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SONY MDR-CD900ST


ヘッドフォンを買ってみました。主に録音時のモニタリング用と、深夜にPCの音や音楽を聴くため、という感じで、スタジオ等の定番中の定番といえる、このSONY MDR-CD900STを選んでみました。届いたので、ファーストインプレッションを書いてみたいと思います。
では、いってみましょう。

SONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST
以前、私はSENNHEISERのHD565というヘッドフォンを使っていましたが断線してしまい、修理に出せばいいのにそのままになってしまっていまして・・・それ以来「とりあえず」電気屋さんのセールで買ってきた激安ヘッドフォン、SONY MDR-XD100を使っていました。私は、外で音楽を聴くときは昔からイヤフォンで、最近はカナル型のインナーイヤースピーカーを使っていまして、自宅でも音楽はスピーカーから聴くタイプだったので、ヘッドフォンってあまり使いませんでした。でー・・・あれは高校のときだったかな?プレゼントとしてそのSENNHEISER HD565をいただいて、使っていました。
ご存知の方は多いと思いますが、このHD565、今だとHD595あたりが近いでしょうか?は、主にリスニング用に開発されたオープンエア型といわれるものでした。オープンエア型のヘッドフォンは音質重視ですが低音弱め、という特徴を一般的に持っています。そして何より、「ごつい」ものが多いように思います。
何度か録音用モニタとして、またギター練習時の消音用として(といってもオープンエア型ヘッドフォンは音がすごい漏れますがw)使っていましたが、もともと落ち着いて音楽を聴くために開発されただけあって、ギターを弾いたりしているとなんだか頭がでかくなったような違和感を覚えていました。特にイヤフォンに慣れていたこともあって、余計そうだったのかもしれません。
そんなこんなで、ちゃんとしたモニター用ヘッドフォンを買おうと思いまして、今回このMDR-CD900STを買ってみた、というわけです。
一応、レビューの前に、ヘッドフォンの個人的な好みを書いておきます。ギターやエフェクターはもちろんですが、ヘッドフォンのような再生装置ほど音の好みで評価が変わるものはありませんので・・・。
基本的に、ヘッドフォンは軽くてフィット感がいいものが好きです。音質としてはフラットで、なによりも解像度重視、和音の一つ一つはもちろん、ピアノのペダルを踏む音まで聞こえるようなものが好みだ、ということが最近分かってきました。普段外出時に使っているShure SE210もそういう傾向で選んだものでした。(ちなみに、とりあえずで買って使っていたMDR-XD100も似た傾向だったみたいです。値段の割に気に入っていますw)
今回選んだMDR-CD900STですが、レコーディングスタジオでの定番機種で、ギター等の録音用モニターに最適、というのはもちろん、ヘッドフォンとしての傾向も好みにあっているから、という感じです。ではまず、写真をいくつか撮ってみました。

調整はこのように、カチカチとツメ(?)を動かして行います。0〜11までの12段階、左右合わせて24段階の大きさ調整が可能です。


イヤーパッドは180°回転します。左側はコードがついているので、165°くらい回転します。ヴォーカルの録音などでは、ヘッドフォンの長さを短くし、片方を回転させれば片耳だけにモニタすることができます。DJプレイもできそうですね。ちなみにイヤーパッドは縦方向だけでなく、横方向にも多少回転します。


なんて言うんだろ・・・ヘッドフォンの頭にかける部分には、「STUDIO MONITOR」と書かれています。外箱もブティックエフェクターか、という感じのただの白箱で、業務用として開発されたことがうかがえます。


しっかりとMade in Japanです。特に高い製品でもないのに、ちょっとびっくりです。


プラグは1/4"フォンプラグ、いわゆる標準プラグのみです。なのでミニプラグ用のジャックにつなぐ場合は・・・


このように、PC-233Sのような変換プラグが必要です。ステレオのものなら、別にSONY製じゃなくてもいいんですが・・・なんとなくw

では、使ってみたレビューを・・・ヘッドフォンをはじめ、スピーカーは全て「エージング」(ageing、経年変化的な意味でしょうか)で音が変わるといわれます。本当かどうかは分かりませんが、音を出力するときの振動に慣れさせることで、出音が変わってくるというものです。エージング自体に賛否が分かれますし、私もそうなのか分かりませんが、まぁたしかに、これまで使ってきた機材も長いこと使っていると音がやわらかくなったような気はします。今回は本当に届いたばかりですので、エージングは全くなされていない状態での評価です。

