Blackstarから、Series Oneというシリーズのアンプが入ってきています。Blackstar Ampが出来てからずっとあるシリーズですが、その中で新製品も登場しているようですのでまとめてご紹介します。まさに本気仕様のフルチューブアンプで、45W出力から200W出力までのラインナップとなっています。さっそく各モデル、みていきましょう!
まずは100Wヘッドモデルから。ECC83(12AX7)×3、ECC82(12AU7)×1、EL34×4が搭載されたフルチューブアンプです。クリーンとオーバードライブの2ch仕様で、DPR(Dynamic Power Reduction)という回路を搭載して10%までのパワーアッテネートが可能となっています。
クリーンチャンネルはBrightとWarmのモードスイッチと、Gain、Volumeコントロール、オーバードライブチャンネルはCrunch、Super Crunchのモードスイッチと、Gain、Volumeコントロール、そしてBass、Middle、TrebleとBlackstarオリジナルのISFコントロールが付いたEQセクション、Resonance、Presence、VolumeコントロールのMasterセクションがあり、DPRコントロールで10W〜100Wまでアッテネートが可能です。ブーストアップボタン付のエフェクトループを搭載し、フットスイッチの他にMIDIでの制御も可能。4、8、16Ωに対応したスピーカーアウトと、1/4フォンジャックとXLR端子によるスピーカーエミュレートアウトプットも搭載しています。
Blackstarアンプらしく、いろいろなシーンで使えるアンプです。
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クリーンも歪みも良いですね!王道のドライブサウンドからハイゲインまでカバーできるのはさすがです。
同じく100W仕様のモデル。ECC83(12AX7)×3、ECC82(12AU7)×1、EL34×4という真空管の構成も100 Headと同じです。違いはチャンネル数で、こちらはクリーン、クランチ、OD1、OD2の4チャンネル仕様となっています。各チャンネル、コントロールはGainとVolumeで、クリーンチャンネルにはBright/Warm切替スイッチ、クランチチャンネルにはSuper Crunchモードスイッチが付いています。EQセクションはBass、Middle、Treble、ISFとなっていて、クリーン/クランチチャンネルとOD1/OD2チャンネルで独立したEQセッティングが可能です。Resonance、Presence、VolumeのマスターセクションとDPRコントロールを搭載しています。リアパネルは100 Headと同じです。
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OD1とOD2チャンネルを搭載したことで、さらなるハイゲインに対応したモデルですね。
こちらは、さきほどの104EL34モデルのパワー管を6L6としたタイプです。機能的な違いはありません。
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特にハイゲインの出方が、カリフォルニア系のアンプサウンドに近い音となっています。しかし良い音ですね。
そして、200Wヘッドモデルも登場。ECC83(12AX7)×4、ECC82(12AU7)、KT88×4を使用して大出力アンプを実現しています。コントロールは104EL34や1046L6と同じ4ch構成。ただ200W出力なのでDPRコントロールが20〜200Wとなっています。
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KT66の特性なのか、若干EL84のタイプより全体的にダークな音になっているように思います。ちなみに20〜200Wだと使う場所が・・・という場合に
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こんな感じで、ラインでも使えます。他のモデルも同じですがw ローエンドもクリアに出ていますね。
こちらは45Wコンボモデルです。内部でアンプ部の置き方がヘッドモデルとは上下逆になっているため、コントロールの場所が左右反転していますが、2チャンネル仕様の100 Headと同じ機能があります。DPRは4.5〜45W。4.5Wなら部屋でもなんとか使えそうですね。リアパネルも、左右反転していますがコンボアンプだからスピーカーアウトが無い、なんてことはありません。ヘッドモデルと全く同じ入出力系統がそろっています。スピーカーにはCelestion G12NEOを2発搭載しています。
クランチチャンネルスーパークランチモード
他のアンプと動画が撮られた時期が違うのか、動画内容の作り方が違っていますが・・・だいたい後半で音を聞くことが出来ます。
- キャビネット
また、各種ヘッドモデルに対応した専用キャビネットも用意されています。スラントタイプの412Aとストレートタイプの412Bです。どちらもCELESTION Vintage30を4発搭載しています。
というわけでBlackstarのSeries Oneシリーズのご紹介でした。本国では他に50Wヘッドや2発のキャビネットもありますので、今後また入ってくるのではないかと思います。それにしてもこれは良いですね。このシリーズのアンプの音自体がとても好きです。DPRやエミュレートアウトがあっていろいろな使い方が出来るのも素晴らしいと思います。
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