Custom Audio Japan/smartselector【カスタムオーディオ】【smtb-ms】 |
しかし今日は記事書きすぎですね・・・もう4件目・・・ま、いいかw
では、詳しくみていきましょう。
まず、以前より同じCustom Audioから発売されているラインセレクターとの違いを見てみたいと思います。
CAJ Multiple Line Selector MLS-2
- A/Bボックスとして
2本のギターや、2台のアンプを切り替えることができます。また、チューナーアウトとしても使えますね。
- A/ABボックスとして
アンプ2台のうち一つを鳴らしたり、両方を鳴らしたり、ということができます。また音を出しながらチューナーに送ったり送らなかったり、ということも可能ですね。
- Loop Selectorとして
このMLS-2を一つのエフェクトループのON/OFFに使うことができます。トゥルー・バイパススイッチですので、繋ぐとどうしても音痩せするエフェクターをONにしたままループに入れ、これをそのエフェクトのON/OFFスイッチにする、といったこともできます。
- フットスイッチとして
アンプのフットスイッチとしても機能するようになっています。なかなか贅沢なフットスイッチですねw
フットスイッチ一つと、モード切り替えスイッチ一つでこれだけの機能をもったセレクターを作ってしまうところはさすがCustom Audioですね。
それでは今回のSmart Selectorはどうでしょうか。
CAJ smartselector
CAJ Smart Selector |
- A/Bボックスとして
2本のギター切り替え、2台のアンプ切り替え、チューナーアウトは当然ですが、今回の目玉は、それぞれのラインにスルー可能なバッファを備え、それぞれのバッファにレベル調整機能をつけたことにあります。たとえばレスポールとストラトのようにパワーの差があるギターを切り替えると、どうしても切り替えの前後に音量差が出てしまう場合がありますよね。そんなときに、このバッファレベル調整を使うことで、それぞれの音量を調整することが可能です。
- A/ABボックスとして
こちらも同様に、たとえばAB出力の際はアンプが二つになるわけですから、当然音量、音圧ともに上がることが多いと思います。もちろん目的によりますが、単純にステレオとモノラルを切り替えたい場合や、音圧のみを上げたい、といったときにその音量差が邪魔になってくる可能性がありますね。このレベル調整を使えば、そういった問題を解決できるかと思います。
- ループセレクターとして
前述のMLS-2と同様の使い方は当然可能ですが、ここではバッファのON/OFF機能が特に効いてきます。たとえば、ループに入れたエフェクトや、このSmart Selectorの後段に位置するエフェクター全てにバッファを1回だけ通したい、といった場合、SEND側のバッファをON、RETURN側のバッファをOFFにすることで、早い段階でのインピーダンスの変換が可能となりますね。
また、FUZZやワウペダルのように、ハイインピーダンスで通したい、というエフェクターを使う場合、ループにこれらを入れてSENDバッファをOFF、RETURNバッファをONにしますね。すると、FUZZやワウを使わない場合にはハイインピのまま余計な回路を通ることなく、エフェクトの先頭にバッファを入れることができ、またFUZZ等を使う場合にはLOOPをONにすることで、そのLOOPに入れたエフェクターのみにバッファを通さずに音を送ることができます。音量調整機能ももちろん素晴らしいですが、私はこのSENDとRETURNにバッファを入れ、それぞれにON/OFF機能を持たせたことに感動しました。
- ブースター/バッファアンプとして
LOOPに何もつながなければ、普通のバッファアンプとして使用できます。レベル調整機能を持っているので、ブースターとして使用することもできますね。
フットスイッチの機能はなくなりましたが、それ以外の機能は大幅に強化されていることが分かるかと思います。もちろん両方のバッファをOFFにすることもできますし、これは究極のラインセレクターといっていいと思いますね。
音痩せを気にされている方で、高品質なバッファアンプとラインセレクターを探している、という場合には、これは最強のペダルですよ!是非オススメです!