スウェーデンのベースアンプメーカーで、ベースエフェクターも定番モデルを多く制作するEBSから、幅広い音楽性を持ち、スタンダードなベースだけでなくアップライトベースやピッコロベース(オクターブ上のベース)などもプレイするスタンリー・クラークのシグネチャーモデルです。
アコースティックプリアンプの名前のとおり、アコースティックベース、つまりアップライトベースで使えるプリアンプとなっています。
AとBの2チャンネルプリアンプで、それぞれにGain、Treble、Filter、Mid、Bassコントロールを搭載。
Midは中心周波数を70~2.5kHzで設定出来、それを±13dBで操作セミパラメトリックEQとなっています。Qは0.8固定のバンドパスフィルターです。
Trebleは10kHz、Bassは40Hzを中心とし、±15dBで設定出来るシェルビングEQです。
Filterはノッチとハイパスを選択でき、ハイパスのときは最小でOFF、最大で450Hz。ノッチ時は70~2.2kHzまで設定できます。ノッチのQは7固定、7dB下げます。
チャンネルAにはElectretスイッチがあり、Pwr側にするとエレクトレット(コンデンサ)ピックアップ用の5V電流を供給することができます。また、PhaseスイッチでチャンネルAの位相を反転可能です。
チャンネルBにはSourceスイッチがあり、Bチャンネルインプットをフォン端子にするかXLR端子にするかを切り替えることができます。
AとBのチャンネルはA/Bフットスイッチで切り替えることが可能。側面にあるA+Bスイッチを押すと、AとBチャンネルを同時に使用してミックスアウトすることができます。チャンネルAのPhaseスイッチで位相を合わせられるので便利ですね。
Volumeノブはマスターボリュームとなっています。
端子はインプット、ChBインプット、チューナーアウト、エフェクトループ(ステレオ端子)、アウトプット、XLRインプット、XLRバランスアウト、AUX IN、ヘッドフォンアウトを搭載。
エフェクトループはパラレルループとして使うこともでき、XLRバランスアウトにはグラウンドリフトとスピーカーシミュレータースイッチがあります。
AUX INはヘッドフォンアウトにのみ出力されます。
チャンネルAは普通のエレキベースピックアップにも対応。そしてアップライトにこれだけ特化したプリアンプはなかなか珍しい感じですね。
Bass Musician Magazine - Stanley Clarke Signature Acoustic Preamp by EBS Professional Bass Equipment
EBS Stanley Clarke Signature Acoustic Preamp - Sound Demo (no talking)
NEW: EBS Stanley Clarke Signature Acoustic Preamp