「Gamechanger Audio MOTOR SYNTH MKII」。
本体中央上部にある8つの丸い物体。これがそれぞれモーターとなっています。4つのモーターが1つのグループとなって音を生み出す「モーターオシレーター」となっていて、それを2つ搭載しています。
オシレーターはシンセサイザーの音を生み出すもので、これがアナログ回路ならアナログシンセ、デジタル回路ならデジタルシンセとなりますが、モーターオシレーターはそのどちらでもない、機械式オシレーターということになります。
モーターオシレーターは、モーターの回転でディスクを回し、ディスクに記載されたパターンが生み出す光によりサイン、スクエア、ソーの波形を赤外線オプトカプラでロード。さらにモーターの回転コイルをロードするピックアップが内蔵され、それで電磁誘導信号を作ることもできます。モーターはソフトマウントされ、ノイズの発生も抑制されています。
4つのモーターで1つのオシレーターを構成することでモノフォニックだけでなく和音を作ることもできます。
本体中段にあるVOICE1と2のセクション、VOLUME、WAVE、SCALEでモーターが生み出す音を制御します。波形は右上のディスプレイに表示されます。また、ノブにラベルはありませんがディスプレイと組み合わせてTONEを調整することもできます。
続いてAMP ENVコントロールがあります。このノブとディスプレイからモーターごとのエンベロープを調整。ADSRとディレイ、ホールド、カーブ、ブレイクポイント、タイムステージの長さ、マスターカーブ、エンベロープタイプ、エンベロープリセット、ベロシティ(MIDI入力時の応答)操作が行なえます。(一部パラメータはALTやCURVEエンコーダを使用)
そしてモーターの回転速度の変化による音色を作ることができます。AMP ENVの隣りにあるFROM/TOとACCEL/BRAKEノブでモーターの加速・減速を制御します。
また、Gamechanger Audio MOTOR SYNTH MKIIにはモーターオシレーターに加えてデジタルオシレーター(DCO)を搭載。モーターオシレーターを基本としながら、そのサウンドをさらに広げるために使うことができます。左上のDCO VOLUMEで音量を調整し、右上のDCOボタンからDCOのメニューにアクセスできます。DCOはスケールや波形(サイン、ソー、トライアングル、スクエア、ノイズ)を出力できます。DCOのアンプエンベロープはDCO ENVボタンでディスプレイから設定できます。DCOにもアクセル・ブレーキも設定できます。
そして、これらの2つのモータオシレーターとDCOにフィルターをかけることができます。フィルターは中段右のセクションでフィルタータイプやカットオフ周波数、エンベロープなどを調整できます。2つのモーターオシレーターとDCOそれぞれ個別にフィルターがあります。
さらに、各オシレーターのエンベロープやアクセル・ブレーキ、フィルターは独立して操作できるだけでなくリンクさせることもできます。
そして、本体右下にあるモジュレーションセクションで様々なパラメータを揺らすことができます。モジュレーションシェイプやエンベロープを設定可能です。
さらに独特のヴィブラート「DRIFT」とアナログで周波数をずらす「DETUNE」、そしてモーター音とDCOのクロスモジュレーションエフェクトがあります。
そして、手前中央にある8つのボタンと4つのノブによるキーパッドを使って鍵盤のように使うことができます。
その左にあるMASTER TEMPOでシーケンサーとアルペジエーターを制御できます。MIDIクロックから設定することもできます。
歩pんタイにはインプット、アウトプット、ヘッドフォンアウトとMIDI IN、OUT、USB端子があり、モーターオシレーターの出力をするV1とV2、および3つのトリガー、3つのCVのインプットがあります。
側面にSDカードスロットがあります。プリセットなどを保存することができます。
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