以前、少し紹介したLAの音源メーカーCinesamplesが始めた、「Cinesamples Musio」に新プランが出たので紹介します。
このMusioは、これまでNative Instrumentsの世界的なサンプラー、Kontaktのフォーマットで制作してきたCinesamplesの音源を含む、多くの音源を使用できる独自のサンプラーを用いた総合音源ライブラリです。
サブスクリプションという形式を取っていて、1ヶ月プラン、1年間プランという形での支払いができるのは多くのサブスク同様なんですが、このMusioの特徴として、全部買い切りと同様の永続ライセンス(今後の全音源、全アップデートが使用可能)があることです。
そのため、これ実はすごく得なんじゃないかということで、先に書いた記事でも紹介しました。
そして今回新たに登場したのが「Cinesamples Musio 1」というライセンス方式です。
このMusio 1は、基本的に永続ライセンスと同じ形ですが、使える音源が制限されます。どう制限されるのかというと、2023年末までにリリースされる音源に限り、永続使用可能という形です。
ちなみに、Musioは当初、8月までにすべてのCinesamples音源と予定している追加音源をリリースするとしていましたが、それ自体は遅れています。
現時点で使用可能な音源はこちらにまとまっています。
そして、先日のアップデートでついにキースイッチが実装され、より実践的に音源が使えるようになりました。
例えばこれはCinestrings Proというストリングス音源の操作画面で、キースイッチをロードしたところ。7種類の奏法や音を切り替えることができるようになっています。キースイッチも対応している音源としていない音源があるのでまだ今後のアップデートが期待されるところですが、かなり進化を続けていることがわかると思います。
今後の予定はこちらに記載されていますが、音源としては民族系の音源だったり、追加機能としてはエフェクト、ミキサー、マイクポジションがあります。つまり、Musio 1を買うと、これらの追加機能(エフェクト、ミキサー、マイクポジション)などのアップデートが2024年以降になっても使用可能。ただし音源については2024年以降に実装されるものは使用できない、というものとなります。
ただ、現時点でオーケストラ系やリズム楽器はかなり民族系までカバーしていたり、ピアノやチェンバロ、パイプオルガンやウーリッツァー、エレピ、シンセなどもかなり揃っています。
Everything Bundleに収録されているもので、今Musioに入っていないのはHorns of the DeepとTaylor Davisだけで、バンドルに入っていない音源もかなり多い(シンセとか)ので、だいたいのところはカバーされているのでこれはかなり良い音源になりそうな感じがします。
特にオーケストラ音源はフルバンドルとか買ったりするとかなり高価なものも多いので、それだけで考えても相当良いと思います。音質はめちゃ良いので、「良いオーケストラ音源」を探しているなら、これはいいんじゃないかと思います。オーケストラ音源に入っていないことが多いピアノとかも入ってるし。
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