とにかく安価なペダルをたくさん作っていることでおなじみのベリンガーから、けっこう久々(?)の新作が発表されました。
Behringer VM-1 Vintage Time Machineは、多彩なコントロールを持った最長450msまでのアナログモジュレーションディレイです。搭載されているノブはLevel、Mix、Feedback、Delay、Chorus/Vibratoとなっており、ペダルの奥側にはペダル全体のON/OFFスイッチと、Chorus/Vibratoの切替スイッチが搭載されています。また1IN2OUTとなっていて、ドライとウェット音を別々に出力させることが出来る、18V駆動のペダルとなっています。
・・・と書けば、というか、筐体の形を見るだけでも理解できるかと思いますが、元になっているのは言うまでもなく、(この形が生産終了になると言われている)electro-harmonix DELUXE MEMORY MANですねw しかも内部基板にはBehringerらしく、表面実装パーツを使用しているので、本家以上の「スカスカ筐体」となっているようです。
しかし、なかなかちゃんと作られているようで、例えば、ディレイ素子は(VD-400もそうでしたが)最近流行りの「デジタルチップ」ではなく、Coolaudio社製のBBDチップを使っている、とのことです。ちなみにバイパスは「ハードワイアー式スイッチ」というよく分からない書き方をされているようですが、DPDTでバッファを通っているタイプだそうですね。しかし、この価格でこれだけの機能を備えたフルアナログディレイということもあり、海外のフォーラム等でも高い関心が寄せられているペダルです。音色は、Arion SAD3よりもすこし硬めの音だ、というレビューを見かけましたが、実際に触ったわけではないので定かではありません。
EFFECTOR BOOK Vol.3のBehringerインタビューでも軽く語られていましたが、BehringerはBBDを自社生産できる体制を持っているらしいですね。(Coolaudioは委託先ってことでしょうか?)そのCoolaudio製BBDは、Malekko Echo600 Darkにも実際に使われていたりします。そういうことを考えると、一時期生産が不可能になると言われた「BBDを使ったアナログディレイ」も、今後はまた増えていくのかもしれませんね!
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