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BOSS DD-7 Digital Delay

BOSS Digital Delay DD-7

BOSS Digital Delay DD-7
価格:17,500円(税込、送料込)

このところ残響系エフェクターの話ばかりですが・・・w 以前ご紹介した、新製品BOSS DD-7 Digital Delayがついに発売されました。
初代DD-2以降、コンパクトなボディに最新技術を詰め込み、性能を追求してきたBOSSのデジタルディレイシリーズ最新作です。
では、その詳細をみていきましょう!

BOSS DD-7

BOSS DD-7
こちらが、発売されたばかりのDD-7です。さきほども書きましたが、初代のDD-2以降、BOSSのデジタルディレイはずっと進歩を続けてきました。まだデジタルディレイが大きな機材でないと作れなかったような時代に、世界に先駆けてコンパクトペダルサイズのデジタルディレイを出したのがBOSSです。当時の基板は、今見ても驚愕に値するようなもので、見ていると恐ろしくなるほどの詰め込み方をしていました。


参考画像。BOSS DD-3初期型(中身はDD-2と同じ)の基板です。

その後、技術も進歩しまして、今ではマイクロチップの登場などにより、こんな「物理的なすごさ」は必要ないかもしれませんが、それでも、BOSSがこのコンパクトサイズのペダルに多くの機能を詰め込んでいく、その姿勢は変わっていません。
では本題、DD-7の機能について見ていきたいと思います。おおまかには、「8モードのディレイを搭載」「最大ディレイタイムは6.4秒」「40秒というロングタイムのループ作成が可能」というところでしょうか。ちなみに私、最初に英文を流し読みしたせいで、エフェクトループがあるなんて書いてしまいましたが、あれは間違いで、このルーパーのことでした。すみません。

では、もうちょっと詳しくみてみます。
まず普通のデジタルディレイが4モードあります。最大3200、800、200、50msのモードがあり、それぞれ800〜3200ms、200〜800ms・・・と、ディレイタイムの幅が変わります。これはツマミでより詳細にディレイタイムをコントロールするためですね。
また、このペダルはメインのフットスイッチを2秒間長押しすることでタップテンポモードに切り替わります。タップテンポモードでは、これらの最大ディレイタイムの各モードは、それぞれタップテンポ時の音符選択になります。ツマミのモードが3200、800、200、50の順で、四分音符、付点八分、八分、三連符となり、タップは普通に四分音符の長さで踏めば、ディレイタイムがそれぞれの音符の長さに設定されます。もちろん、ディレイタイムの幅はどのモードでも、0〜3200msとなります。
さらに、また後でも書きますが、このペダルは2IN2OUTのステレオ対応です。INPUT AとOUTPUT Bにプラグを接続するとロングディレイモードとなり、ステレオでの使用ができなくなる代わりに、ディレイタイムが倍になります。このとき、ディレイタイムが最大6400msとなる、というわけですね。ちなみに、各モードの「最小ディレイタイム」も倍になるので注意してください。

続いて、特殊なディレイが4つ搭載されています。それが「HOLD」「MODULATE」「ANALOG」「REVERSE」です。HOLDはいわゆるルーパーとして使うことが出来るモードで、このモードにすると、まずLEDが消えます。ここでフットスイッチを踏むと録音開始(LED赤)となり、弾いたフレーズがステレオで最大20秒、モノラルで最大40秒まで記録されていきます。そして、好きなタイミングでフットスイッチをもういちど踏むと再生開始(LEDメーター表示緑)となり、録音したフレーズがそのまま繰り返し演奏されます。この状態でもう一度フットスイッチを踏むと、オーバーダビングモード(LEDオレンジ)となり、フレーズを進ませながらどんどん音を重ねていくことが出来ます。
そして、ここでフットスイッチを踏めば再生モードになり、さらにフットスイッチを1秒以内に2回踏めば、再生終了となります。操作性は普通な感じですが、1フットスイッチではこのあたりが限界だと思います。EXPジャックにフットスイッチを接続していれば、そちらを1回踏むことで再生を止めることもできるようです。
続いてMODULATEモードですが、これはモジュレーションディレイです。ディレイタイムは20〜800msとなり、さわやかな揺らぎ効果を持ったモジュレーションサウンドになるそうです。ただ、これ非常に簡易的なモジュレーションディレイで、Rateコントロールはどうやらないみたいです。
そして、ANALOGモード。これは新しく追加されたモードで、往年の名機、「BOSS DM-2」をモデリングしたモードとなるようです。こちらのサンプルビデオを見ましたが、アナログモードはちょっと大げさなアナログ風ディレイになっている気がします。また、BOSS DM-2といえばその強烈な発振が人気でしたが、DD-7で発振までできるのかどうかは分かりません。ただもしできるとすれば、EXPペダルにも対応しているので、非常に楽しみです。
REVERSEモードは、いわゆるリバースディレイですね。ディレイタイム内で録音された音を逆再生で送り出すことが出来ます。E.LEVELを最大にすると、ダイレクト音なしの、逆再生音のみが出力されます。
ちなみにタップテンポですが、HOLDではタップテンポモードはなし、MODULATE、ANALOG、REVERSEではタップテンポは四分音符、つまりタップした間隔がそのままディレイタイムとして設定されます。

