この記事はアーリーアクセス版のインストールについて記載しています。
より新しいインストール方法はこちらです。
かつてRolandの傘下ブランドとして多くのレコーディング機器やソフトウェアを発売したCakewalk。中でもDAWソフトウェア「SONAR」シリーズは多くのユーザーが使用するDAWとして人気でした。
その後Gibson傘下となったものの、SONARの開発停止が発表されました。
そして最近、シンガポールのBandLabがCakewalkを買収。このたび、SONARが「Cakewalk by Bandlab」として復活することになりました。
復活したCakewalk by Bandlabは、以前のSONAR Plutinum相当の機能を持ちながら、無償で使用できるDAWとして公開されることが決定。本日からダウンロードが可能となっています。
さっそくダウンロードしてみたので、やり方などを載せたいと思います。
まずは動作環境から。新しい「Cakewalk by Bandlab」は、下記の環境で動作します。
- Widnsows 7以降(64bitのみ)
- Intelマルチコア、またはAMD CPU
- 4GB以上のRAM
- 3GB以上のディスク容量
- 1280×800以上の解像度
機能は先ほども書いたとおり、SONAR Plutinum相当。Skylightインターフェイスを維持し、トラック数は制限なし。プロチャンネルもあります。VST3に対応するエンジンを備え、タッチ操作なども可能ということですね。ARAにも対応。
多くのスタジオクオリティエフェクトも収録。そして全て無料で使うことができます。
Windows用ですね。
ではダウンロード方法を。
Cakewalk by BandLabのサイトにアクセスします。
そしたら少しスクロールするとこういうのが出てくるので、Get Early Accessをクリック。
続いてのページをスクロールすると
こういうのがあるので、改めてGet Early Access Nowをクリックすると、ファイルがダウンロードされます。
さて、Cakewalk by BandLabを使うには、BandLabアカウントが必要です。
今見ているページの右上にログインやサインアップというボタンがあるので、そこからアカウントを作りましょう。FacebookやGoogleと同期でもOKです。
ちなみにChrome以外のブラウザでアカウントを作ると、Chromeをダウンロードしてね、というページが出ますが無視して閉じてOKです。BandLabの方もやる、というならChromeからアクセスすると良いでしょう。
で、ダウンロードしたファイルを開くと(開いて大丈夫か?みたいなのが出ることもありますが無視して開いてOKです。)、こういうのがインストールされます。開くときに先ほど作ったアカウントを入力する必要があります。
BandLab Assistantというアプリです。これで、画像のようにAppsを選んで、Cakewalk by BandLabをインストールします。
インストールが始まります。通常は「Recommended」と出ている方を選んでインストールすれば良いと思います。
インストールが終わると、ここがこんな風にOpenとなるので、開けばCakewalk by BandLab、すなわち新SONARが開きます。インストール後はスタートメニューからも直接Cakewalk by BandLabが開けるようになります。
なんかあったときの状態をBandLabに報告するかの設定。自由に選んでNext。
これでOKです。
そしたら最初の設定。デモソングを開くか、新しいプロジェクトを作るかというのが出てきます。新しいプロジェクトを選ぶと・・・
続いて、すでにオーディオインターフェースを接続していたりCubase等でVSTを使用している場合、ですが、入出力やVSTの格納場所を設定する必要があります。以前SONARを使っていて、SONARのデフォルト設定の場所のままの場合、VSTは設定なしでも良さそうです。
EditのPreferencesから環境設定を行います。
開くとこんな画面が出ます。ここでオーディオインターフェースの入出力も設定しておきましょう。
そしてここでVSTのフォルダを指定します。VST Scan PathsのところにAddボタンでVSTを入れているフォルダを入れていきます。
そしたら右下にVST検索の状況が出ます。
終わったらこんな風になります。エラーは「無効にしますか?」みたいなのを聞いてくるので無効にしました。たぶんどっかで落とした無料VSTが使えなかった感じです。
続いて、VSTをプロジェクトで使用するための設定があります。
VSTインストゥルメントを使う場合はここで設定します。
そしたらこんな画面が出てくるので、左からVSTのタイプを選び、中央に表示されるVSTを右側のメニューに入れていきます。そして右上のフロッピーアイコンでメニューの状態を保存します。
改めて、Insert>Soft SynthでVSTインストゥルメントが選べるようになっているので、そこから選びます。
↓解決済みですが、当初起こった問題なのでそのまま載せておきます。
なお、すでにVSTを持っている場合ですが「全てがそのままCakewalkで使えるとは限らない」です。今のところ、なぜか分かりませんがうちの環境ではModo BassとBFDが起動できていません。ただの設定の問題だとは思いますが・・・。
そしてボカロは意外と大変かも。ボカロってちょっと独特で、Cubaseだけはヤマハのつながりで専用のソフトがあったりもしますが、通常Piapro StudioというVST2プラグインをインストゥルメントとして使用することで、DAWと同期しながらボカロの編集ができます。ただ、Cakewalk、VST2のインストゥルメントに対応していない可能性があるんですよね。今後のアップデートで(どちらかのアップデートで)対応する可能性はありますが、もしかしたら今のところ、Cakewalk上でボカロを編集することはできないかもしれません。
CryptonによるSONARでの使い方の設定のページでは、VST2をソフトシンセから選べってあるんですが、VSTの追加画面で左側にVST2インストゥルメントが無いんですよね。単にPiapro自体が検索できていないから無いだけなのか、サポートされていないのかそのへん不明。ただエフェクトの方でVST2を選べるのでサポートされていないって事はないと思うんですけどね。ちょっとここは分かり次第追記したいと思います。分かる方コメントしていただければ助かります。
今までCubaseしかほぼ触ったことがないので・・・SONARの設定が出来ていないだけだろうとは思うんですが・・・。
追記、解決しました!
新SONAR、「Cakewalk by Bandlab」でプラグインが動かなかった問題、解決!
変だと思ったら再起動と設定確認。それが基本でしたね。それで終わりました。
まぁそれはともかく、これだけの機能を持つDAWが無料で使えるようになるというのはすごいことです。よくオーディオインターフェースなんかに無料でDAWの機能限定版が付いてたりしますが、それが不要になるってことでもあるとも言えますね。
ちなみに、Cakewalk。無料ですが
カンパウェア的な要素があったりします。チームに資金援助することができます。49ドルからマグカップ、99ドルでマグカップとTシャツ、199ドルでBandLab Link AnalogとTシャツ、マグカップ。999ドルではなんとAbout Usに名前を載せてもらうことができます。
詳しくはここから。サポートしたいって方はやってみても良いかもです。
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