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エフェクターの選び方 VOL.1 〜エフェクターの種類とそのはたらきについて〜

エフェクターにはいろいろな種類がありますね。楽器屋さんなんかにいくと、ずらっと並んだエフェクターを見ているだけでも楽しくなってしまうものです。今回はそんなエフェクターの中でも、代表的なものの役割や使い方について書いてみたいと思います。特に、これからエフェクターを使ってみよう!という方がいったいどんなエフェクターを選べばいいんだろう?というときの指標になってくれれば、と思います。また、既にマルチエフェクターやコンパクトエフェクタを持っておられる方にも、このエフェクターはこういうものだったのか、などと思っていただけたなら素晴らしいことですね。
では、いきましょう。
各エフェクターの種類の最初に、その種類のエフェクターの代表的なモデルを載せます。そして、そのあと種類ごとの説明を書き、最後にサンプルサウンドを載せていくことにします。

    • サンプルサウンドでは、ギターは全てGibson Les Paul Studio Fadedを使用し、Vox ToneLab SEを通してPCでライン録りしています。

歪み系(Dynamics系)

音を歪ませるのを目的として作られたエフェクターです。ポップスやロック系、ジャズ・フュージョンなんかでは欠かせないものですね。一般的に「エレキギターの音」として思い浮かべる音は、歪んだドライブサウンドだと思います。

OverDrive オーバードライブ

BOSS SD-1

BOSS SD-1
価格:8,760円(税込、送料別)

オーバードライブとは、「過入力」という意味です。もともとは真空管アンプのVolumeを上げることによって、真空管への入力が大きくなることで歪みが発生するものをシミュレートしたことからこの名前がつけられたBOSSのOD-1「OverDrive」からこう呼ばれていて、一般的には比較的マイルドでゲインの低い歪みをこう呼びます。

  • 一般的なコントロール
    1. LEVEL・・・音量を調整します。
    2. TONE・・・音のキャラクターを調整します
    3. DRIVE・・・歪み量を調整します。
サンプルサウンド

クリーンサウンド コード弾き
ドライブサウンド コード弾き
クリーンサウンド 単音弾き
ドライブサウンド 単音弾き

    • 使用機材:BOSS OD-3
    • こちらの音源を聴いていただけば、単音では綺麗な音がでていても、和音になると途端に「歪みっぽさ」が出ていしまう特徴がわかると思います。そのあたりにも気をつけて使っていきましょう。逆にそれを利用してメリハリをつけることもできますね。

Distortion ディストーション

ディストーションは、「歪み」という意味です。そのままですね。MXRのDistortion+がこの呼び名の元で、オーバードライブよりもゲインが高く、ジャキジャキな歪みが特徴です。

  • 一般的なコントロール
    1. LEVEL・・・音量を調整します。
    2. TONE・・・音のキャラクターを調整します
    3. DRIVE・・・歪み量を調整します。
サンプルサウンド

クリーンサウンド
ディストーションサウンド

    • 使用機材:BOSS DS-1
    • 聴いていただいたとおり、ロック系のバッキングとかには欠かせないサウンドですね。ミュートでのダッダッダッダッ、という歯切れのいいリズムは、自然と体が動いてしまいそうです。

 

FUZZ ファズ

「毛羽立った」という意味を持つファズは、「最初の歪みエフェクター」といってもいいほど、古い歴史を持っています。上記のオーバードライブやディストーションがオペアンプというICを使うことが多いのに対して、ファズは基本的にトランジスタを使った非常に単純な回路で構成されます。そのためか、原音に対してのかかりが激しく、プツプツとした独特のサウンドになります。さらに原音に対して1オクターヴ上の音を追加して派手な音をだすオクターヴファズというのもあります。

  • 一般的なコントロール
    1. LEVEL・・・音量を調整します
    2. FUZZ・・・歪み量を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
ファズサウンド
オクターヴファズサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 比較のために全てリアPUをフルテンで使っていますが、本当はオクターヴファズはフロントPUでTONEを絞ったときにその効果が最も発揮されます。また、古いロックのリフなんかにはよく合うことも分かっていただけたかと思います。

