでなくマルチエフェクターも多く制作しています。

Revol Effects

中国のスタンダードなミニサイズペダルをラインナップするブランドです。Eno Music系のスタイルのペダルが多い印象です。

Rowin


早くからスタンダードなスタイルのミニサイズペダルを制作してきたブランドです。最近はこのように中央に出っ張りのあるデザインを制作しています。同じスタイルのペダルをラインナップするブランドも数多くある、いわゆるOEM元ブランドの1つと言えそうです。

Tom's Line Engineering


こちらもスタンダードなチャイニーズミニペダルを制作するブランド。中央にノブを踏まないよう“柵”が設けられています。Aroma系のブランドだと思います。

Tone City

Tone City
こちらもスタンダードな中華ミニペダルのスタイルを継承するブランド。ここはおそらく、以前Movallとして活動していたブランドの系譜にあたるかと思います。オリジナルティのあるコピーモデル・・・というとなんか変ですが、このスタイルの大本になるMooerの回路ではない回路を用いたペダルを制作しています。

Valeton

チャイニーズなスタイルのミニサイズペダルだけでなく、アナログな操作性のマルチエフェクターも制作。最近はこのBOSS的デザインでBOSSのヴィンテージモデルを元にしたペダルを制作するシリーズで人気だったりします。Hotone系のブランドですね。

Xvive

こちらもスタンダードな中国のミニペダルスタイルを継承するブランドの1つ。Eno Musicと並び、“ポストMooer”的な存在となったこともあるブランドです。
その後Mooerはデジタル路線となり、Eno、XviveあたりがMooer的な回路を引き継ぐようにアナログペダルを制作しています。
 
ということで、こんな感じでしょうか。
正直、まだまだあります。日本に入ってきていないブランドもたくさんありますね。ただ、それでもかなり中国ブランドにどんなものがあるか、イメージできるのではないかと思います。文中、多少きわどい表現があったりしますが・・・そういうことかな、と思ってもらえればw
中国のエフェクターブランドは、群雄割拠です。
 
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