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ぶっといのにハイレスポンスなTS系!?「Temperament FX Temperament OverDrive」レビュー!


強烈な外観で、一度見たら忘れられない風合いを持つオーバードライブ、「Temperament FX Temperament OverDrive」をレビューします!
今回はビルダーさんから声をかけていただいてお借りしたものです。


緑色したでっかいオーバードライブ。いってみましょう。

こちらが、「Temperament FX Temperament OverDrive」です。

見たことのある人はTS10系ペダルとして聞いているかもしれません。弾いてみると扱いやすいのにかなり個性もしっかりあります。
まずこの見た目というか、サイズなんですが


TS808と比べるとこんな感じです。
大きめなのは確かですが、タテヨコはそこまで大きすぎることはありません。しかし高さがかなりあって、TS808の最大厚みの時点でもまだ箱の95%くらい。そこからマーシャルスタイルなノブが出ているので、エフェクターというより小物入れ的な箱みたいな感じがしてきます。



ベルベット的なグリーンの部分と、シボ革風の黒い部分の組み合わせも、かなり「箱」感があっておもしろいです。こんなに手触りがいいペダルはなかなかないです。


コントロールは、DRIVE、TONE、VOL、HUMとLOW CUTスイッチという構成。定番の3つのコントロールはわかるとして、HUMノブがけっこう面白いです。
付いてきた説明書の図がわかりやすいので載せるんですが、強くピッキングした時は特に違いはなく、その間、ピッキングが弱かったりギターのVolを下げたりしたときの応答性が変わるという感じです。例えば、ギターのVolを8あたりに固定して弾いているとすると、HUMノブはサチュレーションを変えるように使うこともできます。上げると飽和感が上がる感じ。ですがフルピッキングではほとんど変わらない、というような使い方です。DRIVEを高くしていると変化量は少なく、DRIVE低くしているとフルピッキングでもサチュレーションが変わるようになったりもします。面白いです。
LOW CUTは120Hz以下をなだらかにカットするスイッチです。

では、レビューの方いきましょう。

  • 操作性

使いやすいです。各ノブとかスイッチは役割がちゃんとわかりやすいです。なにかあるとすれば、高さがかなりあるので、例えば両脇にミニペダルを最小スペースで設置する、とかは使いにくい場合があるかもしれません。ですが、そういったことをしなければ使いやすいペダルだと思います。

  • サウンドレポート

音について。このペダル、かなりぶっといです。TS10的にミッドに重心を置いた音~というのはたしかにそうなんですが、ミッドというかローミッドの厚さがかなりあります。けっこう極太な音も出せますね。ちょっと音録ってみました。

ミドルゲインオーバードライブ

冒頭クリーン→オーバードライブ
ノブ・スイッチ:VOL:1時半、TONE:3時、DRIVE:1時、HUM:9時、LOW CUT:ON
ギター:PRS Custom24
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Cornell Romany Plus

クリーンアンプにミドルゲインな設定を加えた音です。このCornell Romanyのリグは一番素直なクリーントーンが出るので、普通のクリーンアンプに音を載せたときに最も近いと思います。TS系らしい、聞き慣れた感じの音。音全体にスムースな風合いがあるのがTS10系という感じだと思いますが、これTONE3時の設定です。ハムバッカーだからというのもあると思いますが、全体的に音がぶっといのでけっこうTONE上げ目にして使うことも多いペダルではないかと思います。

ローゲイン+クランチアンプ

冒頭OFF→オーバードライブON
ノブ・スイッチ:VOL:1時半、TONE:11時、DRIVE:9時、HUM:2時、LOW CUT:ON
ギター:PRS Custom24
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Vox AC30 Blue

軽く歪んだAC30のリグにローゲインでドライブを加えました。TONE11時くらいの設定だと、後半のコードのところがこれくらい太くなります。リードというか、逆に単音ではこの太さがすごく活きてきます。存在感のあるリードには最適なペダルと言えると思います。これリアPUですからね。セッティングとしてはゲインはあまり上げず、HUMは上げて飽和感があるのにローゲインという設定を作っています。このDRIVEとHUMの組み合わせはすごく使いやすいですね。

ハイゲインセッティング+ハイゲインアンプ

冒頭OFF→オーバードライブON
ノブ・スイッチ:VOL:1時半、TONE:MAX、DRIVE:MAX、HUM:3時半、LOW CUT:OFF
ギター:PRS Custom24
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Orange Dual Terror

ハイゲイン、といってもギリギリメタルまでいかないくらいのハイゲイン設定になったOrange Dual Terrorのリグを使っています。これにフルゲインにした設定をあわせました。
この設定の目的はミュートのザクザクした倍音成分を強調すること。元々のアンプの音は、普通に弾くとかなりゲインが高いですが、ミュートにすると少し弱くなります。それを、常にズンズンくる感じのミュートとするためにペダルを使っています。
セッティングとしては少し過剰ではありますが、かといってノイズが乗ったりすることもなく、思ったとおりの効果を発揮してくれました。

LOW CUTスイッチ実験

前半LOW CUT ON→後半LOW CUT OFF
ノブ・スイッチ:VOL:1時半、TONE:3時、DRIVE:9時、HUM:9時、LOW CUT:ON→OFF
ギター:PRS Custom24
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Dr.Z MAZ 38

そしてLOW CUTスイッチがどの程度音に影響するのかの実験です。LOW CUTは120Hz以下に影響するスイッチです。ギターのレギュラーチューニングでいう5弦開放のA(基音)が110Hzです。なのでだいたいそれ以下には少し影響する、くらいのスイッチですね。それがどの程度変わるのかという実験です。前半はローカットON、後半はOFFです。
ベースやドラムとの兼ね合いで使うとよさそうなスイッチだと思いますが、ギター単体ではそこまで大きく影響はしない感じです。ただ、このサンプルを録っているとき、つまり実際に弾いているときは「お、けっこう変わるな」って印象だったんですが、録ってみるとそうでもないな、みたいな感じです。ですので、これは実際に使ってみて、そのときにどっちがよく感じるか、で設定しても良いかと思います。
興味深いことといえば、音的にはそこまで大きく変わっていないのに、Soundcloudの表示される波形は、ミュートの部分があきらかに後半の方が大きくなっています。つまり低音にはこれだけパワーがあるということが分かりますね。

サンプルサウンドはこれくらいです。使ってみて思ったのは、この太さはかなり面白いです。「ヴィンテージに忠実に再現」スタイルのTS系だと、もっと「TSです」みたいな音になりますし、かのブティック全盛時代のTS系はもっとすっきりしてます。こういう弦の感じがしっかり出るTS系はかなり面白い個性だと思います。音の存在感が強いですね。個人的にはゲインは下げぎみで、HUMで飽和感を調整するような使い方が面白いと思いました。

見かけることがまだ少ないペダルかもしれませんが、もしお店にあったら試してみてください。好みは分かれるタイプだと思いますが、だからこそ好きならハマるペダルだと思います。


 
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