 

揺らし系(Modulation系)

音を揺らすことで、心地よさや効果的なスパイスとなる音を作り出すエフェクターです。使いすぎると逆効果になることもありますので注意しましょう。

Phaser フェイザー

エディ・ヴァン・ヘイレンの使用が一番有名かと思いますが、スピーカーを回転させて独特の効果を生み出す、ロータリースピーカーの音をギターでも使えないか、として考案されたものです。音がゆらゆらとして、非常におもしろいですね。

  • 一般的なコントロール
    1. Rate・・・回転の速度を調整します
    2. Deapth・・・音の揺れる幅を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
フェイズサウンド

    • 使用機材:AKAI P1 Intelliphase
    • このように、とてもファンキーな雰囲気が出せますね。使用したAKAIのP1は、ピッキングによって反応が変わる機能もついていますが、今回は使っていません。

 

FLANGER フランジャー

より強いうねりをかけて、独特のサウンドを作り出します。特に歪み系のペダルと組み合わせると、ジェット機が離陸するときをイメージするようなサウンドになります。よく使われるので聞いたことがある方も多いと思います。

  • 一般的なコントロール
    1. Rate・・・揺れる速度を調整します
    2. Deapth・・・揺れ幅を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
フランジャーサウンド
歪み系+フランジャーによるジェットサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • シュワー、というジェットサウンドは、曲の中で部分的に使うと効果的です。ギラギラした夏の太陽や、どんどん進んでいくようなスピード感を出したいときに使えそうです。

 

Chorus コーラス

MAXON / マクソン CS550 コーラス【新品】

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回路的にはフランジャー+ディレイのような感じです。その代わり非常にうねりが薄く、残響も短いので、まるで合唱しているような音の厚みと広がりを作り出します。元々はRoland Juzz Chorusというアンプ、およびそのアンプからコーラス回路を取り出したBOSS CE-1 Chorus Ensembleというエフェクターからその効果は広まりました。私は個人的にもこの音が大好きです。とくにこれでマイナー系のコードを弾いたら最高ですね。一般的にはクリーントーンにかけて使われることが多いですが、Queenのブライアン・メイは歪ませてコーラスをかけたりもしていますね。
ちなみに、本当に微妙にチューニングをずらしたギターを、原音に重ねるとコーラスのような響きを作ることもできます。

  • 一般的なコントロール
    1. Rate・・・揺れる速度を調整します
    2. Deapth・・・揺れ幅を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
コーラスサウンド

    • 使用機材:Rocktron DEEPBLUE
    • 独特の揺れ加減が気持ちいいですね。今回はかなり深くかけているので、このサウンドで曲を通してやると酔いそうになりますw気づかないくらいに浅くかけてやれば、曲を通して使うことも出来ますよ。

 

Tremolo トレモロ

音が途切れるような極端なゆれを作り出します。ですが、浅くかけるとフェイザーよりもロータリースピーカーっぽいサウンドになるような気がします。サーフミュージックなんかでよく使われますね。ノスタルジックな感じが出ます。

  • 一般的なコントロール
    1. Rate・・・揺れる速度を調整します
    2. Deapth・・・揺れ幅を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
トレモロサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • サーフミュージックなどでは、ビーチの夕日を思い浮かべるようなシーンで使ったりします。なんだか切ない雰囲気が出ますね。単純に音量が上下しているだけなのに、不思議なものです。

 

残響系(Ambience系)

音に残響効果を与えて臨場感を醸し出すエフェクターですね。カラオケのエコーであったり、ライブハウスやホールでの残響をシミュレートしたものですね。これがあると多少演奏もごまかせるような気がしますw

Delay ディレイ

やまびこ効果を再現した、非常に奥が深いエフェクターですね。アナログ回路を使ったアナログディレイは、暖かみのある残響を作る反面、残響の時間がアバウトにしか設定できない、という短所があります。逆に、デジタル回路を使ったデジタルディレイは、非常に正確な時間を設定できる反面、どちらかというと硬めのサウンドになってしまいがちです。最近はモデリングの技術が進歩していて、アナログっぽい暖かいサウンドをデジタルで正確に制御する、ということもできますが、やはり本物のアナログディレイの音とは違った音になってしまいます。そのあたりは好みでいいかと思います。

