【◆ 税込・送料無料 ◆】Subdecay Blackstar ディストーション Subdecay/サブディケイ エフェ... |
いやー、これすごいです!ではいってみましょう。
SUbdecayは、以前も書きましたが、アメリカ、オレゴン州にあるハンドメイドエフェクトメーカーです。近年になってHarrys工房さんによって国内に入ってくるようになりました。
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左側の2つのDriveは、上側が主に倍音成分を担当する中高域の歪み、下側が音の腰の部分を担当する中低域の歪みとなっていて、それらをブレンドすることで様々なバランスを持った歪みを作ることができます。
さて、このディストーションはゲインを2段階に上げています。BOSS MT-2もオペアンプを2つ使った2段階ゲインアップを行っていましたが、このBlackstarはさらに凝っていて、まずインプット側ではMOSFETを使って増幅し、その後2系統に分かれたJFET(先ほどの左側のノブで調節する部分ですね)による歪みをブレンドし、低音と倍音のバランスを設定、そして最後にToneで音色を調整することによって、非常に幅広い音を作ることができます。
また、ディストーション回路といえばその祖はBIG MUFFのラムズヘッドなどになってくると思いますが、それに代表されるように、基本的にパーツが非常に多くなるという特徴があります。特にハイゲイン系の場合は多数のフィルタなどが必要となることが多いため、アナログだとパーツが多くなってしまうので、デジタル回路の方が向いているとさえ言われます。
しかし、このSubdecay Blackstarは、オペアンプを使わないディスクリート回路であるにも関わらず、非常に少ないパーツ(さすがにLovepedalやFuzzFaceほどではないですが)で構成されています。
では、まずは試奏セッティングを見てみましょう。
Fender USA American Standard Stratocaster(Rose wood) |
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Roland ローランド JC-120 Jazz Chorus(ジャズ・コーラス) ギターアンプ JC120 ジャズコ (沖縄... |
ハイゲイン系ペダルの場合、ハムバッカーのギターを使うことが多いと思いますが、今回はあえてストラトを使うことで、このペダルの幅広さやノイズの量などを見てみようと思って、アメスタをつないでもらいました。
では音の方、見てみましょう!
- 操作性
操作性は非常に良好だといえます。こういったクラスのエフェクターはほとんどがそうなのですが、それぞれのノブの役割がしっかりしていて、音が非常に作りやすいですね。Liquid Sunshineで感じたような「ノブが軽すぎる」ということもなく、感覚としてはTimmyとほぼ同じ感じです。ただ、ツマミの効きがとてもいいので、蹴っ飛ばすと音がすぐに変わってしまうということはありえると思います。
- サウンドレポート
これは、どう言えばいんでしょうか。私が今まで体験した中で最強のハイゲイン系ディストーションだと思います。基本的には低域ドライブで音圧、高域ドライブで主にゲインを調整し、最終的にトーンで味付けするのですが、このトーンが中高域にかけてよく効くので、「ゲインは上げたいけれどあまり倍音がうるさくないように」といった歪みから、「そこまでゲインはいらないけれど倍音を多め」といったBOSS DS-1系の音まで簡単に作れます。DS-1系の音にするなら低域ドライブも絞り気味にするといい感じです。
ただ、基本的にはドンシャリ系の歪みなので、MT-2のように「中域をブーストしたオーバードライブ系の音からドンシャリのハイゲインまで」というほどの幅広さはありません。ですのでBOSS DS-2のTurboモードのような中域が持ち上がったディストーションを作るのは苦手です。
しかし、「幅の広いハイゲイン」の代名詞、MT-2にはノイズが多いという欠点がありますが、このBlackstarは本当にノイズが少ないディストーションだと思います。また、艶という言葉が適当かどうか分かりませんが、確かに非常に高品質なサウンドだと思います。(ハイファイということではないです)
価格は少し高めだと思いますが、ハイゲイン系のディストーションで高品質なものは少ない中で、このBlackstarは、本当にキラリと光る星のような存在だと思いました。
Subdecay Blackstar、ハイゲインディストーションの中では最もオススメしたいモデルです。是非試してみてください!