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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Lovepedal COT 50 (Crunch Of Tone)

以前からずっときになっていた、Lovepedal COT 50を試奏してきました。非常によい感じです。
ではいってみましょう。
まずはMarshallのPlexiパネルを持つ、高級感のあるアンプを見てもらいましょう・・・
うーむ、素晴らしい・・・私はこのプレキシパネルをもつマーシャルアンプが大好きで、サウンドはもちろん、見た目も素晴らしいですね。個人的に、このアンプは憧れます。マーシャル、オレンジ、ヴォックス、ハイワット・・・なぜイギリスのアンプってあんなに素晴らしいんでしょうね。大好きなアンプTOP5はこの4つとRoland JC-120です。
さて、私のことはおいといて、今回試奏してきたLovepedal COT 50は、このMarshall Plexiサウンドを再現したものです。先月買ったばかりのZ.VEX BOX OF ROCKもJTM-45というプレクシサウンドをシミュレートしていて、これも素晴らしいですが、COT 50もまた素晴らしいです。どちらも似た傾向はあるものの、音は全く違いますので、そのあたりもふまえてレポートしてみたいと思います。

Lovepedal COT 50

それではいつもどおりのアレ・・・試奏セッティングいきましょう。

 
今回はグレッチを使いました。なぜかと言うと、すぐ近くにあったからですw
とはいっても、このグレッチギターは非常に独特な音色を出すので、なかなか相性のいい歪みペダルって少ないんですよ。COT50の謳い文句として、「どんなアンプに繋いでも、60年代のプレキシパネルを持つマーシャルサウンドが出る」ということだったので、あえてクセの強いギターで試すことで、本当に汎用性が高いのかを見極める意味もありました。ストラトやレスポールでのテストは当然してるはずですからね。では、そのレポート、いきましょう。

  • 操作性

いいも悪いもありませんねwツマミ一つですから。このツマミは、一般的なエフェクターではあまり見かけない、「bias」を調整するツマミです。これでギターやアンプとの相性が一番いい位置に合わせます。COT50上で必要な操作はそれだけですね。

  • サウンドレポート

最初、音出しの確認(アンプの音量とか、ギターやアンプに問題がないか、とか。楽器屋さんの意図しないところで初期不良が出ている可能性もありますので)をした瞬間に、ほぼ分かりました。最初の一音が、もう「マーシャルサウンド」なんですよ。これは驚きましたね。とりあえずbias調整をグリグリ回してみましたが、音の変化はあまりありません。ニュアンス的に変わるかな、という程度です。音量には若干変化がありますね。微量ですが音量が変わります。とりあえずこの辺かな?というところでツマミを止めて、今度はギター側の操作をしてみます。

・・・・・・・・・・・・・・(驚愕)

いや、これはすごいですよ。本当にアンプに直接つないでるかのような素直さです。ヴォリュームやトーンコントロールはもちろん、なによりピッキングへの反応がまた素晴らしい。ギター側フルテン状態で、ピッキング次第でクリーンからフルドライブサウンドまで思いのままに作れます。BOX OF ROCKも相当反応がよかったのですが、これは本当に、ありえないくらいそのまま「弦の音」を出力してくれます。
コードを弾いたときの音の分離もすごい!もう当たり前の言葉ですが、「すごい」としか言えません。よくあるBOSSとかの歪み系は、あれはあれで素晴らしい音なのですが、コードを弾いたときの音の粒が混ざってしまって、「シャワーに当たっているような音」になるのですが、これはまるで「雨にあたっているよう」です。つまり、一つ一つの音の粒の存在感があるんですよ。かといって、その粒がいちいち主張しないんです。音抜けを重視するあまり、和音での音が主張しすぎていて耳障りになってしまうドライブペダルもありますが、これはそんなこともなく、非常に繊細なバランスです。褒め称えすぎにも思えるかもしれませんが、これは本当ですよ。
と、楽器屋さんでも店員さんと話しながら大絶賛していると、「中、見てみますか?」とのお誘いが・・・いいのか?本当にいいんですか?私としては喜ばしい限りですがw
と、エフェクターの裏を見ると、修正ペン?のようなものでシリアルナンバーが大きく書いてあります。黒の方だったのでそうなんですが、白の方にはサインペンのようなもので書いてあるそうです。うむ、意外と適当なところがあるんですねw

上下両サイドについたマイナス頭のネジを外して開けるタイプになっています。そして中を開けていただいて見てみると・・・

・・・・・また驚愕!

