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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Gibson Custom Shop Custom Collection Les Paul Custom


ギター買いました。
まだ届いてから2週間ほどしか経っていませんが、ファーストインプレッションということで、レポートしていきたいと思います。
レスポールカスタムです!やっちゃったって感じですね・・・w
では、いってみましょう!

Gibson Custom Shop Custom Collection Les Paul Custom Ebony


というわけで、こちらがそのレスポールカスタムです。正式名称が「Gibson Custom Shop Custom Collection Les Paul Custom Ebony」・・・ってどれだけカスタムする気なんでしょうw
このギター本体について書く前に、まず現在のGibson Custom Shopについて簡単に説明します。
Custom Shopは、「カスタム」というだけあって、ショウモデルや限定モデルなどの制作も行いますが、そういった特別なモデルを除いて、現在Gibson Custom Shopは4つのラインがあります。
まず、ヴィンテージモデルの再現を主とした「Historic Collection」。続いて、有名アーティストの使用モデルを再現する「Signature Collection」。それ以外のカスタムモデル、すなわち、ヴィンテージやシグネチャーモデルの「完全再現」を主としないものが、「Custom Collection」となっており、この3つのコレクションモデルはナッシュビルの工場で製作されています。
そしてもう一つが、ES系などのヒスコレやシグネチャーモデル以外の箱物を手がけるライン。明確な名前は付けられていませんが、ギブソンのレギュラーラインを生産するメンフィスの工場内に設置されたカスタムショップラインです。
この4つのラインは、明確ではないにせよ2つに分けることができます。それはHistoric Collection、Signature Collectionの2ラインと、Custom Collection、メンフィス生産モデルの2ラインです。その名前が意味するものとは違いますが、Fenderに例えてに言えばヒスコレとシグネチャーがマスタービルダー、カスタムコレクションとメンフィスモデルがチームビルト、といった感じでしょうか。価格帯も、ヒスコレとシグネチャーは他のモデルに比べて高いです。(といってもCustom Collectionにもキルトトップモデルなど高価なものもあります。Fenderのように明確に分かれているわけでもないんですね。)
で、今回のギターの話に入ります。このLPカスタムは、Custom Collectionに属するモデルとなっています。Les Paul Customは非常に長い歴史を持つギターですが、カスタムコレクションのレスカスは、特にヴィンテージモデルの再現というわけではないんですね。
実際にスペックを見てみましょう。
ボディはメイプルトップ、マホガニーバックです。50年代に作られていたカスタム、通称ブラックビューティと呼ばれるモデルはオールマホガニーでしたが、68年移行に作られたモデルはメイプルトップが採用されていました。
ネックは1ピースマホガニーにエボニー指板を載せ、PUにはフロントが490R、リアが498Tとなっています。外観は完全にLes Paul Customですが、いわばLes Paul Standardに一番近いカスタムです。ちなみに、70年代以降のカスタムのように、このモデルには黒以外の、白、サンバーストとワインレッドのカラーラインナップも用意されています。・・・カスタムカスタムってややこしいw

もうちょっと横道にそれます。このあたりはもっと詳しいサイトさんなどもあるので細かいことはいろいろ調べていただくとして・・・簡単にLes Paul Customの歴史を振り返ってみます。
1954年、Les Paul CustomはLes Paul Modelの上位機種としてラインナップされていました。通常モデルがゴールドトップだったのに対し、カスタムモデルはブラックとゴールドパーツを組み合わせて作られています。外観以外にも、ボディ材がオールマホガニー、PUがP-480とP-90の組み合わせとなるなど、通常モデルとの差別化が図られていました。また、フレットに低く細いものが使われていました。
1957年にハムバッカー、いわゆるPAFピックアップが登場すると、レギュラー・カスタム共にPUはPAFに統一されます。差別化を図るため、カスタムは3PU仕様となります。(過渡期に2PU仕様があったりしたのかどうかはよく知りませんw)その仕様は、63年にレスポールが生産中止となり、SGに移行するまで続きます。
1968年、ジミー・ペイジやエリック・クラプトンの影響もあってレスポール人気が再燃すると、ギブソンはレスポールモデルの再生産を開始します。このとき、カスタムも再生産されることとなります。50年代のモデルとは違い、ボディにメイプルトップを採用。2PU仕様となります。そして、68年のモデルのみ、ネックがメイプルとなります。レスポールカスタムは音が堅いという印象はこのモデルから来ているのかもしれません。1ピースマホガニーとなります。(寝ぼけてました。すいませんw)
1969年、ネックが3ピースマホガニーに変更されます。
70年代に入ると、サンバーストカラーが追加されます。また、3PUモデルがラインナップに復活します。
1974年にはホワイトカラーが追加となります。ホワイトのレスポールカスタムはランディ・ローズなどの使用で知られ、レスカス=白黒のイメージがあるんですが、実は意外にもホワイトモデルはかなり後から追加されたモデルだったわけですね。
70年代後半に入ると、レスポールカスタムにさらにレッドなどのカラーが追加されます。スーパーカスタムやカスタムライトなどの派生モデルも生産されてゆきます。
その後もレスポールカスタムはGibsonのレギュラーラインナップとして作られて行きますが、2004年にレギュラーラインナップから外れることとなり、現在ではGibson Custom Shopのみでの生産となっています。

