【新商品】【正規輸入品】【予約受付中:9月末入荷予定】ToneShaper / ToneShaper - Solder Fre... |
この「Toneshaper」は、ストラトキャスターのピックガードに直接マウントできるパッシブのコントロールサーキットで、Fenderのストラトキャスター、またはノブ/スイッチの配置が同じストラトタイプのギターに対応しています。(Fender以外の場合、ピックガード穴を加工したり、Fenderのストラト用ピックガードに交換する必要が出てくることがあります。)
どういうものかというと、単純に言えばギターの回路をスイッチを使っていろいろな仕様に切り替えられる、というもの。それで様々なサウンドバリエーションを作ることができます。
また、マウント時にはんだ付けは一切不要。ピックアップからの配線もはんだを使うことなく簡単に固定できます。
このサーキットには大きく4つのDIPスイッチが搭載されています。これらの変更はピックガードを外して行いますので、ギターの外観が変わることもありません。4つのDIPスイッチは、それぞれ2つが10個、もう2つが6個のスイッチをまとめたもので、これらのON/OFFを組み合わせることで様々なサーキットのバリエーションを実現します。
まずは、Toneをコントロールするコンデンサの値。これは.015μF、.022μF、.033μF、.047μF、.1μFの5つのコンデンサを組み合わせることで、.015μF〜.217μFまで、31種類のバリエーションを実現。Toneを絞ったときの音や、ノブの動きに対する音の変化を切り替えることができます。
続いて、ストラトの3つのノブの役割も切り替えられます。まずは1Vol、2Toneとする場合ですが、これも2つのToneノブの組み合わせを5種類から切り替え可能。この場合、5Wayセレクターは一般的なPUポジションとなります。続いて1Vol、1Tone、Blenderとすることで、フロント、フロント+センターのポジションにリアPUを、リア、リア+センターのポジションにフロントPUをブレンドするコントロールを装備できます。そして、1Vol、1Tone、シリーズ/パラレル切替ノブとして。これは、1番下のToneノブをスイッチとして扱う回路で、反時計回りに回しきった場合と、それ以外の場合で、5Wayセレクターで選択できるピックアップポジションを変えられるというもの。通常の5WayセレクターのPUポジションに加え、フロント+センター、センター+リアの直列のポジションを選ぶことができます。
また、SSH配列(Fenderの名称ではHSS)にも対応。このモードでは、1Vol、2Tone(フロントとリア)コントロール、1Vol、1Toneコントロール、1Vol、1Tone、Blenderコントロールの3種類のコントロール設定を選択可能。この場合、5WayセレクターによるPUポジションは、フロント、フロント+センター、センター、センター+リア(ブリッジ側シングルコイル)、リアハムとなっていて、Blenderコントロールが有効の場合、フロント、フロント+センターにはリアPUを、センター+リア、リアポジションにはフロントPUをブレンド可能となっています。
さらに、250k、250kロングシャフト、500k、500kロングシャフトの4種類のポットが付いたモデルがラインナップされているので、ギターや音に合わせて選べます。
モードを切り替えるにはピックガードを外す必要こそありますが、一々配線を繋ぎ直したりすることもなく、また、ピックアップからの配線もはんだ不要なのでPUの交換も手軽に行えるという、非常に便利なサーキットです。なお、付属するポットはインチサイズなので、Fender Japanのギター等の場合、ポットを交換するか、ノブ、ピックガードを替える(または加工する)必要があるようです。
(最初から付いているポットを交換する場合ははんだが必要です。あと改造扱いになるのでたぶん保証は効きません。また、ミリサイズのポットのギターにインチサイズのポットをインストールする場合、ギター側のザクリが小さくてポットが干渉する場合もあるようです。こちら(pdf)でポットとスイッチ配列、および必要なキャビティの実寸を見ることが出来ます。)
しかし、これはおもしろいですね。かなりいろいろ切り替えて楽しめそうですし、もちろん実用的に使えるモデルだと思います。ちょっと欲しいw
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