  • 一般的なコントロール
    1. TIME・・・残響にかかる時間を設定します
    2. FEEDBACK・・・残響回数を設定します
    3. LEVEL・・・原音に対する残響音の音量を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
ディレイをかけたサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 今回はデジタルのエフェクターでアナログディレイのモデリングを行いました。全体的に音の広がりが出ているのが感じていただけたかと思います。

 

Reverb リヴァーブ

ディレイがやまびこ効果だったのに対して、こちらは反響効果をシミュレートしたものです。カラオケのエコーは、この分類ですね。もともとは、アンプの中にリヴァーブユニットというのがあって、バネのゆれによって作り出されていました。ストラトタイプのトレモロがついてギターをお持ちの方は、ボディに耳をつけて、コンコンとたたいてみてください。音が反響しているのが分かるかと思いますが、それと同じです。現在ではデジタル回路によって、小さな部屋から大きなホール、野外スタジアムの反響なんかもシミュレートできます。

  • 一般的なコントロール
    1. TIME・・・残響にかかる時間を設定します
    2. TYPE・・・往年のスプリングリバーブや、部屋の大きさなど、さまざまな種類の中からつかいたいものを設定します
    3. LEVEL・・・原音に対する残響音の音量を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
リバーブをかけたサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • リバーブはヴェンチャーズのようなサーフ系や、ブライアンセッツァーのようなロカビリー系では欠かせないものです。また、ピッキングのアタックが返ってこないので、より自然なひろがりを演出できますね。

 

フィルター系(Filter系)

音の波形における音域の一部分を削ってやることで、独特のトーンをもったサウンドを作り出します。

Wah Wah Pedal ワウペダル

よくギタリストが足を乗せてワウワウキュインキュイン言わせているやつですね。持っていると面白いです。これはもともとトランペット奏者のクライド・マッコイさんがやっていた奏法をギターで真似しようとしたものですね。カントリーギタリストで、グレッチやギブソンのモデルでも有名なチェット・アスキンズさんが作ったのが最初だと言われています。
ボブ・マーリーのリズム的な使用や、ジミ・ヘンドリックスの感情的なワウプレイ、マイケル・シェンカーのワウペダルを固定して独特のフィルター効果を得た音などが有名ですね。こうしてみると各ジャンルのそうそうたるギタリストの名前が挙がりましたね。4大神、とでもいいましょうかw

  • 一般的なコントロール
    1. ペダルを意のままに踏みましょう
サンプルサウンド

クリーンサウンド
ワウサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 特にフェイザーのサンプルと比べていただきたいです。雰囲気はどちらもファンキーな感じですが、より感情表現が豊かにできることがわかっていただければと思います。どちらが優れている、ということはなく、表現したい曲によって変えていってもらえればと思います。

 

Auto Wah オートワウ

基本的な効果はワウペダルと同じですが、ペダルを踏み込む効果を自動的にやってしまおう、というのがこちらのオートワウです。速弾きにつかったりするとおもしろいですよ。基本的にピッキングでコントロールするので難しいです。

  • 一般的なコントロール
    1. Wah・・・ワウのかかり具合を調整します
    2. Sensitivity・・・ピッキングに対する反応のよさを調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
オートワウサウンド
無理やりワウペダルを使って弾いたサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • オートワウはピッキングで感情表現を行えますが、ペダルのワウに比べてやはり機械的な感じは否めませんね。ただ、ギターソロなんかにワウをかけたいときには非常に便利です。このサンプルを録っているときも、ワウペダルを使った場合はとても弾きずらかったです。

 

モデリング系(Modeling系)

もはや今では一ジャンルを確立したといっていいでしょう、モデリングエフェクトです。実は、ここまででも使用機材にToneLabSE、と書いてあるものはモデリングエフェクトによるサウンドです。
このように存在する全ての種類のエフェクトにあるモデリングですが、特にエフェクターとして、モデリング技術がなければ登場しなかったものを書いてみます。