DD-7は、2IN2OUTの入出力端子を持ちます。これが、それぞれの端子の接続の組み合わせによって、いろいろな出力が可能となります。
INPUT Aに挿した場合、OUTPUT Aに挿せばそのまま普通のモノラルモード、OUTPUT Bに挿せばディレイタイム2倍のロングディレイモード、OUTPUT AとB両方にさせば、1IN2OUTのステレオディレイモードとなります。
続いて、INPUT Bに挿した場合、OUTPUT AとBはそれぞれドライ/ウェット音の出力となり、OUTPUT Bだけに挿せばダイレクト音を切ってディレイ音のみを出力させることができます。
また、INPUT AとB両方に挿せば、2IN2OUTのステレオディレイモードとなります。このとき、ステレオディレイモードの出力を設定することが出来ます。
まずINPUT Aにプラグを挿し、その後フットスイッチを押したままINPUT Bにプラグを挿します。このとき、DD-7はステレオディレイのEDITモードに入り、モード設定コントロールを3200msの位置にすれば左右完全独立のデジタルディレイに、800msの位置にすればパンニングディレイに、そして200msの位置にすれば、「残響音に空間的な広がりをもたせたステレオディレイ」になるそうです。そして、もう一度フットスイッチを踏めば、モードの記憶が完了します。

続いて、EXPペダルですが、これも、「どのコントロールを」「どこからどこまで」効くようにすればいいのか設定できます。先ほどのEDITモードに似た感じで、EXPペダルを最小にしてフットスイッチを踏みながらEXPジャックにプラグを差しこみます。そして、設定したいコントロールを、設定したい範囲分(最大設定のみ。最小設定はできないそうです。)回します。そして、フットスイッチをもう一度押すとそれが記憶されます。これらの設定は、もちろん電源を切っても保存されます。
 
これがBOSS DD-7の機能となります。それにしても、何がすごいって、これだけのシンプルな筐体に、よくこれだけの機能を詰め込んだモノだと思います。搭載されるツマミはたったの4つ、フットスイッチは1つしかないにもかかわらず、ここまで細かい設定が可能というのですから、本当にBOSSの努力はものすごいものですよ。もちろん、制限された数のコントロールしかないのですから、その分多少操作性が犠牲になっている部分もあると思いますが、これはもう仕方がないでしょう。むしろ、よくここまで感覚的に分かりやすくまとめられたと感心してしまいます。
このサイズでこれだけ多機能なディレイといえば、Line6 Echo parkなんかはモード数も多くて評判がいいですが、もちろんDD-7の方が新しいというのもあるものの、操作系統は熟練されているように思います。必要十分な機能がまとまっているので、1台目のディレイとしても(ちょっと複雑ですが)オススメできるんじゃないかと思います。
あ、そういえば、DD-6にあったワープ機能はなくなったみたいですね・・・あれおもしろそうだったんですがw BOSS DD-20には入ってますけどね。
 
というわけで、BOSS DD-7のご紹介でした。やはりさすがBOSS、という感じですね。あくなき機能追求の姿勢には、頭が下がります。



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