まずはギターのモニタとして使ってみました。これまで基本的にギターの音はスピーカーでモニタしていまして、夜中などにはMDR-XD100を使っていました。それらとの比較になります。・・・で、つないでクリーンでコード一発。いきなり普段聴いている音と全く違う音がでましたw
ギターはまずテレキャスを使ってみました。うちのテレキャスって、あんまり個性が強くないギターだな、と思っていたんですが、900STから出てきた音はまぎれもないテレキャスサウンドでした・・・モニタはあくまでもモニタですから、それに合わせて音を調整することはありませんので、音を録ってもこれまでと特に変化はありません。が、気分的に違ってきますね。あー今テレキャス弾いてるんだなぁ、という感覚になってしまいました。ヘッドフォンとしての分解能がかなり高いことがよく分かります。これまで、特に歪み系エフェクターのレビューでは、ヘッドフォン(MDR-XD100)だとよく分からないからスピーカーでそれなりの音量をだして弾いて録っては聴き、スピーカーの出音と録った音を比較、また弾いて録って聴いてを繰り返し・・・あーもう夜だから明日、みたいな感じでやっていたんですが、今後はこれを使った方がより早く、音の特性をつかんでレビューを書けるかも知れません。このあたりはしばらくいろいろなエフェクターとギターで、スピーカーの出音や録った音などと聴き比べてチェックしていきます。

続いて、音楽を聴いてみました。そして改めて思いましたが、やはり音の分解能力が高いですね。解像度が高いといえばいいでしょうか、一つ一つの音がぼやけずに聞き取ることが出来ます。その反面、ちょっと音が硬いというか・・・一つ一つの音が聞こえすぎる感じで、気楽に聞くには向いていないかもしれません。もちろん、解像度が高いというのは私好みですので、私はこれで聴いてもそんなに苦にならないんですが、まぁそれでももうちょっとやわらかい方が楽に聴けるように思います。モニタ用はモニタとして使うのが一番いいんですね、当然ですがw

フィット感はとてもいいです。重さはMDR-CD900STが約200g、これまで使っていたMDR-XD100が175gと、手に持っても900STの方がちょっと重たいんですが、しっかりとフィットするので体感的にはつけたときの重さは変わらないように思います。軽くてしっかりフィットするので、つけてギターを弾いていても苦になりません。ヘタなイヤフォンより楽に付けていられる気がします。オープンエアのHD565とは比較にならない感じです。オープンエア型のヘッドフォンは、けっこう高級なSTAXというメーカーのものを使ったこともあるんですが、音質は別としてフィット感があまりよくなく、頭のてっぺんに重さが集中してしまい、また大型なものがおおいので実際の重量もある、という点において、ちょっと私好みではありませんでした。
見た目や材質の質感等は正直、よくはありません。さすがにXD100と比べると完全に格上ですが・・・SENNHEISERやSTAXのような高級感は皆無です。とはいえ、装飾等をほとんどつけない、業務用ヘッドフォンですからこんなもんだと思います。当然、その分価格も安く抑えられていますね。
音質はフラットで、多少SONYっぽい雰囲気はたしかにあるようにも思います。ちょっと音が固めで、日本製量産品らしい優等生っぽさというか・・・あまりおもしろみはない音質といえそうです。モニタ用としては非常に優秀ですが、リスニング用としては一般向けではないと思います。それぞれ好みの音質があると思いますが、同じ値段ならBOSEなどのヘッドフォンの方が音楽を楽しく聴けそうです。
プロ仕様の定番モニタ用ヘッドフォンということで、「アーティストもこの音で聴いている」みたいな売り文句が書かれていましたが・・・楽器をされていればお分かりだと思いますが、モニタの音とマスターで想定する音は全然違うと思いますので、この売り文句だけはちょっとどうなのかな、と思いましたw
 
というわけで、SONY MDR-CD900STのレビューでした。ちなみに、ipodなどの携帯型プレイヤーはもちろん、普段自宅で音楽を聴いたりされるとき、音質を上げたい、と思われたときに一番手っ取り早いのがイヤフォンやヘッドフォンのグレードアップだったりします。例えばipodの付属のイヤフォンをお使いで、音質に満足されていない場合は、(もちろん好みもあると思いますが)イヤフォンをちょっといいのに買えてみると大きく変化すると思います。是非試してみてください。



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