Amp Modeler アンプモデラー

その名の通り、数ある有名アンプの音を、エフェクターで出そうというものですね。特にライン録りなどでアンプを通さずミキサーなどからモニターに出す、等で使われます。たいていマルチエフェクターの一部に入っていることが多いですね。実を言うと、ここまでの全てのサンプルサウンドではVOX AC30のクリーンサウンドをアンプモデリングしています。

  • 一般的なコントロール
    1. MODEL・・・アンプモデルを選択します
    2. LEVEL・・・音量を調整します
    3. GAIN・・・歪み量を調整します
    4. TREBLE・・・音の高域を調整します
    5. MIDDLE・・・中域を調整します
    6. BASS・・・低域を調整します
サンプルサウンド

ラインレベルで何も通さずに録ったバイパスサウンド
VOX AC30モデルのクリーンサウンド
VOX AC30モデルのドライブサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 本当はもっとたくさんのモデリングを比べるべきでしょうね。ですがそれは次回にまわします。バイパスによるトーンと比べて、ギターアンプらしい音になっているのが分かっていただけたらと思います。とくにこのTonelabは真空管を搭載しているので、音はかなり太いですね。

 

Rotary Speaker Simulater ロータリースピーカーシミュレータ

トレモロや、フェイザーでなんとかシミュレートしようとしてきたロータリースピーカーのサウンドを、今度は最新のモデリング技術を使ってシミュレートしようとしたのがこちらですね。もともとのサウンドはもちろん、回転速度の加速/減速から、2重に回転するスピーカーのシミュレートまで、さまざまなことが可能です。

  • 一般的なコントロール
    1. SPEED・・・回転速度を調整します
    2. LEVEL・・・音量を調整します
    3. Accel・・・加速度を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
ロータリースピーカーシミュレーションのサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 最初のコードで、回転が加速していくのがお分かりいただけるかと思います。この加速を使った曲で印象に残っているのは、倉木麻衣さんの「Feel Fine!」という曲のイントロでしょうか。(あれは打ち込みっぽいけど)あの曲、なかなか真夏のロックで好きです。

 

アコースティックシミュレーター

エレキギターのサウンドをアコースティックっぽくすることができます。といっても、はっきりいって現状では音圧が全く足りないと思います。

  • 一般的なコントロール
    1. LEVEL・・・音量を調整します
    2. BODY・・・シミュレートしたいボディの大きさを調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
アコースティックシミュレートサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • 全体的にきらびやかで、「弦っぽい」雰囲気は出ていると思います。これでもうすこし音圧と弦の「テンション感」が出せれば、最高なんですけどね。

 

その他

まだまだエフェクターは多数ありますが、その中でも特に使われることが多いものを書いていきます。

Compresser コンプレッサー

コンプレッサーは「圧縮するもの」という意味です。音を伸ばしたり、逆にパキパキにしたりできますね。原理としては、いったん波形を圧縮して、時間的な波形変化を抑えます。そして、その音をブーストすることで、より長いサスティンを得たり、より粒そろった音にすることができます。よくあるノイズの問題は、このブーストの際に出るものですね。
最初は音の変化をあまり感じないので、非常に地味に思いがちですが、その効果は曲に乗ったときに発揮される、縁の下の力持ちですね。あまり練習では使わない方がいいかもしれません。ピッキングが多少乱れても綺麗に聞こえてしまうので・・・。

  • 一般的なコントロール

LEVEL・・・音量を調整します
ATTACK・・・ピッキングに対する反応を調整します
SUSTAIN・・・音の伸びを調整します

サンプルサウンド

クリーンサウンド
コンプレッサーをかけたサウンド
使用機材:Noah'sARK RED 赤>

    • パキパキ感を出そうと、サスティンをぐいっと絞ってレベルを上げたのですが、ちょっと分かりにくかったかもしれません。コンプレッサーの上手な使い方をもっと勉強しなければ・・・。

