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Way Huge Green Rhino MkII 試奏レポート

WAYHUGE GREEN RHINO mkII

WAYHUGE GREEN RHINO mkII
価格:15,800円(税込、送料込)

これすごいよ!
Way Hugeの最新オーバードライブペダル、Green Rhino MkIIを試す機会がありましたので、このペダルのレポートをしたいと思います。
では、いってみましょう。
Green Rhino MkII(グリーンライノ マークツー)は、以前Way Hugeで作られていたオーバードライブ、「Green Rhino」にコントロールノブを増やしてJim Dunlopの元で復活したオーバードライブペダルです。Rhinoは、サイという意味です。
緑のサイなんて見たことがありませんが、有名な緑のオーバードライブならよく知っています。このペダルは、TS発展系のオーバードライブです。元のGreen Rhinoはその後溢れかえるTS系オーバードライブの原点となったペダルの1つです。
元がそうですがから、もちろんこのGreen Rhino MkIIもTS系オーバードライブです。
一時期は絶大なブランド力を誇った「TS系オーバードライブ」という言葉も、今では一回りして「今更TS系」と言われるようになってしまいました。エフェクター、特にオーバードライブが好きなプレイヤーなら、1度はTS系、もしくはTube Screamerを弾いたことがあるか、持っていると思います。いや、回路が似ているという意味ではBOSSのSD-1も(元となったOD-1の発売時期とか細かいことを抜きにすれば)TSスタイルのペダルと言っても良いかもしれません。いわゆるミッドレンジを強調型で、1オペアンプタイプのオーバードライブの多くは、それを意識したかしていないかは別として、何らかの形でTS系オーバードライブ、もしくはそれに近いモデルと言っても過言ではないと思います。
そして、多くのTS系オーバードライブペダルは、オリジナルTube Screamerのダイナミックレンジを広げ、より高いゲインを得られるようにしたタイプです。そういうペダルは本当にたくさん作られています。
そんな中、今改めてTS系オーバードライブが発売されたわけです。「なんだまたか」「はいはいTS系TS系」と思った方もいるかもしれません。今ではTS系というだけで購入候補から外されることも、もしかしたらある・・・のかな?と思います。
実は、私も結構似たようなことを思っていました。このGreen Rhino MkIIが発売されると知ったとき、何故今TS系を出すんだろうと疑問に思ったものです。ですが、先日The EFFECTOR BOOK Vol.12 の新製品レビューでこのペダルを実際に触ってみて、びっくりしました。誌面だけではお伝えできなかったこともあるので、ここで改めてレポートしてみます。

Green Rhino MkIIは、Volume、Tone、Driveの基本的な3つのコントロールに100HzとCurveを加えた計5つのコントロールノブが搭載されたオーバードライブペダルです。100Hzコントロールは100Hzの帯域を±12dbブースト/カットできるコントロールです。いわゆるローブスート/ローカットコントロールです。Curveは、このペダルの持つ周波数に対するゲインのカーブを可変するコントロールです。コーナー周波数がどうとか書かれています。ちなみに、Premier Guitar誌のレビューではこのCurveコントロールはクリッピングステージ内の1kHzを超える周波数帯を6dbまでカットできるコントロールと書かれています。ハイカットとはまた違う、高域特性を可変させるコントロールということです。ただ、このノブのコントロールパネルに書かれた文字を見ると、どういう操作をするのか分かりやすいです。左に回しきればMids、右がFlatと書かれています。つまり、左に回せばミッドレンジをより強調し、右に回すほどフラットな音色になるということですね。

さて、ではこのペダルについていつもの形式でレポートしてみましょう。

  • 操作性

ノブの意味が分かれば難しいことはありません。というか、意味が分からなくても、Toneコントロールと100Hz、Curveコントロールをいじればどんなノブなのかだいたい分かると思います。ただ、単純な3ノブタイプのペダルと比べると、ちょっとだけ難しいと言えるのかもしれません。また、筐体は現行Way Hugeのモデル全てに共通するスタイルです。MXRサイズが2つ分くらいの大きさですね。大きすぎるってことはないと思いますが、小さくはありません。フットスイッチもちょっと独特な踏み心地です。よくある機械式スイッチのように、スイッチを踏んでいくにしたがってだんだん反発が強くなり、最後にカチっとなるものとは違い、最初から反発が強めで、半分くらいまで踏むとパコっとスイッチが変わります。基本的に大丈夫だと思いますが、少し遠くにおいて足を伸ばしてつま先で踏むような踏み方だと、少しだけ重たいスイッチだと感じるかもしれません。普通に踏む分には全く問題ないと思います。

  • サウンドレポート

操作性の欄で細かいことを書きましたが、音を出したらそんなのどうでも良くなりました。一言で言うと、素晴らしい、です。一時期たくさん発売された、レンジ拡張型/ゲイン増大型のTS系ペダルとは一線を画す歪み方をします。たしかに元をたどっていけばTS系に行き着くのかもしれませんが、弾いた感想としては別物です。いわゆる「TS系」な音を出したければ、Curveと100Hzを下げればそれっぽく作れます。基本的にゲインは高めなので、Driveも下げるとさらにそれっぽくなります。100Hzを上げればローエンドが強調されますし、Curveを上げれば倍音成分の厚みが増します。
そしてなによりもすごかったのが、Curveと100Hzの両方を上げたときの歪み。ギターやアンプによってそれらの上げ方は変わると思いますが、その辺はその都度簡単に微調整できます。そのときの音は、思いっきり乱暴に言えば、オーバードライブ界のBig Muff。常にどっしりと安定していて、低域から高域まで満遍なく歪みが加わり、強烈といっても良いほど厚みのある倍音が出力されます。リッチな音ってよく言いますが、これはむしろゴージャスな音です。
数多くのオーバードライブに採用されているToneノブは、高域が欲しければ右に、入らなければ左に回すだけという非常にわかりやすいものです。このペダルのCurve/100Hzのコントロールも、説明書きはややこしいかもしれませんが音を出しながら触れば簡単。音に迫力が欲しければ100Hzを、厚みが欲しければCurveを右に回せば良いのです。逆に左に回せば、100Hzはおとなしい印象の音になり、Curveはすっきりとした音になります。
Green Rhino MkIIの特徴は、コントロール系だけではありません。非常に優れたコントロール系ですが、それが生かされるのはもともとの歪みの特性がすばらしいからです。このペダルの歪みは、とてもアンプっぽいのです。何かのアンプをイメージした音というわけではなく、大きな音でアンプを鳴らしたときのような、バランスの取れた安心感のある歪み。ギターであれば上から下まで、ちゃんと「良い音」が出て、埋もれることもないあの感じ。そんな特性を持っています。
本当に、とてつもないペダルでした。
 
というわけで、Green Rhino MkII>のレポートでした。

サンプルムービー
サンプルムービー2

このペダル、海外では絶賛されているレビューがたくさん見つかるんですが、ネット上において国内というか、日本語ではほとんど語られていないに等しい状態のようです。正直、これを埋もれさせておくのはもったいないです。
私もそのうち買おうと思っていますが・・・是非とも一度、音を出してみてください。すごいですこれ。

 
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