 【ポール・ギルバート・シグネチャーモデル】Ibanez AF-2 Airplane Flanger |
NAMM SHOWで出展された、Ibanezからの新製品、Ibanez AF-2 AIRPLANE FLANGERの詳細が分かったようなのでご紹介します。実際の発売はまだかなり先みたいですね〜。
このペダルは、RacerXやMr.Bigで活躍した･･･ってわざわざ書かなくてもいいような気もしますが･･･まさに「スーパーギタリスト」の名前がよく似合う、ポール・ギルバートさんのシグネチャーモデルとして発売されるフランジャーです。元になっているのは、上の写真下側、Ibanez JL-70 Jetlyzerというペダルのようですね。ここに載せた写真はMaxonのもので、全く同じデザイン/機能のまま国内向けと海外向けでブランドを買えて発売していたようです。まだMaxonが星野楽器(Ibanez)のOEM製作をしていたころのものですね。このAIRPLANE FLANGERも、Ibanezロゴが初期の形で入れられているなど、芸が細かいです。ちなみに、Jetlyzerを元にしたペダルはMaxonからも今、「Vintage Jet Riser
搭載されているコントロールは、MANUAL、SPEED、RANGE、ENHANCE、TAKE OFF SPEEDとなっていて、2つのフットスイッチは右側がペダルのON/OFF、左側が「TAXI」モードと「TAKE OFF」モードの切替スイッチとなっています。コントロールのENHANCEはTAXIモードのみ、右側のTAKE OFF SPEEDはTAKE OFFモードのみに作用するものですね。
そういえばこのペダルが何かってまだ書いてなかったですが、これは、ちょっと変わったモジュレーションディレイです。コーラス／フランジャーと言う方が分かりやすいかもしれません。MANUALコントロールがディレイタイムの調整となっていて、これでコーラス〜フランジャーへと効果を変化させることができます。SPEEDはモジュレーションの速度、RANGEで揺れ幅を調整し、ENHANCEはディレイのフィードバック調整となります。コーラスとフランジャーは構造的にはほぼ同じで、モジュレーションディレイのディレイタイムとフィードバックの違いで効果が変わってきますので、MANUALとENHANCEのコントロールがこのペダルで音作りをする上で特に大事になってきそうですね。
そして、TAKE OFFモードにすると、ディレイが発振して独特の「ジェット音」を作り出すモードに入ります。ディレイを発振させるにはフィードバック量を大きくする必要がありますので、このモードでENHANCEコントロールが効かないのも合理的で分かりやすいですね。どうやらこの発振音も「揺れて」いるようで、その揺れの速度を調整するのがTAKE OFF SPEEDコントロールということです。
あ、そういえばIbanezで、以前投票を受け付けていたポール・ギルバートモデルギターの復刻人気投票ですが、こちらで結果が出ていました。非常に「まともな」結果になっていましたw
人気blogランキングへ 