 

Pitch Shifter ピッチシフター

 DIGITECH WHAMMY

 DIGITECH WHAMMY
価格:25,200円(税込、送料別)

音程そのものをいじくってしまうエフェクターですね。ペダル式のものなんかは、アーミングの効果なんかも出すことが出来ます。特にDigitechのワーミーペダルは変態系ギタリスト必須の道具ですね。トム・モレロの使用でも有名です。また、原音に対して何度上とか下とかの音をミックスして、擬似ツインギターにしたり、1オクターヴ上の音をミックスして12弦ギターにしたりと、いろいろな使用法があります。逆に1オクターブ、2オクターブ下しか作らないOctaveというエフェクターもありますね。

  • 一般的なコントロール
    1. Pitch・・・変化量を決定します
    2. Level・・・原音に対するミキシング音の音量を調整します
    3. Key・・・何度上とか、下とかを調整する際のスケールを選択します
サンプルサウンド

AC30をモデリングしたドライブサウンド
ピッチシフトでハモリ→ペダル操作

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • このように、一人ツインギターができます。なかなかおもしろいですよ。最後の「キュイーン」と音程が上っていくような音は、なんだか飛んでいきそうで面白いですね。もちろん音程を下げることもできますよ。

 

Ring Modulator リングモジュレーター

原音に対して、ある周波数の波形を加え、さらにフィルターをかけることで、金属的なサウンドを作り出すエフェクターです。加える波形の周波数をペダルで調整できるものもあります。音程感がなくなるので、イントロや局所の飛び道具としての使用が一般的です。

  • 一般的なコントロール
    1. Direct・・・原音の音量を調整します
    2. Effect・・・加える周波数の音量を調整します
    3. Filter・・・削り取る波形域を調整します
    4. Pedal・・・加える周波数を調整します
サンプルサウンド

クリーンサウンド
リングモジュレーターサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • この曲を選んだのには理由はないんですが、一度この曲のMIDIファイルがぶっ壊れてて、こんな感じになっていたことがあります。そのあと再起動するまでパソコンから音が出なくなりましたw(このサンプルでそうなる心配はないですよw)そんなぶっ壊れたサウンド、効果的に使えれば強力な武器ですね。

 

ノイズサスプレッサー/ノイズゲート

【送料無料】BOSS NS-2 Noise Suppressor

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価格:9,900円(税込、送料込)

ギターを弾いていない時に出てしまうノイズをカットするためのエフェクターです。あまりカットしすぎるとサスティンに影響が出てしまったりします。働きを理解して使えば非常に便利なものなのですが、ちょっと設定が難しいので最初はあまり使わない方がいいかと思います。

  • 一般的なコントロール
    1. Gate・・・ノイズゲートの効きを調整します。
サンプルサウンド

ノイズゲートなしでC30をモデリングしたドライブサウンド
ノイズゲートをかけてAC30をモデリングしたドライブサウンド

    • 使用機材:VOX Tonelab SE
    • ちょっと音量を上げてもらわないと分かりにくいかもしれません。ノイズゲートは、「弾いていないとき」のノイズをカットするので、ヘッドフォンなんかで聴いてもらえれば、フレーズに入る前や後でのノイズの違いが明らかだと思います。

 

さて、いかがだったでしょうか?これ以外にも独特なエフェクターは沢山ありますが、有名どころはこれでほぼ網羅できたと思います。各エフェクトの役割や使い方を知っていれば、マルチエフェクターで音を作るときにも、また、これからコンパクトエフェクターを買い揃えていくときにも非常に役に立つと思います。もちろん、「今すぐに全部覚えなさい」なんていうつもりはありませんよ。ですが、音楽を聴いたり、他人のギタープレイを見たときに、「この音はどうやって作るんだろう?」という疑問を持ったときにでも、ちょっとこのページを見に来ていただけるような、そんな記事が書けたらいいな、と思います。
この「エフェクターの選び方」シリーズ、次回はマルチエフェクターやモデリングエフェクターについて、いろいろと見ていきたいと思います。
 



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