今年のWinter NAMM SHOWに出展されていた新世代のギターがついに発売となるようです。
ヘッドにはFenderロゴが入っており、ギターもFenderで制作されているようですが、Roland名義で販売されるようですね。Fenderでも「Roland V-Guitar Series」という位置づけになっているようです。
新世代ストラトキャスター。Roland GC-1 モデリング・ギター 【4月下旬発売予定・ご予約受付中... |
アルダーボディ、メイプルCシェイプネック、22F仕様でブラックカラーはメイプル指板、3TSカラーはローズ指板となるようです。PUはシングルコイルが3つと、GKデバイデッドピックアップが1つ搭載されます。デバイデッドタイプとは、6つの弦それぞれに1つずつのPUを分割(Devide)して割り当てたもので、これにより各弦ごとの音を個別に拾うことができるピックアップです。ブリッジはシンクロナイズドトレモロですね。コントロールは、1VOL、1TONE、5WayのPU切替スイッチの他、GK用のVolume、切替スイッチ、UP/DOWNボタンとなっています。アウトプットは通常のギターと同じアウトプットに加え、VG-99やGR-55に対応するGK端子を搭載。GK端子からこれらのギターシンセに接続していても、GKの切替スイッチで通常のギターサウンドに即座に切り替えられます。(舟形ジャックからケーブルを接続しなくても良いようです)
GC-1は、これまでのGKピックアップ搭載ストラトキャスターの進化版といえます。
【2012年4月下旬発売予定】【送料無料】COSMによる最新のギター・モデリングをFenderストラトキ... |
以前、NAMM SHOWのニュース扱いでもご紹介しましたが、改めてご紹介しますね。
アルダーボディ、メイプルCシェイプネック。指板はブラックがメイプル1ピースで3TSがローズ指板。これはGC-1と同じですね。
PUはシングルコイルが3つと、RolandのデバイデッドタイプのPUが1つ搭載され、コントロールは1Vol、1Tone、 5WayスイッチとModeとTuningの2つのコントロールノブとなっています。
このModeとTuning、そして5Wayスイッチの組み合わせでさまざまなギターサウンドやチューニングをモデリングして出力できる、というのがこのギターです。もちろん、他の機材は不要。ギター1本でいろいろな音が出力できます。
ModeはN、S、T、H、Aのモードを切り替えます。これと5Wayスイッチの組み合わせで、いろいろな音が出せます。
Nモードはいわゆる普通のギターサウンドです。本体のシングルコイルPUのサウンドで、5WayスイッチはPU切替スイッチです。
Sモード。これはストラトキャスターサウンドのモデリングモードで、5Wayスイッチはいわゆるストラトのそれと同じように機能します。ストラトでストラトをモデリングするというのもおもしろい話ですが、実際のリアルな音と、理想的なストラト音と両方を使える、ということですね。
Tモードは、テレキャスターモデリングです。このモードの場合、5Wayの中央3つがそれぞれフロント、フロント+リア、リアのサウンドとなり、両端はワイドレンジなフロントとワイドレンジなリアPUサウンドとなっています。
続いてHモード。ハムバッカーモデリングです。テレキャスモード同様、中央の3つのポジションがフロント、フロント+リア、リアとなり、両端はブライトなフロントとブライトなリアハムサウンドとなります。
最後にAモード。これはアコースティックモデリングです。PUセレクターがフロント側のポジションから順に、ジャズギター、シタール、ナイロン弦、スチール弦、スチール弦のモデリングとなっています。2種類のスチール弦モデリングはそれぞれ違う音となります。
そしてTuningコントロールです。これにはN、D、G、d、B、12の6モードがあります。Nはそのまま、DはドロップD、GはオープンG、dはDモータル(DADGAD)、Bはバリトン、12は12弦のサウンドに、本体のチューニングを変えることなくノブを回すだけで変更できます。
G-5のモデリングを駆動させるには電池が必要で、単3のアルカリ電池、または充電式ニッケル水素電池4本で駆動します。連続駆動はアルカリ電池:約6時間、充電式ニッケル水素電池:約9時間。電池が無くなったりした時には普通のストラトキャスターになります。
正直言って、G-5は特におもしろそうです。若干、電池の心配はありますが、機能的には新しいギターって感じですね。Line6とJames TylerのコラボによるVariaxシリーズに対抗するようなモデルですね。
GC-1とG-5、どちらも思っていたより手頃でしたw
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