部品が少ないどころの騒ぎではありません。正直言って、ギターのコントロール系統の回路並みです。基盤を使わないポイント・トゥ・ポイント配線で、回路全体をウレタンか何かの樹脂で覆ってあります。絶縁と、回路隠しのためでしょうかね。分かるのは、おそらくトランジスタが1つと、コンデンサが1つあるくらいです(もしかしたらトランジスタが2つかもしれません)それらが樹脂で覆われてるんですが、その回路部分が2cm×2cm程度の大きさに入っています。写真は、お店のものなので撮れませんでしたが、これは是非見てもらいたいですよ!
この部品点数といって思い出されるのが、Z.vex Super Hard onです。あれと同様、このCOT50も構造としてはブースターに近いようですが、Super Hard Onよりもさらに少ないですね。これだけ部品が少ないと、反応が素直なのもうなずけます。なんでこれだけの部品でマーシャルの音が出るのかは不明ですw

  • 総評

最高ですね、これは。とにかくピッキングへの反応はすばらしいです。あまりに反応がいいので、弾いていて気持ちがいいですよ。アコギとかを弾かれる方でも納得される反応のよさだと思います。そしてそのサウンドも、質の高いマーシャルサウンドで、絶妙なチューニングがなされていてずっと弾いていたくなります。どこかのレビューでは「安心感のある音」と書かれていましたが、その通りだと思います。
褒めてばかりいてもなんなので、欠点をあえて挙げるならば、ゲインは低いです。現代的な音楽をやる場合は、これと別にブースターをつなぐか、アンプを少し歪んだ設定にした方がいいと思います。また、この音しか出ませんので、1台のペダルであれもこれも、といったものを求められる方には向いていないかもしれませんね。
思いつく欠点といえばその程度です。まぁこれは欠点だとは思いませんけどね・・・60年代のアンプは今からみるとゲインは低いものですし、ツマミひとつでは作れるサウンドも限られるのは当然ですから。
最後に、私が持っているZ.VEX BOX OF ROCK(レビューはこちら)と、HAO Rust Driver(Green Version)(レビューはこちら)の2台のプレキシサウンドをシミュレートしたペダル、それぞれとCOT50の考え方を比較してみます。

  • Lovepedal COT 50

基本的にトーンとヴォリューム、そして歪み度はギターとアンプでコントロールするもので、このペダルは「アンプをマーシャルサウンドに変える」という役割のみをする、という考え方ですね。ある意味、最も「エフェクター」らしいといえるかもしれません。ピッキングへの反応のよさと、コードの分離感は極上ですね。

  • HAO Rust Driver(Green Version)

 Hao Rust Driver

 Hao Rust Driver
価格:17,480円(税込、送料別)

見た目と方向性はCOT 50に近いですね。ひとつのツマミはヴォリュームを調整します。サウンド的にはゲインが高めに設定してあって、プレキシ系ドライブサウンドですが、現代的な音に近いです。また、3方向の切り替えスイッチによって音の幅を広げてあります。「使える」ペダルとして低い価格設定は魅力です。

  • Z.VEX BOX OF ROCK

LEVEL、TONE、DRIVEと一般的な歪み系のコントロールを持っています。アンプとしてはJTM45のシミュレートで、ゲインも高くありません。ただし、現代的な音楽に対応できるよう、Super Hard Onを改良したブースターが併設されていて、またコントロールの数を見ても分かるように、音の幅は最も広いです。ブーストしたときの音圧は圧巻です。

Haoのコストパフォーマンスは素晴らしいですし、Z.VEXの汎用性とこだわり、そして音圧には目を見張るものがあります。そしてこのCOT50の反応のよさ、分離感・・・三者三様ですが、どれもすごいペダルですよ。
しかし事前から評判のよさを知っていたとはいえ、今回のCOT 50は驚きのペダルでしたね。そうそう、写真で見るよりも現物は非常に高級感があって、見た目もかっこよかったですよ。これはPlexiサウンドが好きな方には本当ににオススメです!



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