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Strymonの多機能リバーブペダル!「Strymon BigSky」弾いてきました!レポートします!

Strymon BigSky Reverb

Strymon BigSky Reverb
価格:55,440円(税込、送料込)

非常に高品質かつ多機能なエフェクトで、特にデジタルエフェクトの人気が抜群のエフェクターブランド、Strymonから新たに発売された多機能リバーブペダル「Strymon BigSky」を早速弾くことができましたので、レポートしたいと思います。
では、いってみましょう!

Strymon BigSky

"BlueSky"の上位モデル"BigSky"遂に発売!strymonBigSky

"BlueSky"の上位モデル"BigSky"遂に発売!strymonBigSky
価格:55,440円(税込、送料込)

こちらが、そのBigSKyです。Time LineMobiusに続くStrymonの多機能ペダルです。様々なリバーブアルゴリズムを搭載したモデルですね。
コントロールはDecay、Pre-Delay、Mix、Tone、Param1、Param2、Mod、およびTypeとValueのスイッチ/ノブとなっています。
12種類のリバーブアルゴリズムを搭載し、300種類のプリセットをメモリー可能。ステレオ入出力、MIDI IN/OUT、全てのパラメータを自由な組み合わせでアサインできるエクスプレッションペダル端子を搭載しています。


同じサイズのTime Lineで、サイズ比較をしてみるとこんな感じです。Eventide Factorシリーズと同等のサイズですね。けっこう大柄ですが、大きすぎないくらいのサイズとなっています。

先に、収録されているリバーブアルゴリズムを載せておきます。

01:ROOM - ルーム -
スタンダードなルームリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Size, Diffusion
サンプルムービー

02:HALL - ホール -
より大きな空間のホールリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Mid, Size
サンプルムービー

03:Plate - プレート -
クラシックなプレートリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Size
サンプルムービー

04:SPRING - スプリング -
スプリングリバーブサウンドです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Dwell, Number of Springs
サンプルムービー

05:SWELL - スウェル -
エフェクト音だけをボリューム・ペダルで操作しているように上昇させるリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Rise, Mode
サンプルムービー

06:BLOOM - ブルーム -
90年代スタイルのリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Bloom Length, Feedback
サンプルムービー

07:CLOUD - クラウド -
70年代後半に開発された、ゴージャスでビッグなアンビエントリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Diffusion
サンプルムービー

08:CHORALE - コーラル -
合唱がバックに入っているようなサウンドのリバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Vowel, Resonance
サンプルムービー

09:SHIMMER - シマー -
ピッチシフトが付加される、陽炎のようなリバーブサウンドです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Shift 1, Shift 2, Amount, Mode, Low End
サンプルムービー

10:MAGNETO - マグニート -
マルチヘッドエコー(3、4、6ヘッド)の全てのヘッドをONにしたサウンドです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Diffusion, Number of Heads, Head Spacing
サンプルムービー

11:NONLINEAR - ノンリニア -
リバーブの定義を無視したサウンドシェイプの個性的なエフェクトです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Shape, Diffusion, Late Decay, Late Level, Mod Speed
サンプルムービー

12:REFLECTIONS - リフレクションズ -
音響心理学を利用した精度の高い小空間リバーブです。
コントロール
Front Panel: Decay, Pre-Delay, Mix, Tone, Param 1 (Assignable), Param 2 (Assignable), Mod
Additional Parameters: Low End, Location Y, Location X, Shape
サンプルムービー

こんな感じです。では、セッティングから行きましょう。
 

  • セッティング

Fender American Standard Stratocaster


Strymon BigSky
strymon BigSky

strymon BigSky
価格:55,440円(税込、送料込)


Roland JC-120
Roland JC-120
セッティングはこの通りです。では、レポートしてみます。
 

  • 操作性

非常に多機能なペダルということで、操作系も複雑・・・かと思えば、かなりシンプルにまとまっています。確かにノブもスイッチも数が多いですが、非常にアナログ的な感覚で音を作っていくことができるのが大きなポイントですね。Typeで音を選択し、右のノブでパラメータを変更します。そして保存したければTypeノブを長押しする感じですね。試奏ではもちろんパラメータの保存はやっていませんので、その先については分かりません・・・が、Time Lineと同じならそんなたいした感じじゃなかったと思います。
Param1やParam2というノブがありますが、これはリバーブタイプによってパラメータが変わります。そのパラメータが何かは、ノブを動かすと左上のディスプレイに表示されるので、なにも考える必要はありません。ただ、少しだけエフェクターに慣れていないと、その表示自体が何なのか分からない、ということはあるかもしれませんので、初心者の方におすすめのペダル、というほどではない、ということも付け加えておきます。
 

