今年、2012年は、Fender Japanが最初に設立されてから30周年になります。Fender USA、Fender Mexicoや中国のFender/Squierとはまた違った独自路線の商品展開を行い、国内はもちろん、海外でも人気の高いブランドの1つで、非常に精度の高い作りのギターは世界で評価されています。そんなFender Japanの30周年を記念して、ちょっと変わったモデルが登場です。
この「Fender Japan ST-W」は、ダブルネックのストラトキャスター。今年1年間のみの制作となる限定モデルです。片方が6弦、片方が12弦になっているタイプのストラトですね。
アルダーボディ、メイプルネック、ローズ指板21F仕様で、6弦側はクラシックな184R、12弦側はより平らな250Rとなっています。
ピックアップはFender Japanのスタンダードなモデル、ST-Singleを6つ搭載。ブリッジは6弦側がシンクロナイズドトレモロ、12弦側がハードテイルを採用。コントロールは12弦側のマスターVol、6弦側のマスターVol、両方に作用するマスターTone、そして5Wayセレクタースイッチ、ネック切替スイッチとなっています。5Wayセレクターは6弦、12弦両方に連動して作用する形となっているようですね。
ダブルネックのストラト自体はYngwie Malmsteenモデルとして、かつてFender Japanから発売されていたこともあり、コントロールは違っていますがそれを元にしたモデルなのかな、とも思います。
ボディカラーは3カラーサンバーストとヴィンテージホワイト、ピックガードはどちらも鼈甲カラーとなっています。もともと片側6連ヘッドなので、こうして6弦と12弦が並んでもヘッドの大きさがそろっていて違和感もなく、良い感じのデザインですね。ステージで使うと相当インパクトのあるモデルになると思います。
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