東京発のおもしろいエフェクターをご紹介します。その名も「Sonicware CELDRIVE」!
Sonicwareは、2004年に設立された音響楽器ブランドで、去年の12月にこのCELDRIVEを発表。少しずつ販売を拡大している、新興ながら勢いのあるブランドです。
では、注目のCELDRIVE、詳しく見てみましょう!
Sonicware CELDRIVE
CELDRIVEは、よくあるフルアナログでポイントtoポイント配線といったようなクラシックなペダルとはまさに180度方向の違った、完全に新しいタイプのエフェクターです。
サウンドセッティングはPCで行い、本体のコントロールはLEVELのみ、というシンプル仕様。これだけだと今あるマルチエフェクターでも似たようなことが可能ですが、このペダルは、「サウンドの方向性」や「特性」などといったものをすべてPCで、しかも視覚的に設定できるのがこれまでとは違う、全くあたらしい特徴です。
たとえば、これまでのエフェクターはTONEやEQの調整領域、ゲイン、周波数特性などといったものは、作り手がまず作り、それをユーザー側が微調整して使うといった形でした。しかし、このCELDRIVEは付属のソフトで周波数特性やゲイン、クリップ、サウンドのプッシュなどを「デザイン」して、このキャッチコピーの通り、「世界にひとつ」のエフェクターとして使える、というわけですね。
イコライジングも、PCを使ったなめらかでレンジの広いグライコによって、より詳細なセッティングが可能です。さらにノイズリダクションやサブオクターブ(オクターブ下)をミックスさせる機能も搭載されています。
言葉で説明するのはちょっと難しいので、こちらの動画を見てみてください。
なんか大学の簡易プレゼンみたいな動画ですが、どういう仕組みのものか、だいたい分かっていただけると思います。サブオクターブ機能を「オマケ」と言い切ってるのもおもしろいですw
しかし、これは使いこなせれば驚異的なペダルになるかと思います。「好みに合うかどうか」ではなく、「好みに合わせて使う」というペダルなわけですね。
まぁ、まだ出てきたばかりのペダルですが・・・たとえば今後、たくさんのプリセットを登録できるようにしたり、ゲインやトーンなどのコントロールを付けたりといったことをすれば、より実戦的なペダルになったりするかなぁ、とも思います。自宅で使うなら、今のままでもいい感じだと思います。ソフトウェアの方には、いくつかの有名アンプをモデリングしたプリセットなども入っているみたいですね!
ちょっと、これからの成長が楽しみなブランドだと思いますが、それと同時に、今すぐ使ってみたいような気にもさせられますねw
というわけで、今回はSonicware CELDRIVEのご紹介でした。こちらから、サンプルサウンドを聞くこともできます。おもしろいペダルですね。