  • サウンドレポート

では音について。今回はプリセットを読み込まず、順にTypeを動かし、リバーブごとにノブをいじくって音を作りながら試すような形で行いました。同じStrymonのリバーブペダル、blueSky Reverbを持っているので、その音をイメージしながら試すような形で行いました。
最初はRoomから順に試していったんですが、第一印象としては「音がとても良い」ということでした。もちろん前評判などでそれは知っていましたが、「大型化しても音を犠牲にしていない」というのがポイントです。
実は、このStrymonの最初の多機能ペダルで最初のモデルとなったTime Lineは、音はとても良いんですが、コンパクトタイプのBrigadierEl Capistanと比べると、「同じタイプの」ディレイでは音が結構違っていました。具体的には、若干Time Lineの方がダイナミクスレンジが狭まっているような印象のサウンドになっていました。
その感覚があったので、BigSkyもそういう可能性があるんじゃないかと思ったんですが・・・実際に並べて比較したわけではないので、多少違いがある可能性はあるものの、その差はかなり小さいと言って良いと思います。BigSkyのリバーブサウンドは、まぎれもなくStrymonがブレイクするきっかけとなった、blueSkyのあの気持ち良いリバーブサウンドを受け継いでいます。
Plate、Room、SpringやShimmerといった、blueSkyに収録されるリバーブサウンドを弾いて非常に良い印象を持ったまま、さらなる個性的なリバーブの領域へと移っていきます。
各リバーブアルゴリズムについては、基本的に上に挙げた動画で分かると思います。のであえて1つ1つ説明はしませんが、特に印象に残ったのはCloudとChoralですね。Cloudは、Eventide Spaceの「Blackhall」で似たような音を作ることができます。(私の場合はH9での体験ですが)Eventideらしい、空間の立体感が強く、同時にシンセ的な雰囲気をもったサウンドなんですが、それと同等のクオリティのサウンドが、このbigSkyでも作ることができる、というのがよく分かるリバーブタイプでした。
Choralは、使っていて最高に気に入ったアルゴリズムです。リバーブサウンドにフィルタを・・・たぶんパラレル・デュアルでかけて、バックにコーラスが入っているかのようなリバーブにしています。早いプレイだったり、単音ではそこまで強い効果にはならないんですが、白玉コードで弾いた時の広がりは圧巻です。上手く使うと楽曲の中で大きな盛り上がりを作ることができると思います。
あと、NonLinear。上の説明でも「リバーブの定義を無視したサウンドシェイプの個性的なエフェクトです。」という意味不明なことを言っていますが、これは試奏の時間ではなんだかよく分かりませんでした。ちょっと変わった感じの、音がふわっとした塊になるディレイみたいな使い方はできましたが、もう少しじっくり音を作らないと、このアルゴリズムの意図するところが見えてこないと思いました。少し難しいアルゴリズムです。
REFLECTIONSは、面白いです。鉄板にかこまれた小さな部屋みたいな雰囲気の残響が得られます。ショートディレイというよりもダブリングディレイみたいにして音を太くするような使い方もできると思いました。

実際、このリバーブ、本当にすごいペダルだと思います。音のクオリティは、少なくともギター用コンパクトペダルでは最高峰でしょう。Eventideと比べたら?同じくらいのクオリティだと思います。作れる音の幅も広く、いろいろなリバーブサウンドが味わえますね。
一方、最も近いライバルモデルであろうEventide Spaceと比較すると、少しだけ音の幅が狭まることもあると思います。特に、リバースリバーブはありませんので、その音が欲しいならSpaceかH9の方を選ぶことになると思いました。
むしろ、あえて欠点を言うとすればそのリバースリバーブくらいのものなので、普通はいらないんですよね。十分、どころか十二分に使うことができるペダルですし、使いこなそうと思うとけっこう大変なペダルだと思います。
ただ、各パラメータの操作感覚がアナログペダルに近いので、難しいことはあまり考えずにノブをいじくって音を出しながら音を作っていくのが良いと思います。このあたりの操作感はさすがにStrymonだと思いました。操作感については、唯一なにかあるとすれば、ノブによってパラメータの値が出たり出なかったり(例えばParam1の値は出るけどMixは出ない、等)することがあります。使っていく上で特に不便というほどではないと思いますが、音を作りながらあっちこっち見ないといけないような感覚もほんの少しだけあって、そこだけ統一してほしい、とは思いました。
 
というわけで、Strymonの最新リバーブペダル、「Strymon BigSky」のレポートでした。
記事中ではあえて、価格帯的に言えば上位モデルになるEventideのペダルと比較したため「あと少しこれが欲しい」みたいなところがあるような書き方になりましたが、冷静に考えるとこれはとんでもないペダルですよ。今、これだけの事ができるコンパクトリバーブペダルは、EventideとStrymonしか無い、といっても過言ではないと思います。サウンドクオリティも同等。操作性に関してはそれぞれなところがありますが、たぶん多くのギタリストはStrymonの方が音作りがやりやすいと思います。H9はある意味革命的な操作感でしたがコンパクトペダルとはまた違う形ですし、Factorシリーズは共通して多機能すぎて難しい、の領域までいっています。そういう意味で、多機能で音も良く、且つ操作性のバランスも上手くとったペダルが、このBigSkyである、と言えるでしょう。
本当に素晴らしいです。正直欲しいと思いました。H9買ったばかりだから踏みとどまりましたが・・・いつかは欲しいペダルですね。これ1台あれば、向こう数年、よほどの事が無い限りリバーブペダルは必要ない、と言えるほどの名ペダルです。これは是非とも試してみてください。
イントロダクションムービー

 
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