Maxon(マクソン)エフェクター OD9Pro+ |
Maxon(マクソン)エフェクター OD9Pro+ |
さて、そんなMaxonのオーバードライブといえば、中域によったマイルドなサウンドをもつ、「TS系」にほかなりません。そして、2000年のIbanez TS9 Tube Screamerのリイシューモデルから2年遅れて発表されたのが、Maxon OD9 Overdrive、そしてそれをさらに改良することによって、より実践的な仕様へと引き上げられた上位機種、それが2006年に発表されたMaxon OD9Pro+というわけです。
- Maxon OD9Pro+の特徴
さて、Ibanezが「復刻」にこだわっているのに対し、Maxonは新たな技術を取り入れることによって、さまざまな試みを行っています。OD9pro+の特徴をいくつか挙げてみます。
- トゥルー・バイパス
- ブーストスイッチ搭載
- 18V駆動にも対応
まず1のトゥルー・バイパスですが、Maxonでは独自の4PDTメカニカルスイッチを採用することにより、元が電子スイッチによるエフェクターを、バイパス時に音痩せのないトゥルー・バイパスとすることが可能となっています。
2のブーストスイッチは、「DRIVE」ノブの下に位置するミニスイッチで、より中域を強調し、ゲインを上げることによって、現代の音楽シーンでも対応する歪みを作り出すことができます。
3の18V駆動は、Fulltone FD-2あたりの影響かと思われますが、駆動電圧を18Vにすることにより、大きなヘッドルームを確保し、よりコシのあるサウンドを作ることができます。これは電池ボックス部にあるスイッチを使って切り替えます。
70年代から続く伝統のオーバードライブを基調としながらも、現代の技術を取り入れて進化したこのMaxon OD9Pro+、今度楽器屋さんに行ったときに試してこようと思っています。
もちろんそのときはレポートも書きます。しかしよさそうなペダルですね。