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T.Rex Reptile

T.Rex Reptile
The EFFECTOR BOOK Vol.2の新製品紹介記事でレビューを書かせていただいた、T.Rex Reptile、非常に良質のモジュレーションディレイだと思いましたので、誌面の方でも精一杯お伝えしましたが、改めてこちらでもレポートとして書かせていただこうと思います。
では、いってみましょう。

T.Rex Reptile

T.Rex Reptile
こちらが、Reptileです。爬虫類という意味があります。Tレックスと爬虫類という言葉が並ぶってのが面白いですね。そういえばティラノサウルスレックスは進化してニワトリになったという説があるらしいです。ということは恐竜も食べたらおいしかったのかもしれませんw
まぁそれはともかく、このReptile、同メーカーのディレイにReplicaという、意味は別として似た名前のものがあり、さらに価格もReplicaよりも安いことから、廉価版のようにも見えますが、実は全く違ったペダルです。Replicaがタップテンポもついた「自然なデジタルディレイ」であるのに対し、Reptileはモジュレーションディレイですので、そもそもの役割が違うわけですね。しかしもちろんどちらも普通のディレイとして使えるだけのポテンシャルを持っているのはさすがT.Rexだと思います。
さて、ではReptileのコントロールを見てみましょう。Echo、Repeat、Level、Timeのディレイコントロール(大きなノブ)と、Depth、Speedのモジュレーションコントロール(小さなノブ)が搭載され、フットスイッチは左側がON/OFF、右側がモジュレーションとなっています。またペダル側面にはINPUT LEVELコントロールがあり、PEAKを示すLEDも搭載されているので、さまざまな入力機器によってレベルをコントロールして使うことが出来るようになっています。ディレイは最大1000msまでのデジタルディレイです。
入出力端子は欧州メーカーらしくノイトリック製ですね。9VセンターマイナスのACアダプタで駆動しますが、9V電池でも動かすことが出来ます。動作電流は124mAとデジタルディレイとしては少ない方ですが、歪み系などに比べると電池の持ちは短いでしょうから基本的にはアダプタを使う方が無難だと思います。
では、レポートしてみましょう!今回は自宅で弾いただけですのでセッティングはとくに明記しません。

  • 操作性

非常に良い感じです。左のON/OFFスイッチでエフェクトを、右側のモジュレーションスイッチでディレイにモジュレーションをかけることができ、それぞれ独立しているのでモジュレーションモードにしておけばペダルをONにした瞬間モジュレーションディレイをかけられます。ON/OFFを示すのはON/OFFフットスイッチの上部に搭載されたLEDで、モジュレーションモードを示すのは中央のDepthとSpeedノブ内に搭載されたLEDと分かれており、モジュレーションがONになっているときには中央のノブが光ってコントロールが有効であることを示してくれます。これは非常にかっこいいんですが、ただそれだけではなく、大変分かりやすいです。デザイン性と機能性が両立されているように思います。各コントロールの役割も分かりやすいですし、まぁモジュレーションディレイ自体はそんなに難しいペダルではありませんが、全くストレスなく操作できるよう考えられていると思います。

  • サウンドレポート

ではサウンドを。まずはいわゆる普通のディレイとして考えると、とてもクリアなデジタルディレイです。デジタルディレイによくある症状として、音はクリアできれいなんだけれども演奏を邪魔してしまうようなことがあるんですが、このReptileのデジタルディレイは音がクリアで、かつ演奏を邪魔しない適度にやわらかな音になるチューニングが施されているようでした。そのため、ただ音をそのままリピートするというだけでなく、より澄んだ透明感のある音になって返ってくるような印象です。一時期、Line6のDL4が世界を席巻したころ、コンパクトで最高のディレイ音と言われていたのがT.RexのReplicaなんですが、Reptileにもおそらくそのサウンドは継承されているのではないかと思います。コンパクトペダルでは他にほとんどないような、質の高いディレイサウンドを持っています。
そして、モジュレーション。公式の説明では、テープエコーの揺れを再現するということでしたが、それだけではなくもっともっと幅広いモジュレーションを作ることが出来ます。非常に美しいコーラスサウンドや、音程が上下するようなフワフワしたサウンドまで、Depthノブの設定によっていろいろな音が作れますね。そしてなによりも、その揺らぎがとても気持ちいいんですよ。ただ揺れているだけじゃなく・・・どう言えばいいんだろ・・・こう、すごく質感が高く、気品があるというか・・・かなり深く揺れる設定にして、エグく揺らしても、音はエグくならないんですね。この音が出るペダルは、ちょっと他にはないと思います。モジュレーションディレイを探しておられる方には、本当にオススメしたくなるペダルといえるのではないでしょうか。
 
というわけで、T.Rex Reptileのレポートでした。もちろん、例えばエレハモのようなアナログのエグいモジュレーションディレイも魅力的ですが、こういったデジタルならではの最高峰モジュレーションディレイがあるというのはすばらしいことだと思います。モジュレーションディレイ自体はそんな、大ヒットとなるような種類のペダルではないんですが、是非一度試してみてください。きれいな音です。



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