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BOSSの21世紀を振り返る! Part.2 〜2002年〜


BOSS」。日本が世界に誇るエフェクターの定番ブランド。「エフェクターと言えば」、その形を思い浮かべる人が特に多いのではないでしょうか。
そんなBOSSが、2014年、大きく変わろうとしています。そこで、改めてBOSSの21世紀を振り返ってみるこのシリーズ。Part.1では2001年のBOSSを見てみましたが、今回は2002年のBOSSを振り返ってみたいと思います。
2002年。21世紀になったばかりの2001年に続く年です。当たり前ですがw
この年に何があったかというと、1月からユーロが流通しはじめました。今では当たり前の通貨になっていますが、こう考えると時の流れは早いような気もします。初代XBox発売、家電量販店エディオンが誕生、学校が週休2日制になり、日韓共催FIFAワールドカップが行われ、Mozilla 1.0がリリース、小泉首相(当時)の北朝鮮訪問・・・という年です。この年のBOSSのペダルを見てみます。

BOSS RV-5 Digital Reverb

まずはこちら。現在でも定番のリバーブペダルとして名高いRV-5です。フルステレオインプット/アウトプットに対応するデジタルリバーブペダルですね。
コントロールはE.Level、Tone、Timeと、Spring/Plate/Hall/Room/Gate/Modulateの6種類からアルゴリズムを選択できるModeロータリースイッチという構成。シンプルですが、デジタルの強みを生かした分かりやすい構成が特徴です。新しいペダルですし、それほど目立つタイプではないんですが・・・この高い操作性と十分な音色、そして個性もあり、10年以上のロングセラーを続けるこのペダルは間違いなく名機と言えるのではないでしょうか。
2002年に発売されたモデルで、現在も販売されているのはこのペダルのみです。
サンプルムービー
 

BOSS DD-6 Digital Delay


続いて、こちら。このペダルは現在はDD-7という後継機が出ています。特にデジタルモデルの場合、後継機種の発売による生産完了は仕方がないと思います。
E.Level、F.Back、D.Timeコントロールと最大80・300・800・2600msまで(ステレオ時。モノラルは倍。)のディレイタイムレンジ、およびReverse・Hold・Warpのモードを切り替えるModeノブが付いています。Warpモードでは、フットスイッチを踏んでいるあいだフィードバックが増大して独特の効果を作ることが出来ました。モノラル使用なら5.2秒までのロングディレイに対応します。
Holdモードでは、最大5.2秒までのサンプリングループが可能。通常のディレイモードではフットスイッチを2秒間長押しすることでタップテンポモードとなります。
サンプルムービー
RV-5とDD-6、BOSSの新時代を担う残響系ペダルが同時に登場したのが2002年ですね。
 

BOSS PW-10 V-Wah


そして、このペダルも2002年です。モデリングを用いた世界初のモデリングワウとして発売。現在、後継機種は出ていません。様々なワウペダルからヴォイスやユニヴァイブまで、8種類のモデリングを搭載し、MT-2BD-2Big Muffなど、8種類の歪みモデリングも収録。設定のプリセットも可能で、ワウレンジのコントロールもできました。1台でシェンカーみたいなプレイも可能なペダルです。
サンプルムービー
 

BOSS OD-20 OverDrive/Distortion "DRIVE ZONE"


こちらは有名なペダルですね。様々な歪み系のモデリングをまとめたペダルです。後継機種は出ていません。
おそらくですが、2000年に発売され、現在もロングセラーを続けるLine6 DM4の対抗機種として製作されたモデルかと思います。
22種類の歪みを選択、4つのプリセットを保存でき、多彩なコントロールで音色調整が可能です。オクターヴダウンを付加することも可能で、正統派から変態的な音までカバーできるペダルです。
試奏レポート
サンプルムービー
 

BOSS GT-6B Bass Effects Processor


2001年に発売されたGT-6のベースバージョンです。BOSSベース用マルチエフェクターのフラッグシップモデルで、現在はGT-10Bがその後継機種となっています。
イントロダクションムービー
 
この年は、それほど多くのモデルが出たわけではありませんでした。しかし、その分とても秀逸なモデルが多い年だと思います。OD-20は現在は生産完了とはいえロングセラーモデルでしたし、PW-10は世界初のモデリングワウ、ということなんですが、それ以上に、この筐体のモデルは他にありません。あと、基本的に同系統のモデルを除いて型番を重複させないBOSSですが、このペダルだけはPW-2というオーバードライブを無視してワウペダルでPW型番を使いました。(もちろん、先行してPW-1というワウペダルがあった事実はありますが)ちなみに、そのPW-2は2001年に生産完了したモデルなので、古いからいいや、という感じではなく、「PW」のイメージを変えたかったのかもしれません。(PW-2は短命モデルでした。)
 
前回の2001年そして今回の2002年と、まだ2年分しか振り返っていませんが、今こうして見返してみると、この頃のBOSSのラインナップには明確な意志が感じられます。ここからは個人的な意見ですが、BOSSに並ぶ日本を代表する老舗エフェクターブランド、Maxonとの違いがここにあると思います。
本格的に、当時最も勢いのあったLine6への対抗意識がはっきりと出ています。
これは、「その後10年」のエフェクターの勢力図に大きな影響を与えたことは間違いありません。例えば、今勢いのあるt.c.electronicは、ラック全盛時代にBOSS(Roland)とデジタルエフェクトの覇権を争ったほどの老舗ブランドですが、TonePrintシリーズが出るまでは、少し取っつきにくいイメージがどうしてもあったと思いますし、当時Line6にいたジョージ・トリップスが入る前のJim Dunlop/MXRは、当時は低価格なエフェクターブランドというイメージがあったように思います。
それほど、Line6の勢いはすごく、それまでの老舗が霞むほどだったのです。そこに付いていこうとし、結果的にそれに並ぶブランドとなったBOSS。現在はデジタルやモデリングから脱却を模索しているようにも見えるBOSSですが、当時のBOSSの決断は、間違いなく正しかった、というか1つの正解だったと言えるのではないでしょうか。
そしてまた、今のBOSSの方向転換もまた、今後10年のエフェクター勢力図に於いて重要なものとなるということも、もしかしたらあるかもしれませんね。
Part.3 2003〜2005年へ続く
 
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