というわけで、前振りが長くなりましたが、さっそく写真などを見ていきましょう。
 

Gibson Custom Shopのハードケースです。これ、逆に持って歩くの怖いですw
 

ボディです。黒は汚れが目立ちますw
ゴールドパーツがゴージャスな印象ですね。PUは490Rと498Tの組み合わせ。バーストバッカーや57クラシックよりもパワーのあるPUです。
 

ダイアモンドインレイが施されたヘッド。長年のあこがれでした・・・w
 

ネックの裏、ヘッドの付け根部分にもなぜかカスタムショップロゴが入っています。


コントロールキャビティ内。ギブソンカスタムショップ職人のはんだ技術が光ります・・・っていうか、なんでこのはんだで全くノイズが出ないのか・・・謎の技術と言わざるを得ませんw


カスタムショップ認定書。豪華そうに見えますが、以外とちゃちいですw


認定書には、モデル名とシリアルナンバーが書かれています。
 
というところで、写真はここまでです。特に改造はしていません。シャーラーのストラップロックを付けただけです。

では、レポートしてみましょう。

  • 操作性

コントロール系統は普通のレスポールと同じです。ただ、だいぶ重たいです。
このレスポールカスタムは、ヒスコレ等のモデルよりは軽いと聞いたこともあるんですが、やっぱり重いですw
4キロ超えてる気がします。測ってないですが。
あと、これは好みですが、エボニー指板なのでサラサラとした手触りのネックがとても心地よいです。個人的に指板は、エボニー、メイプル、ローズの順で好きです。ハカランダ?弾いたこと無いけど普通のローズウッドと手触りも違うんでしょうか?弾いてみたいです。

  • サウンドレポート

では、音を。
実は私は、490Rと498Tの組み合わせのPUの音は知っています。Robot SGを持っていて、SGのPUが490Rと498Tでした。なので、このギターを買った後、どのタイミングでピックアップの交換をしようかと思案していたほどです。
で、実際に届いて弾いてみて・・・驚愕でした。
もちろん、オープンハムとカバードハムの違いや、そもそもSGとレスポールの違いもあって、同じPUでも同じ音が出る訳じゃないのは分かっています。
ただ・・・それ以上の何か得体の知れない違いを思い知りました。
それは、材から来るものなのか、偶然当たりギターだったのか、それともレギュラーラインとカスタムショップの組みの違いなのか・・・全く分かりませんが、とにかく強烈な印象です。
これまで何本かのギターを持っていましたが、どのギターもどこか1つは「あれ?」と思う部分がありました。しかし、このカスタムは、なんて言うか、ギター本体から問題を見つけることが全くできませんでした。
1弦から6弦まで、どこかの弦が強かったり弱かったりすることがなく、完全にバランスされ、サステインも非常に長く、どのフレットでもデッドポイントのようなものが見あたらない・・・生音が大きすぎることもなく、弾けばネックが適度に共振します。もちろん、アンプに通して出力したサウンドも最高です。
ギター本体の重さとか、コンツァー加工とか、ネックグリップとか、ジョイントの形状とか、そういうこととは全く違う次元で、弾きやすいです。一切問題がありません。本当の意味で「弾きやすいギター」ってこういうことなのかと実感しました。
高出力なPUを搭載しているので、若干歪みやすい音なんですが、その音がまた素晴らしいと言わざるを得ません。
PU交換等する気満々だったんですが、今はあまりの完成度の高さに、このまま使っていこうという気持ちでいっぱいです。・・・まぁ気は変わるかもしれませんがw

現行のLes Paul Customの中ではもっとも標準的で、価格も安いモデルなんですが、それでいてこの完成度とは・・・Gibson Custom Shopの技術・・・それは精度とかはんだが綺麗とかそういう意味ではなく、全体のバランスを調整するその技術はすごすぎると思います。
 
というわけで、レスポールカスタムのレポートでした。今後エフェクターのレビュー等でストラトと共に登場することもあるかと思います。
それにしても、本当にすごいギターです・・・。勢いだけで買ってしまったギターですが、買って本当に良かったです。最高ですね!

 
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